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【感想】シラノ・ド・ベルジュラック

ミュージカル
『シラノ・ド・ベルジュラック』
脚本・演出/大野 拓史

随所に溢れるユーモア、演者が本当に楽しそうに演じておられるのが伝わってきて、良い作品だと思いながら見始めました。
有村先生のお衣装が、ドンピシャ好みで更に世界に浸れます。
以下はネタバレを含む感想を綴ります。


容姿のために、恋心を隠しながら
愛しい人の想いを叶える為に、恋文の代筆を務める。
一幕は、みなさまのユーモアセンスが素晴らしくてつい笑顔になりました。
二幕は、シリアスな展開になりました。
戦果状況だけではなく、演者が抱える感情の機微に胸が苦しくなりました。
最後の命の火を使い果たし倒れる様は、壮絶で熱演に震えました。
月並みな言葉しか出てこないのはいつもの事ですが、ラストが切なく哀しくてやりきれない気分になりましたが、心情を丁寧に描いた素晴らしい作品だったなあ…と思いました。

キャストの感想を、
主演の轟悠様は醜男を演じるのは無理がある。だって、美しいもの…
繊細な演技や、迫力がある立ち居振る舞いが素晴らしかった。
わたしが宝塚を見始めた頃のトップさんで、変わらず美しくて、体型も維持されていて、高い美意識も改めて尊敬致しました。

クリスチャン役の瀬央ゆりあ様は、ディズニープリンスのような高貴な美しさ。歌声も大好き。
色気に溢れていて、男役群舞のセンターがよくお似合いでした。
黒髪もすきだけど、金髪ウェーブロング大正解。

小桜ほのかさんの歌唱は、ヒロイン感がたっぷりで透き通った美しさ。ソロもたくさん聴きごたえがありました。
可愛いリアルプリンセス
ブロンドの鬘もよく似合ってる。どのお衣装も似合っていたし、お化粧もすごくチャーミングでした。

ガスコン様も麗しかったけど、ガスコン青年隊のコーラスが美しい。イケメン青年隊。

極美慎さん、スタイルが異次元すぎる。顔も可愛いし、歌も伸びやかでしたね。ぱっと目を引きます。

天寿光希様の黒いお役が、美しいし上手いし。眉間のシワまで格好いいです。彼女のお芝居が好きです。

イケメンばかりで、目が忙しかったです。幸せな悲鳴。

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