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#104 介護事故が起きたら(事前)

おはようございます。昨日、やっとInstagramにあげるフィード9枚完成しました。目的は、バズるのが目的でなく、学生に説明するためにInstagramで観たい時に勉強の一助になれば・・・。がスタートのもとです。
 もちろん、インスタ運用にもできる構えでは作成しましたが(笑)

さて、本日は、「事故が起きたら」の記事を#056であげました、その際にもう少しお伝えしておきたいことがありましたので、今日明日と介護事故特に「転倒」についてnoteしていきます。

■病院で起きる転倒事故
 まず、高齢者の転倒は、
・自宅の「浴室・脱衣場、庭・駐車場、ベッド・布団、玄関・勝手口、階段」 
・状況は、「滑る、つまづく、ベッド等から起きて移動、引っ掛かる」
・理由は、加齢に伴う覚醒の悪さなどによる注意が不足してバランスを崩し、または、運動不足、身体感覚の欠如など転び・・・骨が脆くなっており骨折。かなり簡単に説明しましたがこんな印象でしょうか?
 特に、運動不足や身体感覚の欠如は、私にも既に起きています。人ごとではありません。

 さて、転倒して救急搬送されると、痛みの場所を確認され画像診断され折れた場所を特定して、診断されます。骨折なら場所にもよりますが、概ね手術になります。術後からリハビリが開始されますが・・・。

 「痛みの軽減」「認知症」により、安静を保てない高齢者が入院中、特に、術後が要注意です。病院では、ナースステーションの近くの部屋にセンサーをつけて見守り強化して動き出す高齢者に対応します。(高齢者にすれば、転倒直後から概ね記憶は「??」の状態で病院・病室、家族はいない、理由も「・・・?」説明受けても「?」身体も何とか動くから、「自宅へ帰る」「周囲の様子も知りたい」「動かないでとベッドの上(退屈?)」)

 それでも、転倒は起きてしまいます。

※施設での転倒
 施設となると病院の治療後、歩行器での歩行や車椅子での介助による移動が退院後は多い印象です。施設でも同様なことは、やはり起きます。

 まず、高齢者本人が退院=自宅、施設と考えていないこと。また、施設と分かっていても、「慣れない環境」から動き出すことが多く、入院中より身体も調子はいいけれど・・まだ、耐久性は戻っていない(食事・運動・耐久性向上のプロセスをしっかり踏んでいない)

■介護事故が起きたら(事前)
 まず、大きな問題があります。「施設側」「家族側」も施設利用開始当初は、高齢者本人の状態を知らない!特に、Withコロナである現在では、高齢者本人と家族、施設側との接触は少なく病院からの情報のみに頼らざるをえない・・・・誰も知らない。正直、その情報も環境がことなれば、動作面では、施設にくれば変わります。

ポイント①
施設に入った際に、本人の動作について、居室(ベッド回り)、トイレ、移動方法、この間のやり取りを実際に本人と家族、職員で確認することが大事です。ここで、病院での説明との違いや本人から感じる印象をケアとリスクについて、確認してどのような対応をとるかをシェアすることをおススメします。←家族からのリクエストは難しいかもしれませんが、依頼はしてもいいと思います。また、この対応をする施設側は、しっかり高齢者のリハビリ・ケアに当たる姿勢をもっていると思っていいと思います。
 また、相談援助職は、スタッフにこのような機会を設けてもらうように事前に周知して対応することが大事だと思います。

ポイント②
家族、高齢者の「不安」や「情報不足」の軽減です。
まず、相談援助職は、高齢者の入所前に、申込みや相談、契約場面がありますので、施設側の意向説明と同意も大事ですが・・・高齢者同様、短期間のうちに病院・施設から説明が入ってきます。
高齢者の心配もありますが、家族自身の心配や制約も抱えているので「ストレスだらけ」と「わからないことが分からない」(イライラ・混乱・不安)の塊です。しっかり、ゆっくり家族の気持ちを汲み取り、今後の時間設定(見通し)の説明をして「次の行動」と「それ以外の心配は今はない」ことを伝えるなどの配慮をしましょう。

ポイント③
次の予定と困った時の連絡先(誰に)を伝えること。
「突然」施設からの連絡、「突然」の心配で相談したい・・は、家族の不安と今後の手続きをスムーズに行えない支障につながることがあります。
次に面談する日時や困った時に連絡する相手をしっかり家族に伝えて安心してもらうように心がけましょう。

※②③は、家族からの確認はほぼ100%(同業以外)ないので、施設側の相談援助職が対応することと私は思います。

ポイント④
最後に、相談援助職は①~③のプロセスから今後の見通しと家族の意向や課題を汲み取り対応することが大事だ思います。スタッフからも利用者とそのご家族の印象を伺い、今後につなげるヒントと懸念材料を確認しておきましょう。

■これでも、転倒事故は防げません。
 ここからは、私の術になりますが、高齢者の個別の状況や家族によりますが面会の機会を設けるなどして、高齢者と家族のお互いの距離、心理的な距離を埋めていくこと、そして、その時に同席して「動機づけ」「不安」を観察して説明や印象が残る様にしています。(家族には、うるさいかもしれんせんが)
 高齢者への説明(認知症状がある高齢者は同様ではないです)や家族の理解が増すことで転倒のリスクと転倒後の家族の理解がまったくことなるので是非相談援助職の方は、面会と情報提供を高齢者・家族におこなうことをおススメします。

本日は、かなり長く書いてしまいましたが・・ぶっつけで書きましたので不備がありましたら、ごめんなさい。

今日も良き日になりますように(^^)/


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