ウマ娘『つまりは逆説的にテイオーに似ていると』―シンボリルドルフ
格好いいと言われることは多くても、『可愛い』と言われた経験はほとんど無かったので、『会長としての振舞いを求められる私とて一応は少女。せめてトレーナー君くらいには可愛いと思われたい』と考えていると、ある日トウカイテイオーが会長室に現れ「見てよカイチョーのトレーナーさん!ボクね、カイチョーの真似して髪の毛をほどいてみたんだ!ねぇねぇ似てる?カイチョーそっくりでしょ!」と叫びながら自分のトレーナーに抱きついた。
するとトレーナーは「うん可愛いよ、似合ってる」と『可愛い』というワードをいとも簡単に口にしたため、『やはりテイオーを見本にするのが正解か』と真顔で結論を出し、そして翌日テイオーを真似た『ポニーテール』で登校し、加えてテイオーのようにトレーナーに抱きついてみようしたものの、しかし流石に羞恥心が勝り「や、やはり抱きつくまでワンセットなのだろうか…?」と顔を赤らめて苦悩するシンボリルドルフ。
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