見出し画像

衝撃な卒業発表から


最近の私は地下アイドル活動向いてないんじゃないかと考えることが多かった。

私は歌って踊ることが好きだったし
好きなアイドルのMV Solo close up Ver
(1曲フルをソロで映るMV)をマネするぐらい
表現をすることが楽しいと思っている。

アイドルの衣装を見ることもワクワクした。
アイドル公式グッズデザインすることも夢を見ていた。

でもそれは地上アイドルグループだから出来ること
なんだとアイドルを始めて地下と地上の差を知った。
私よりも歳上がビラ配りをし、私よりも歳下はTVに出ている。

ライブが終わると特典会があり、帰ると配信や
チェキ描いたりお電話したり、ファンと関わる
お仕事がお家でも行うためプライベートはどこにあるのだろう。
(オンラインコンテンツ(WithLiveも)がお給料になるので遠慮なく注文してくれ。作業することは精神安定するので楽しい)
SNSで見るアイドルはディズニーに行って可愛い写真をあげているのに、私は内科で薬を貰う。
休みがない不満じゃなくて、自分がロボットみたいだなとか感情押し殺す日々で自分に自信がなくなってきたというか。

自分の気持ちよりも相手のことを考える時間が圧倒的に多くて自分がなんなのか分からなくなっていた。

それで相手が怒ったり病んだり、
ああしろ、こうしろと押し付けられると
私は地下アイドルに向いていない。
私が居なくなれば相手も色々冷めるだろう。

やりがいを感じることもある。
私を見つけてくれたり、
ファンが私の思い出を語ってくれたり、
褒めてくれたり私の気持ち以上に同感してくれたり
距離が近いならではの楽しさもある。

先日、事務所の先輩が卒業発表があった。

私は彼女の言葉に共感してしまうところもあった。
共感するなら私も考えてしまうな。

そう思って楽屋へ戻った。
次、我々がライブをするのでMCで何を話すか
メンバーと相対していると

『お正月で歌番組が流れているのを見て、TVに出たいなと思った』そのメンバーの言葉で、
アイドルを好きになったきっかけを思い出した。

モーニング娘。やジャニーズをTVでみて、
私も歌って踊って衣装をきたいし、声援を浴びたい。と憧れを持った。
もしアイドルを辞めたらその夢も追えなくなる。

2024.2.13 Zepp新宿に向けてチケット1000枚目標を掲げている。
事務所がプロモーションとか手掛けるのではなく、自力で売っていくスタイルになんで事務所は無計画で物事進めるのだろうと苛立ちというかストレスを感じていた。
1年前のBLAZEを思い返すとその記事はこちら
ファンと一緒に目標に向かって進んだあの時間は地獄のような毎日だったが振り返ると愛おしかった。
ファンと近いからこそ一緒に夢を掴むことができるのが、地下アイドルならではですよね。

そう思うと普段泣かない私がメンバーの前で
静かに涙が流れてしまった。
誤魔化せないぐらいスーっと涙が止まらなくなった。

ファンと一緒に成し遂げるあの愛おしい時間も辞めたら終わってしまうのか。と思うと
事務所のやり方は気に食わないがしょうがないからやってやるか!!とやっと前向きに捉えられました。

目標1000枚達成して2年使っている衣装から
新衣装で個性が分かりやすくなった輝く姿を見てもらいたいし、
ライブ映像を円盤化してファンと共に生きた証を残せると思うと嬉しいんです。

あなたの喜ぶ姿が想像出来ます。

しょうがないから達成してやるかーー!

そうなると普段ラップ担当の私は
メロディーも挑戦したくなりました。 

ラップって名前コールがないんですよ。
ファンからはカリスマコールがしたいと
よく言われます。応えられないことが
『申し訳ない』から『悔しい』に変わりました。

私はメロディー歌うところがあれば
ファンが喜んでくれる。

ただでは歌わせてくれない事務所なので
チケット個人売り1位を目指して
メロディー歌わせていただけるよう頑張るぞ。

衝撃の卒業発表から私は前を向き始めました。

治療費がバカ高すぎてぴえんぴえんなのでサポートしてくれたら、もちろん医療費に回すよね…!