安定期まで。
とにかく、5ヶ月に入るまでが辛かった…
悪阻について。
超初期は胸焼けが多かった。
そのころちょうど、会社の健康診断でピロリ菌に感染していることが発覚。
妊娠してるなんて知らなかった私は、この胸焼けがピロリ菌からきてるものだと思い、即受診して除菌治療開始。白米が鉄の味して食べれない時期があり、薬の副作用での自発性異常味覚だと思ってた。
だけども、結局あれも妊娠による味覚障害だったんだなあと今になって思ったりする。だってマクドは美味しく食べれたもんなあ。
白米は2週間ぐらいで次第に食べれるようになりました。
お医者さんには、妊娠と気付かなくてピロリ菌除菌の薬服用しちゃってたんですけど、胎児に影響は無かったでしょうかと即確認しました。
ピロリ菌の薬って、結構強いお薬を1週間飲み続けなければいけなくて、飲み切ってから不正出血の受診行ったから……もうどうしようですよ。やってもたー、ですよ。
先生からは、特に妊娠中影響を受けるお薬ではないとの返答で、とりあえずホッとしました。
仕事に復帰したのは妊娠初期中頃。
朝の支度、出勤、仕事、買い物、家事の繰り返しが、こんなに堪えるとは。
毎日のように、食べれるもの、食べられないもの、無理な匂いが増えていき、その上食べ悪阻、寝悪阻、疲れ悪阻が顕著に。
仕事終わる前〜買い物〜家までの徒歩が一番のピーク。帰ったら即トイレでゲロゲロしてました。でも、吐いたらスッキリするから、スッキリしてから晩ご飯の用意、みたいな感じ。
もう、夕ご飯を食べ終える頃にはお風呂に入る気力体力など空っぽでとにかく横になっていた。
そして休日はひたすら横になり体力を回復。
そんな毎日なので、家事が面白いぐらい溜まっていく。溜まるのもストレスだけど、しんどくて動けない。
仕事以外に体力使いたくないよー。
これ以上迷惑かけたくないよー。
と、この頃は胎児より仕事優先なことが多かった。ホント申し訳ない。
1ヶ月に1回、実母が様子を見がてら部屋の掃除や溜まった洗濯等手伝ってくれてたのが、本当に有り難かった。いい歳こいてママに家事してもらう36歳……ホント重ねて申し訳ない。
妊娠初期終わり頃になると、動ける量は増えてきた。食べれる量も増えてきた。
でも疲れ悪阻だけは残り、安定期までそれは継続してた。
食事摂取量が増えてきたら、今度は栄養価にも注意するようになった。カフェイン飲料とかは、元々苦手なのでそれはちょうど良かったし、緑茶でさえ飲むと胸焼けしたからなるべく飲まないようにしてた。
あとは、
・鉄分、カルシウムが多めの牛乳
・トロピカーナのマルチビタミン
・野菜たくさん
・肉、魚をちょうどよい具合に
を主に気を付けて食べながら、ダイエットアプリの「あすけん」の一日の栄養摂取量を毎日確認して、標準量より少し多めにバランスよく摂取するよう気を付けてた。
けども、定期検診の尿検査で糖尿値が(+++)出てしまい落ち込む。
あんな毎日気を付けててそんな数値出ますか!もうあんま管理せんと食べたいもの食べる方がええんかなー。トロピカーナのマルチビタミンも、ビタミン足りてない時ぐらいしか飲んでないのになー。ケーキとかポテチとかも極力食べてないのになあ。体重も少し減り気味なのに。あー、糖尿ですかー、腹立つー。
そんなこんなで、妊娠初期終わり頃は、しんどいながらも妊娠に慣れてきて、少しずつゆとりが出てきている時期でもあった。
夫は相変わらず自由ではあったが、仕事休みの日と受診が重なった日は、受診への付き添いもしてくれた時もあった。
旦那とエコー確認するのが一番の嬉しタイムだった。
まだ肉付きの薄い胎児だけど、ちゃんと頭蓋骨が出来てて、手と足も出来てて、心臓も部屋がきちんと4つに分かれてて、当初疑いのあった水頭症も問題ないとのことで、安心もできた。
胎動も少しずつエコーで確認できるようになった。
ビジュアルはYOSHIKIのガイコツみたい。
ふふふ。幸せ。
本当に、思えば、妊婦生活中一番幸せだった時かもしんない。
夫と、男の子と女の子どっちがいい?と話し合ったり、どんな名前にしようか、画数は揃えて欲しい、DQNネームじゃないちゃんとした名前がいい、とか、産まれてからコレとアレは必要だから買わないといけないね、とか。
ここから安定期に入るまで、体が軽くて楽になったり、やっぱりしんどかったりの繰り返しでした。
産前休暇までの目処が立った、よし、働き抜けそうみたいな余裕も少しづつ出てきた。
もうすぐ安定期だし、このまま行けばもっと体も楽になって子供もひとまず安心なんかな、っていう。
いやー、初産婦にとって「安定期」というパワーワード。
何の信頼も信憑性もない語句に、圧倒的に安心してしまう。悪阻の酷い妊娠初期と比べて、何とかそこを越せることが出来ればもう一安心!めったな事は起こらないでしょう!みたいな中間ゴール地点みたいな。
その1週間後ぐらい、6ヶ月突入した頃、本当に人生上手くいかないことばかりだと言うことを思い知ることになる。
やはり、人事は尽さなければ何事も辛くなるばっかりである。
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