メッセージ｜笑って生きる

先日、久しぶりに陸前高田に行ってきた。

時々、不意に「呼ばれる」感覚がある。
なんだかよくわからないけれど、行ってみようか。とくに予定もないし。

いつも、そんな感じ。
この日もなんだかよくわからないけれど、行ってみようと思った。

実のところ、震災後の惨状を知っているから
なかなか足が向かない場所の一つだったのだけれど、あたらしくオープンした道の駅に行ってみたくなった。

岩手は広い。

沿岸地域は、リアス式海岸で入り組んでいるから余計に時間がかかる。
三陸道が開通して、以前よりは断然行きやすくなった。

快適なドライブ。
自粛解禁後ということもあり、駐車場は車でいっぱいだ。

到着後は、同伴させている愛犬の散歩をするのが我が家の恒例。

あたらしくできた建物は、開放的で心地よく
奇跡の一本松を臨むメモリアルパーク的なしつらえになっている。

愛犬と共に、整備された敷地内を歩く。
併設するお店もにぎわっている。

広々と開放的な空間も心地よい・・・

はずが、
どうにも調子が悪い。

ぐらぐら、ふわふわする。

一本松まで向かおうとした時、
不意に感情があふれてきて前に進めなくなった。
唐突に涙がこみあげてきそうになる。
（これは、明らかに私の感情ではない）

同行した旦那様まで「なんかめまいがする」と言い出した。

これは長居しない方が良さそうだ。
すぐにメモリアルパークを後にした。

帰り道、突然激しい雷雨になった。
ワイパーが激しく動くくらいの雨。

天候の変化は、感情とリンクしていたりする。
（個人的感覚です）

さっき動けなくなった時、泣いている女の子が見えた。
（正しくは感じた）

あぁ、あの彼女が泣いている。そう思った。
浄化の雨だ。

雨はひとしきり降って、雲間から光が射してきた。
海上の雲が龍雲に見える。

何かが昇華されたのだと思った。

この時、受け取ったメッセージです。