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自衛官候補生試験について

今回は自衛官候補生試験について述べていきます。まず、自衛隊の任用区分には色々ありますが、高校卒業をした段階で受けられるものは

・自衛官候補生(任期制)
・一般曹候補生(バッジ)

の2つがあり、自分は自衛官候補生として試験を受けました。一般曹候補生としての試験も考えましたが、今思うと自身の選択は正しかったと思います。

試験内容についてですが、自衛官候補生の試験を受けた時は、国語・数学・社会・小論文・面接と身体検査になります。

国語・数学・社会については中学校レベルの内容でハッキリ言えば、普通に学校の勉強をしていれば誰でも受かります。小論文については、「規律について、貴方が思うことを論じてください」というような内容だったと思います。面接では志望動機や将来の展望等を聞かれました。身体検査ですが…虫歯についてはよく見られた気がします。どちらも問題が無かった訳ですけどね。

それらの試験に受かって、無事に自衛官候補生になりましたが、自衛官候補生と一般曹候補生の主な違いは階級と昇任スピード、賃金になります。

自衛官候補生は任期制隊員と呼ばれ、簡単に言うと「契約社員」の立場になります。対して、一般曹候補生は「正社員候補」となるイメージです。任期制隊員は1任期(陸上は2年)毎に退職、任用となりますので、任期満了金(退職金)が貰えます。任期の継続は自由です。
一般曹候補生は採用されると2士という階級からスタートして、4月入隊の場合には6月にはボーナスも貰えます。また、昇任のスピードも早いので、陸曹候補生試験もすぐに受験できるというメリットがあります。

自衛隊に入隊するなら、任期かバッジを選ぶことになりますが、広報官の言う事を鵜呑みにせずに自分で考えて選ぶようにして下さい。次回は自衛隊に入隊した人ってどんな人という事について書いていきます。

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