🌠VRでのライブパフォーマンスについて紹介してみる。🌠

2021年8月9日 12:49

みなさん！お久しぶりです！
星空ロックバンド Comet*Dusts ギター担当のKooTAです🎸🎸
前回のnote更新から早4か月強も経っていることにびっくりしながら書いてます💦もう少し更新頻度を上げれるよう努力したいですね…！！

🌠はじめに

さて、今回はタイトルにもあるVRライブのパフォーマンスについて紹介していきたいと思います！
まずはこちらの映像をご覧ください！！

🌌VRバンドライブイベントプレアデスの夜 Vol.2 Youtubeアーカイブ🌌

この動画は先月24日に開催されたVRバンドライブイベントプレアデスの夜Vol.2より、Comet*Dustsが演奏した「I cannot」のパフォーマンス部分から引用しています。
（I cannot … 2nd E.P. Cosmos収録曲です👇）

Comet*Dustsでは全員VR フルボディトラッキング可能ではあるものの、ライブ演奏との兼合いも考慮して以下の構成でパフォーマンスしています。

VR上での演奏パフォーマンスと聞くと…

　①演奏を最優先して、デスクトップでプレイ
　②VRでもパフォーマンス（演奏の動作）を
　　最優先して、HMDを装着した状態で演奏
　③人型アバターを使用せず、演奏トラッキング
　　に意識を向けない / 細かい動きは再現しない
　④VRChatの機能やUnityを用いたアバター
　　ギミックの工夫で①,②共に解決 / 妥協
　　してパフォーマンス
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　…etc

と色々なやり方があり、VR上でパフォーマンスする/したい方々は日夜研究されている部分かと思います。

Comet*Dustsでは、メンバー全員がフルボディトラッキングでのライブパフォーマンスを追求したいという思いで、手探りながらも日々試行錯誤しています。

本稿では、プレアデスの夜 Vol.2でギター担当のKooTAがプレアデスの夜Vol.2で実際に行ったデスクトップの状態で演奏に専念しつつ、VRでのライブパフォーマンスも両立できる方法について紹介します！！
紹介する方法は上記④に相当するものです。

基本的には以下のようなフローです。

　①各曲、パフォーマンスの演奏モーションを
　　事前収録（HUMRにて収録）
　②楽曲の開始に同期して再生・停止
　　（USBフットペダルスイッチの使用）

考えてみると非常に単純な構成になっています。

🌠①HUMRについて

HUMR(HyakuashiUdonMotionRecorder)はVRChat上での動きをHumanoidAnimationとして出力するためのunitypackageです。

（下記BOOTHのリンクより、一部引用しました）

こちらのツールを活用し、VRChat上で演奏モーションを収録したものをライブで使用しました！！
HUMRの使用方法等は本稿では触れません。
詳細は上記BOOTHのリンクをご確認ください！！

🌠②USBフットペダルスイッチの使用

VRChat上で任意のアニメーションを発動するために、Avatars 3.0の機能であるExpressions Menuを使用しています。
こんな感じの緑色のヤツです👉

写真1. Expressions Menuについて

写真2. ライブ用に7通り登録した状態

このメニュー自体はキーボードの "r" キーの押下で ON/OFF 可能です。アニメーションの選択は左クリックで行えるので、これを足元で行うことができれば演奏に専念した状態でパフォーマンスができるのでは…！？
という発想です。演奏中の足元操作はギタリストなら朝飯前のはず🎸🎸

USBフットペダルスイッチは各通販サイト等を調べるとたくさんヒットしますが、自分が使用しているものを参考に記載します。

自分は "r" キー、左クリックの他に画面切り替えのキーを割り当てて使用
しています。VRライブ中にアクティブウィンドウを切り替えたいタイミングが多いので、自分はこれをアサインして使用することが多いです。

　🌟"画面切り替え" が必要になる例
　　・デスクトップということもあり、自分が
　　　SYNCROOMの音声をTopazChat Playerへ
　　　渡すことが多いので、ライブの合間に
　　　音声のバランスを調整したいとき
　　・Youtube配信時に、すぐにコメントを
　　　確認したいとき
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　…etc

写真3. 実際に使用しているフットスイッチの外観

①、②を活用することで、HUMRで事前収録したアニメーションをライブの演奏に手動同期させる形でプレアデスの夜Vol.2のようなパフォーマンスが実現できます！！！🌟🌟

本方式のメリット・デメリットは…

🌔メリット
　・演奏に専念できるため、楽曲のクオリティを
　　担保できる。
　・VRChat上で見える動きが通常のフルボディ
　　トラッキングでのパフォーマンスに比べ、
　　実際の演奏と動きを切り分けることができる
　　ためより派手なパフォーマンスができる。
　・今回は演奏の動きにフォーカスした内容
　　だが、仕組みが単純なため応用が効くこと。

🌘デメリット
　・仕組み上Expressions Menuに登録した動き
　　しか表現できないため突飛なパフォーマンス
　　はできない。そういった部分も考慮した上で
　　ライブの楽曲やMC、流れをある程度バンド
　　内で練る必要がある。
　・リアルタイム同期ではないため、演奏と動き
　　を同時に行いたい場合には対応できない。

纏めると、実際の演奏とライブパフォーマンスを切り離せるかどうかが今回ご紹介した手法の妥協点になります。

🌠さいごに

今回は、プレアデスの夜 Vol.2でのライブパフォーマンスについてご紹介しました！！パフォーマンスについてはライブ後もたくさんのお声をいただけたので、何かしら形に残したい…！！と思い noteにその裏側を綴ってみました！同じくVR上で音楽を志す方や、これからVR上で音楽活動を始めてみたい方の一助となれば幸いです。

以上となります！
それでは、また次回お会いしましょう！
良きVR音楽ライフを！！

🌠Comet*Dusts / Guitar: KooTA 🌠

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