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トラブル続出のユンボ作業

開墾がスタートしたばかりだというのに、産屋敷さんが下の段の整地をやってくれて、上段に残った竹藪も伐採してくれたので、上段中央から北側に向けての竹藪の伐採作業にとりかかりました。

本来は十分にユンボ操作に慣れてから、とりかかる計画だったのですが、産屋敷さんがかなりの作業をやってくれたので、まだまだ慣れていないのに、やりはじめてしまったつけが早速でました。

水があふれだしたぁ


産屋敷さんが帰って約2時間、17時頃にサクッとユンボが掘ったところから、一気に水が噴き出しました。

あふれだした水

うわー、水道管を壊してしまった~。一応市役所の水道課から、水道が埋めてある管路の図面をもらっていたのですが、なにぶんかなり昔の話だったので、正確ではなかったみたいです。また深さも地面から15cmくらいの場所。浅すぎるでしょ!

大慌てで、市役所の水道課の電話番号を探し、電話をかけると、すぐに出動しますと言ってくれました。ただ元々この場所は森だと認識されていますから、そんなところに水道管がなぜ通っているのかって、そういう雰囲気は電話でも伝わりました。

待っている間にあふれだす水であっという間に敷地の中に川ができていきます。お隣のおうちまで引かれている水道管をつぶしてしまったので、お隣のおうちは水道が徐々にでなくなっていきました。

秋分の日を過ぎて、日暮れがどんどん早くなってくる季節です。あっというまに周りは真っ暗になっていきました。心細い中で待つこと2時間ほど、水道局の職員が来てくれました。

故障個所を探索する水道局職員

その後シャベルを手に該当箇所を探索し、さくさくっと応急処置で水を止め、壊れた水道管を交換し、汚れてしまった水を排水してから、お隣のおうちへの給水を再開してくれました。修理にかかった時間は1時間とちょっと。まさしくプロの仕事でした。

水道管をつぶして止め、修理後に90度ずらして再度開く
破損個所を取り換えた水道管(翌朝)

本来は修理は埋め戻しまでがセットだったみたいですが、わたしがユンボをレンタル中で、土が水を含んだ状態で埋め戻すより、ある程度乾いてから埋め戻した方が良いこともあり、後日わたしがきれいに埋め戻す約束をしてその日は作業終了となりました。
水道管は地面から15cmほど下に埋まっているので、またもや掘り当ててしまわないよう、目印の竹を立てておきました。

オイルが漏れる

トラブルは続きます。水道管につづいて、ユンボのオイル漏れが続出します。新品のユンボがレンタルされたからなのか、作業による振動の影響なのか、油圧ケーブルのコネクタボルトが緩んでしまうみたいで、3日目、7日目と連続でオイル漏れが発生しました。
ユンボをレンタルをしているキナンに電話をして、サービスの人が来てもらいました。ボルトの締め直しをして、オイルを再充填してくれました。
3日目はブーム部分、7日目はアーム部分です。
その後もオイル漏れは続いて、10日目くらいに下回りからオイルが漏れて、さらに20日目位には油圧ケーブル断線までひき起こして、ドバーッて油が漏れる事故もありました。呪われてるんだろうか?

3日目のオイル漏れ修理
7日目のオイル漏れ修理

崖から落ちる

徐々にユンボ操作に慣れ始めたころ、さらなる大トラブルが発生します。上段の中央部分の伐採が終わってしまい、最初はプロにお願いしようかと思っていた北側の崖の部分の伐採をはじめて間もなくです。

大きな木をユンボでひっかけ、手前に引っ張ったところ、乗っていたユンボが木に引っ張り返され、一気にがけ下に落っこちてしまいました。崖の斜度は約40度です。

大慌てで、アームを下に振り、地面をシャベルで支える状態にして、ユンボの転倒を防ぎます。

崖に落ちかけて停まったユンボ

当然ながら再度上に登ることは不可能です。これは下になんとか降りるしかありません。Youtubeのユンボのビデオでは、斜面の下側に腕をついて、少しづつ、少しづつ降りれば、安全に下ることができるって言ってたのを思い出しました。

しかし斜面には写真のように竹藪が密集しており、さらには竹藪の中にはかなり大きな木が潜んでいました。慎重に慎重にと思ってはいたものの、結局は大きな木に妨げられ、まっすぐ下側に降りることはできず、途中で半回転しながら滑り落ちてしまいました。

なんとか転倒してしまうことだけは避けられたものの、竹藪を突っ切り、大きな木にガツンガツンとぶつかったユンボはボコボコになってしまいました。写真の様に裏ブタが外れてしまって、閉まらなくなってしまっていますし、ライトはちぎれてぶらぶらになっていました。

斜面を滑り落ちてボコボコになったユンボ君

ごめんなさい。ユンボ君。1週間前までは新品で、輝いていたのに~

こうして北側の崖の下まで落っこちてしまったので、ここからは逆に斜面の上に向かって斜面を切り裂いて、ユンボが上がれる道を作るため、下から上に向かって伐採作業を進めることに方針転換を図ることとなりました。

仮設林道整備→勝利への日の出


そして北側の斜面の下から斜面を斜めに這い上がるように、3日間をかけて仮設林道(動画で見てください)を建設しました。転んでもただでは起きない。これはわたしのモットーです。

竹藪の伐採方法もどんどん精度が上がってきました。竹の根元にユンボのシャベルをそっと押し当て、押したり、引いたりしながら、シャベルの刃に竹の根っこが引っかかって、巻き付くようにしてから、アームを引き上げることで根っこごと、竹を真上に引き抜くようにしました。

竹を奥へ押すと、反発して竹の先が顔とかに跳ね返ってくるし、逆に竹を手元に引き寄せると、ユンボが前に引っ張られて、落っこちてしまいます。しかし上に抜いてしまえば反動なく処理できるのです。地面を掘ると竹の根っこを掘るだけじゃなく、必要以上の土を無駄に掘り返してしまいがちで、あとで土だけを戻す手間が増えちゃうんですが、上に引き抜けばその問題も起こりません。

ようやく竹藪との闘いに勝利が見えてきたのでした。

陽はまた昇る(敷地の目の前、ぷろの浜より)

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