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時を経て届いた気持ち〜絵を描いてくれてありがとう〜


私の為に描いてくれた絵と
13年ぶりに再会した

当時はこの絵を
素直に喜べなくて
頂いた時、周りの目を気にしてしまって
こっそり持ち帰り
飾ることなく実家に預けてしまった


久しぶりに見る絵は
凛々しくて、ふんわりしていて
よく似てるなぁと感じて

新鮮な気持ちになって
嬉しい気持ちが溢れる




この絵を描いてくれたのは、
デザインなど手掛ける方
癌を患い
転移をして
痛みに耐えながらも
治療を選択して

生きる


と言う気持ちがとても強い人だった
時に不安になり怒りとなって
飛んで来る事もあって…
穏やかな時は絵を書いて過ごしているそんな印象だった

私は看護師として
業務に追われ
流れる毎日の中で

夜勤の時、

昔の話、お仕事の話し、家族の話しに
耳を傾け続けた事を思い出す

時間の許す限り
良くお話をしていたなぁと思う
美味しいお菓子をもらったりしたっけ
最期には立ち会えなかったけれど
今でも時々
あの時の関わりは良かったのかなぁとか
もっと関われたのかなぁとか
ふと思い出す事もあった



その時にもらった絵の事を見たいと思って
実家へ帰るけど
どこにしまったか分からなくて
絵には会えなくて
両親の引っ越しを機会に
時を経てようやく出会えた

絵を眺めて昔の事に思いを馳せていた時

『額縁を開けてみよう』と思った
ドラマの見過ぎかなぁなんて思いながらも
おそるおそる開いてみると
絵を描くのに使っていた用紙が挟まっていた

息が止まった


そこには、
『僕の最終章を飾ってくれてありがとう。』

時間を経て届いた手紙は
嬉しくて
嬉しくて
涙がでた
絵を描いてくれてありがとう
やっと心から言えた


この絵との再会してから


私にできる事がきっとあるんだと
気持ちが動く
もっとできるはず



ブランクがあるからとか
子どもがいるからとか
こんな時期だからとか
たくさん言い訳をつけて正当化して

進めなかった道
どんどん挑戦したい


見守っていて下さい
ありがとう

こっちゃん





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