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犬を飼った理由

子供が3歳の頃、とあるショッピングモールへ行った時にペットショップを見つけ、何気なく子供と犬や猫、小動物を見ていました。
何度も見に行ってますし、飼うつもりもなく・・です。

その売り場には、ケージの中ではなく写真だけを飾られている少し大きくなった子達がいました。

子供が急に、
「なんでこの子達は外にいないの?」
と聞くので、少し大きくなるとケージに入れなくなっちゃうのかね?と、返事をしました。

すると今度は、
「この子達は、後ろにいたら見てもらえなくて買ってもらえないんじゃないの??」

そうだね・・・。
小さな子に、売れ残った子の話をするのって難しいなと思いつつ話をしました。

写真を見て飼いたいと言われれば、その子はお家が見つかるけど、そうじゃない子はブリーダーさん(犬のお母さんの家)に連れて行かれて場合によっては処分されてしまう事もあるって聞いた事があるよ・・・と。

子供はそれを聞いて、1匹の既に7ヶ月過ぎたダックスを見たいと言い出しました。
確かに、家は飼える状況です。
ただ、子供が大きな子もいるため1人の飼いたいだけでは
連れて帰れないと言うと、帰って他の兄弟にお願いしたい。

この子がもし売れ残ってしまったら・・処分されてしまったら・・と考えたそうです。

店員さんに1日だけ他の方に売らないようにお願いをして、家族会議をしました。

・散歩や食事、健康管理を人任せにしない。
・ちゃんと最後まで面倒を見る。

この大変な2つの約束・・・3歳の子に言ったのは、親でなく2人の兄弟(笑)

無事に家族会議の結果、家へ犬をお迎えできるようになり、ケージや餌、水ボトル、首輪にリード・・・必要な物をメモし次の日にお迎えに行きました。

3歳では契約できないので、購入はママの名前でするけど、この子のママは私じゃないからね。と、言うと

「うん!!!」と、満面な笑みでママ宣言をしていた事を今でも忘れません。

末っ子が小学生になった頃、犬を飼うと言う子がいると、当時の処分されてしまうかもしれない子がいるから、里親や大きくなってしまった子とご縁があったら、その子達を飼ってあげてね。と・・・話していた事をママ友から聞きました。

優しい子だね。その話を聞いて、お友達の家に迎え入れた子は、売れ残ってしまった子なんだよ・・と。
殺処分を少しでも減らせたかな?と少し嬉しくなりました。


あれから早11年。
元気ではあるけど、だんだんと寝ている時間が増えてきた我が家のワンコ。
いつもでも元気でいてほしいものです。

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