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みんなで選ぶオールタイム日本映画ベスト100 in 2020【後編 50位~1位】

 ※これは後編です。ぜひ前編もご覧になってください。

 どうも。映画に生かされている大学生、マカロニ大聖堂です。

 2020年の終わりに突如始まった「みんなで選ぶオールタイム日本映画ベスト100 in 2020」企画。そもそもは「みんな参加してくれるかなあ・・・」なんて、恐る恐る始めた企画でした。しかし蓋を開けてみれば、反響の大きさにこちらが恐れ戦いてしまうほど。それでも何とかかんとか無事に企画を終えることができ、企画者の私もホッと一息ついたところです。投票くださった方々も、暖かく見守ってくださった方々も、本当にありがとうございました。

 それでは残る50作品を見ていきましょう!

【このランキングについて】
・Twitterのリプ、DMに寄せられた個人の投票を集計しています。
・正確な数字は調べていない(調べるのが面倒くさい)のですが、約450人のデータを集計しました。
・募集期間は2020年11月13日から11月26日の間です。
・投票された作品数は計1252作品です。
・同点の場合、個人の投票において「より高い」順位を「より多く」獲得した作品を上位にしています。それでも決まらない場合は、乱数を発生させて順位づけしています。
・作品に付された紹介文は有志の方にご協力をお願いしました。
紹介文は随時追加するつもりですので、ご希望の方はいつでも@makaroni_seidouまでDMをお願いします。お待ちしております。

50位『乱れる』(1964、成瀬巳喜男)

獲得票数:77pt

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49位『血と砂』(1965、岡本喜八)

獲得票数:78pt

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48位『県警対組織暴力』(1975、深作欣二)

獲得票数:79pt

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警察対ヤクザという設定の作品は数多くあるが、この作品ほど双方の組織どちらもを魅力的に描いた作品はないだろう。
【宇佐美 汰一 @usamt00】
『仁義なき戦い』の深作欣二・笠原和夫コンビ再びー。菅原文太をはじめとするお馴染みの『仁義ー』メンバーたちに加え、監督・脚本家までも"鼻唄まじり"で取り組んだことは容易に想像がつく。それほどまでに、テンポは軽快だ。だが皮肉なことに、これ以降東映実録路線は落日の気配が濃くなっていく。
【奏でる惑星 @fordvsfe】

47位『横道世之介』(2013、沖田修一)

獲得票数:79pt

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46位『人魚伝説』(1984、池田敏春)

獲得票数:79pt

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45位『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(1984、押井守)

獲得票数:83pt

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44位『麦秋』(1951、小津安二郎)

獲得票数:84pt

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43位『東京上空いらっしゃいませ』(1990、相米慎二)

獲得票数:86pt

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最強のアイドル映画は、役者本人のキャリアの一瞬のキラキラを真空パックしてしまう。演技だとか役作りだとかそういう領域をはるか上空から見下ろす牧瀬里穂のしなやかさと、天才・相米監督の不覊奔放な演出のシンクロ。「帰れない二人」歌唱シーンでは多幸感と切なさが同時にやってきて変な涙が出ます。
【365映画 @365_cinema】

42位『回路』(2000、黒沢清)

獲得票数:86pt

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41位『ゆれる』(2006、西川美和)

獲得票数:89pt

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かたや都会で華々しい暮らし、かたや田舎のガソリンスタンドで地味な暮らしという兄弟と、弟の元・恋人が織りなす家族の絆・絶望・再生の物語。登場人物の心情が生々しく、鬼才・西川美和監督の片鱗を見たという感じ。大好きな作品です。
【葉九 @yorke_benimal】
最後のシーンがいつまでも心に突き刺さります。このタイトルも含めて名作。
【ハロー @motoshunin】

40位『近松物語』(1954、溝口健二)

獲得票数:90pt

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39位『EUREKA ユリイカ』(2000、青山真治)

獲得票数:92pt

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生きろとは言わん、ばってん死なんでくれ。

90年代邦画のなかでもとびきりの陰鬱さと虚無。

三時間半の中でたくさんの出会いと別れと過ちと喪失があって、長すぎる上映時間は彼らのPTSDとその解放の疑似体験です。最後の最後に梢(宮崎あおい)さんが取り戻してくれた景色のお陰で、一生忘れられない映画になりました。本当に、一生。
【たねK @seasideline】

38位『万引き家族』(2018、是枝裕和)

獲得票数:95pt

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虐待で居場所のない子どもを引き取って一緒に生活する、仕事はなく、母の年金と万引きで生計を立てる...センセーショナルな作品。こういう子どもや家族が実際にいることを想像するとなんとも言えない無力感に襲われる。細野晴臣さんの劇伴もこの家族そのものの不安定さを感じさせる、見事な作品。
【葉九 @yorke_benimal】

37位『人情紙風船』(1937、山中貞雄)

獲得票数:97pt

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36位『羅生門』(1950、黒澤明)

獲得票数:99pt

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35位『雨月物語』(1953、溝口健二)

獲得票数:106pt

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田中絹代と京マチ子の名演と巧みな脚本が光る古典的名作。
全盛期の溝口健二の力を存分に味わって欲しい!
【匿名希望】
モノクロ映画の映像としては一つの到達点なのでは?しかしラストの田中絹代のモノローグに深く胸うたれましたね。
【マサミチ @kdp2f88pol】

34位『その男、凶暴につき』(1989、北野武)

獲得票数:107pt

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北野武が初めて淀川長治を唸らせた名作。
最後の結末まで含めてありそうでなかった愛を感じる問題作。
【LX@趣味垢 @LX15594785】
「当初は深作欣二がメガホンを執り、ビートたけし主演で公開される予定だった本作、スケジュール調整が難航し北野武監督が誕生したのは有名な話だが、これが吉と出た。
無名に近い俳優陣の起用、独特の間合いや極端に無駄を排した演出など(岸部一徳のオフィスを見よ!)、これが本当に初監督作なのかと疑いたくなる非凡さが全開。後に淀川長治や黒澤明もその才能を称賛した"世界のキタノ"の監督デビュー作」
【奏でる惑星 @fordvsfe】

33位『残菊物語』(1939、溝口健二)

獲得票数:107pt

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32位『幕末太陽傳』(1957、川島雄三)

獲得票数:108pt

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無一文なのに遊女屋で遊びまくった佐平次
代金代わりに客のトラブルを次々と解決し、礼金まで稼ぐ始末
そこに高杉晋作(石原裕次郎)も現れ…

居残り佐平次、品川心中、三枚起請、お見立てなど古典落語を散りばめた傑作喜劇

「へへ、首が飛んでも動いてみせまさア!」
【やみくろ @yamikuro 1027】

31位『犬神家の一族』(1976、市川崑)

獲得票数:109pt

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全編を通して演技・カメラ・音楽の力でとにかくスピード感が凄い。いま、沢山の映画で真似されている技法のほとんどが使われているので、画質や言葉以外の古さは全く感じさせません。屋外撮影も多いため、今でも上田市に行くと聖地がけっこう残っています。

出会いと別れの多い人生、金田一さんのように飄々と誰かの記憶の中にふっと残っていけたらなと思えるそんな映画です。
【たねK @seasideline】

30位『台風クラブ』(1985、相米慎二)

獲得票数:111pt

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29位『椿三十郎』(1962、黒澤明)

獲得票数:113pt

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28位『ゆきゆきて、神軍』(1987、原一男)

獲得票数:115pt

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27位『天空の城ラピュタ』(1986、宮崎駿)

獲得票数:117pt

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スタジオジブリの代表作。勧善懲悪のファンタジー作品。キャラクターが皆魅力的でスッと入ってくる。もうしょっぱなから空から女の子が降ってくるというとんでも展開。観る人の心を掴んで離さない。ラピュタに着いた時のロボット兵の名シーン、鮮やかな緑とのコントラストは何度見ても泣いてしまいます。
【葉九 @yorke_benimal】

26位『ルパン三世 カリオストロの城』(1979、宮崎駿)

獲得票数:117pt

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コアなルパンファンには受け入れられないらしいが、エンタメとして非常に完成されている。例のシーン・台詞ばかりが一人歩きしているようにも感じるが全編通して綺麗に纏まっている。
【葉九 @yorke_benimal】

25位『用心棒』(1961、黒澤明)

獲得票数:117pt

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24位『キッズ・リターン』(1996、北野武)

獲得票数:117pt

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北の映画にハマった流れで視聴。ヤクザ成分は少なめで、どちらかというとピュアな若者の挫折と成長、非常にわかりやすい映画。北野監督の独特な間は健在で心地よい。
【葉九 @yorke_benimal】

23位『千と千尋の神隠し』(2001、宮崎駿)

獲得票数:118pt

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もののけ姫の次の作品で監督のプレッシャーは相当なものだったと思う。そんな期待を軽々と跳ね除け、千尋という女の子の成長物語に振り切った作品は見事。中学生の時に男4人で見に行った。
【葉九 @yorke_benimal】

22位『狂い咲きサンダーロード』(1980、石井聰亙)

獲得票数:124pt

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最高の映画、男は全員見ろ!女も全員みろ!
【宇佐美 汰一 @usamt00】

21位『ジョゼと虎と魚たち』(2003、犬童一心)

獲得票数:125pt

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障害をもつ女の子との恋愛をリアルに生々しく描いた作品。高校生の自分には刺激が強すぎた。のちの人格形成に影響を及ぼすほど。くるりが担当した劇伴およびハイウェイは名曲。
【葉九 @yorke_benimal】
脚の不自由な関西弁の少女ジョゼと大学生の主人公の恋物語。この映画が人々の心にこんなにも刺さるのは、自分ならどうするかをどうしても考えてしまうからだと思う。

障害のある彼女と一生いきていけるか。これは愛なのか同情なのか好きなのか可哀想なのか。愛だとして、現実とは。そんな女々しい僕ら観客の男どもを尻目に、彼女の車椅子は力強く軽やかに街を行く。

池脇千鶴がかわいい。
【たねK @seasideline】
ジョゼと恒夫の切ないラブストーリー。ってだけじゃないけど敢えてそれぐらいの知識で観てほしい。何回観てもいいけどやっぱり初見の感動は超えられない。
【ハロー @moo 】

20位『切腹』(1962、小林正樹)

獲得票数:131pt

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影の名監督小林正樹の代表作。
竹光でのハラキリが超有名。
【匿名希望】

19位『もののけ姫』(1997、宮崎駿)

獲得票数:145pt

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いろいろな意見があるのは承知の上で申し上げますが、宮崎駿監督の集大成的位置づけだと思っています。思想、種族、国、性別、障害、あらゆる「違う」要素が絡み合い、憎しみ合わず共生するためにはどうすべきなのか…憎しみからは憎しみしか生まれないということをこのスケールで描いたことに脱帽。
【葉九 @yorke_benimal】

18位『砂の器』(1974、野村芳太郎)

獲得票数:148pt

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<感動の権化>
現代ミステリーの原点にして頂点でもあるザ・日本映画。
加藤嘉の演技と宿命の回想シーンは間違いなく映画史に残るシーンです。【Pegasus @Pegasus_eiga】
これは清張ミステリーとしてはイマイチの原作と比較して観てみると、如何に橋本忍の脚色が巧みか分かります。
【マサミチ @kdp2f88pol】

17位『生きる』(1952、黒澤明)

獲得票数:159pt

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市役所の職員として流されるように生きてきた男が、末期癌を宣告されたことで自分の人生を見つめ直す、という元祖・余命宣告もの(厳密には元祖じゃない気がしますが)。
志村喬扮する主人公が、生きる意味を求めてああでもないこうでもないと試行錯誤していく過程が丁寧かつスリリング。「個」としての人間に対する徹底的な讃歌の映画でもあると思います。「ゴンドラの唄」はおじさんにこそよく似合う。
【匿名希望】

16位『天国と地獄』(1963、黒澤明)

獲得票数:160pt

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15位『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』(2001、原恵一)

獲得票数:161pt

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この映画の凄いところは、クレヨンしんちゃんらしさを残しつつ、親子、家族といった大きいテーマを扱いながらも違和感がなく完成されているというところ。ある意味、ルパンで言うところのカリオストロの城的な位置付けなのかもしれない。何度見ても泣いてしまう。特に、ヒロシと近い歳になって子どもができてからはもうダメ。
【葉九 @yorke_benimal】
懐かしいってそんなに良いことなのかな?

高度成長期の日本をイメージしたテーマパークで大人達を懐かしさで洗脳し世界征服を企む秘密組織との戦い。

誰だって今は辛い。大人になるにつれて仕事や家庭や社会や未来など余計なものがどんどんどんどん澱みのように積み重なって、毎日が辛い。そんな大人達に代わって今と未来の象徴である(懐かしさを知らない)子供たちが奮闘する。

父ちゃん、オラがわかる?

その致死性の懐かしさから今に繋がる回想シーンの描き方は僕たちオトナの心を強く揺さぶる。揺さぶられ過ぎて、もう冷静に観ることは出来ない。
【たねK @seasideline】

14位『ゴジラ』(1954、本多猪四郎)

獲得票数:161pt

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13位『ツィゴイネルワイゼン』(1980、鈴木清順)

獲得票数:1980

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12位『仁義なき戦い』(1973、深作欣二)

獲得票数:173pt

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この映画の後に作られたヤクザ映画は全て、この映画と比較されると言っても過言ではないほど日本ヤクザ映画史に深く名を刻んだ名作。
【宇佐美 汰一 @usamt00】

11位『桐島、部活やめるってよ』(2012、吉田大八)

獲得票数:176pt

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私は30代前半ですが学校生活の描かれ方が非常にリアルだと思います。学校があればそこには必ずカーストが存在します。それぞれが精一杯生きている。この映画は些細なことからそのカーストに綻びが出て、次第に大きくなっていく映画。あまり語るとネタバレになってしまうのですが、極めて異質な映画とだけ言っておきたいと思います。傑作。
【葉九 @yorke_benimal】

10位『東京物語』(1953、小津安二郎)

獲得票数:180pt

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離れて住む親と子供達の関係を軸に描かれた小津安二郎監督の名作。作品の根底に老いと孤独感、生と死といったものがあり、心に刺さります。原節子さんの美しい佇まいは憧れでした。宝物のような映画です。
【Kei @mdfmfan202】

9位『丹下左膳余話 百萬両の壺』(1935、山中貞雄)

獲得票数:190pt

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8位『この世界の片隅に』(2016、片渕須直)

獲得票数:198pt

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今までにない切り口での戦争の描かれかたに非常に刺さるものがあった。戦争と同時にそこには普通の暮らしがあった。生活している人々がいた。とてもリアルに、生々しく感じられる映画だった。のん。が演じるすずさんは大変素晴らしかった。
【葉九 @yorke_benimal】

7位『日本のいちばん長い日』(1967、岡本喜八)

獲得票数:201pt

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太平洋戦争の最後の一日。ポツダム宣言を受け入れ玉音放送が流れるまでの24時間、天皇陛下が読む原稿の内容をギリギリまで修正したり、最後まで抗戦しようと反発する青年将校や基地を諌めたりした人達の政治ドラマ。

前線の悲惨な戦いだけでなく、当然あったはずの国内での戦いを丁寧に、激しく描く。

戦争には負けた、ではどのように負けて、戦後の日本をどう残すか、十年、百年後の日本の為に命を燃やした人々。

陸軍大臣に三船敏郎。日本のサムライの象徴みたいな人があんなにも苦悩する姿に、敗戦を強く意識させられる。
【たねK @seasideline】

6位『CURE』(1997、黒沢清)

獲得票数:216pt

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5位『愛のむきだし』(2008、園子温)

獲得票数:227pt

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AAAの西島隆弘および満島ひかりの出世作。これぞ園子温監督という感じ。衝撃映像。某宗教を扱ったセンセーショナルな作品。物語に起伏がありすぎて落ち着いて見られない。だがそれがいい。映画とはこうあるべき。THEエンターテイメント。
【葉九 @yorke_benimal】

4位『シン・ゴジラ』(2016、庵野秀明・樋口真嗣)

獲得票数:265pt

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ゴジラの新作を庵野秀明が撮るらしいよ。と言われたときの期待と不安。太い尻尾と大きく口を開いた予告を観てからの安心感。そして満員の劇場。その後どんどん上昇を続ける興行収入のニュース。発表から公開までの全ての出来事が「体験」でした。

オタクなら分かる、あちこちに散りばめられた過去作への強いリスペクトと史上最高の熱線シーンで、非対戦型ゴジラ映画の中でも最上位であることは疑いの余地が無いと思います。
【たねK @seasideline】

3位『太陽を盗んだ男』(1979、長谷川和彦)

獲得票数:322pt

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無気力な理科教師はある事件に刺激され、原子力発電所からプルトニウムを強奪
原子爆弾を自宅で製造し、警察にストーンズ来日公演など要求…

沢田研二の鋭利なアナーキズム全開、ピカレスクロマンの金字塔

それは太陽をつかんでしまった男の
“ 異常な愛情 ” 
【やみくろ @yamikuro 1027】

2位『ソナチネ』(1993、北野武)

獲得票数:378pt

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北野映画ではおなじみのいわゆるヤクザ映画ですが、途中で沖縄の美しい海で遊んでいるシーンがヤクザとは対照的な平和なシーンでとても印象的。一体何を見せられているんだろうという気持ちになる。ラストは圧巻。
【葉九 @yorke_benimal】
みな「ソナチネ」のイメージに
ただよいたい
浜辺の撃ちあい花火に魅力され
砂浜の死に愕然と驚かされ
穴に落ちアロハに笑い
ソナチネの青い死に
自分を溶け込ませる
それはソナチネとともに
死にたいかのようだ
つまり
ソナチネが好きなんだ
みんな
【どーもキューブ(続) @doomocuube】

1位『七人の侍』(1954、黒澤明)

獲得票数:533pt

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 という訳で、ランキングは以上になります。改めてこうして眺めてみると壮観ですね。見事に日本映画の名作・傑作が並びました。日本映画の「入門編」としても「復習編」としてもなかなか良いリストに思えます。

 しかしその一方で、議論の余地はいくらでもありますね。今村昌平は?高畑勲は?大島渚は?寺山修司は?山田洋次は?なんて・・・ランクインしなかった名監督はたくさんいますし、『風の谷のナウシカ』は?『隠し砦の三悪人』は?『リング』は?なんて言い出したらきりがありません。初代『ゴジラ』より『シン・ゴジラ』が上なのはどうなんだ、とか、一位が『七人の侍』なのは収まるところに収まりすぎではないか、とか・・・。

 まあでも、前編で言ったことの繰り返しになりますが、いちばん大事なところはそこなのだなあ、とも思ったりします。いろいろと議論すること、考えること。せっかくみんなで作ったランキングなのですから、みんなでいろいろ考えるのが良いんじゃないでしょうか。みんなでああだこうだと考えているうちは、日本映画は生き続ける、とも思うのです。

こんなことお願いして良いのかな、とも思うのですが・・・。
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