無名ロックバンドがVRC内のライブ映像と音源のMVで「音楽を止めるな3」に殴り込んだ話

どうもこんにちは、星空ロックバンド『Comet*Dusts』ボーカルのにゃんこむです。
今回は、無名バンドがVRC内のライブ映像と音源で「音楽を止めるな3」に殴り込んだ話について語りたいと思います。

※当バンドはこの1年VRCでのバンド活動に注力するぞ!と意気込んでいるため、VRC贔屓の記事になります。どうか悪しからず御了承ください。

『Comet*Dusts』は2019年12月から活動を始めたものの、まだまだ無名です。

いわゆる社会人バンドの為になかなか時間が取れなかったり、そもそもメンバーが各地に散らばっていて2021年3月の現在でも1度も全員合わせてセッションした事が無いという状況だったり、オリジナル曲で勝負したい!という想いがあって1年目は曲作りに専念してたり、言い訳を並べたらキリがありませんが……表立って活動出来ていないというのは正直歯がゆいところです。


そんな状況で申し込んだ音楽を止めるな3でしたが、色々と衝撃的で嬉しい事も多くありました。

衝撃①
Youtubeのチャンネル登録者が劇的に増えた!

有難いことに音楽を止めるな3に出演して、登録者が20人ほどだったのが一気に100人を越えました!
無名で露出する機会も少ないと、曲を作っても見てもらえるチャンスが無いですからね……。
今まで応援して下さった方のためにも、新しく登録して下さった方のためにも、良い曲をお届けしなければ!!とモチベーションが大幅に上がっています。


衝撃②
どの曲もMVクオリティ高すぎ!

音楽を止めるな3は企業勢個人勢Vtuberごった煮なイベントです。
前回は出演しなかったのでよくわからなかったのですが、ここまで企業個人の垣根無くMVがランダムで流れるとは思っていませんでした。
なんとなく、1日目は有名な人、2日目からは個人なのかな~なんて、想像していたんですが、ホントに完全ランダムなんですね……。

企業勢のクオリティは言わずもがなですし、個人の方のMVも音楽・映像共にハイクオリティで、これ外注したら何十万かかるんだろ……みたいなクオリティのMVばかりで衝撃的でした。

当バンドは先日主催した「プレアデスの夜」というVRC内のバンド音楽イベントのライブ映像と音源をMVにして提出したのですが、
「ライブ上手くできたし、みんなに見て欲しいね」
なんて軽い気持ちで応募してしまったことに、最初は激しく後悔してました。

↓ライブのアーカイブはこちらのYoutubeからどうぞ↓

ライブが上手く行ったと言っても、VRCでライブをする上で遅延やノイズはどうしても発生するし、他の人はライブ映像使っていたとしても音源はCD用のを流用してたりするし、そもそもCD音源と比べると生演奏ってクオリティどうしても下がるし……ヤバいナメてた……こんなクオリティのモン出すな!って石を投げられる……!!

と、自分たちの映像が流れるまではずっとドキドキでした。

衝撃③
VRCの生バンドの可能性が見えた!


Comet*Dustsの映像がいざ流れると、無名なので「……誰?」みたいな空気は流れるものの、
案外「VRCでこんな風に生演奏できるんだ!」と驚いてくれる人が多い事に、逆にこちらが驚きました。

AMOKAだってmemexだって、ライブサウンドをお届けしてるハズなのになぁ……と府に落ちない所はありましたが、
Youtubeや他の媒体でVRCでの活動を目にする場合、高クオリティなMVを流したり、VR内だったとしてもカメラワークがめちゃめちゃ凄い映像を流す事が多いので、実際にVRCをプレイしているお客さんの目線・環境での映像って逆に貴重なのかなぁ~と思いました。

ハイクオリティなVRCのMV映像は企業系Vtuberが作るハイクオリティMVと遜色無いので、VRCをプレイしていない人にVRCの何がどう違って凄いのか説明するのって難しいですよね。

そういう点では、VRC内での体験をそのままお届け出来てとても良かったです。

VRCにVRで入った方ならよくわかるかと思いますが、VR体験の魅力って言葉では表せないものがあります。
「とりあえずVR被ってみて!!わかるから!!!」とつい言いたくなってしまいますよね。

余談ですが、当バンドはボーカル以外フルトラ環境という「VRCでの動き」には凄くこだわりを持った猛者ばかりなので、演奏している動きをそのままVRC内に反映させたくて日々苦心してますが、そういったこだわりも「VRC凄い!」に繋がったんだと思います。

VRCでのバンド音楽はリアルでのライブとはまた違った難しさや面白さがあります。

生ライブ体験をそのままVRCで再現しようとしている個人勢の方とお話すると、工夫や苦労を重ねていて勉強になります。

先日開催した「プレアデスの夜」では、私たちのバンドではありませんが、メンバーが一人一人居なくなる……なんて現実ではあり得ないようなトラブルも起こったり……。
トラッキングが飛ぶ(機器が正しく認識されない)と言葉に出来ないような姿勢になったり……。

↓PHAZEを襲った悲劇はコチラ↓


ただ、それを見ているお客さんもその苦労や工夫を知っている方が多いので、何かトラブルが起こっても。むしろそれを楽しんで下さる空気感が、私はとても好きです。
トラブルが起こった方が展開的に美味しいのでは??と思うほどです。

今後も良い音楽を作れるよう精進していくのはもちろんですが、
VRCでしか出来ない体験『も』あるよ!と伝えて行けたら良いな~と思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?