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#297 フィードバックループ

こんばんは フミオです。

今日は、相談援助職の職員チームの育成に向けてフィードバックループを提案してみたことについてnoteします。


■相談援助職チームとは?

 まず、相談援助職とは、例えば、今このnoteを読んで頂いている「あなた」が何らかの心配や不安があった際に誰か「専門家」に相談したい!

それが、自分や家族の医療・介護のこと、現在入院や入所と呼ばれるサービスを提供されているところに入っている場合に、今後のことを聴きたい・相談したい!と思った場合に相談する「相手」が相談援助職になります。

相談員、介護支援専門員、ソーシャルワーカーなど名称がつく方です。
その相談援助職が複数いるので「相談援助職チーム」と例えました。

■相談援助職同志の「確認つながり」が弱い

 問題に気づけていない!
問題とは、サービス提供事業者側から利用者とその家族は「1on1」の関係に感じているかもしれません。しかし、利用者、特に家族からは「事業者on私」となっています。

だから、利用者とその家族のことは、事業者側は「私」のことは皆さん知っているのが当たり前と思っています。利用者や家族(私)の伝えたこと(連絡)がシェアされていると考えています。

実際に、起きている問題!
これは、チーム内で家族からの連絡は聴いた時に、口頭やメモでチーム内でシェアはされますが誰が対応し、解決していくか?まで時間的に間が空くと優先順位が変わっていくことがあったり、確認が後手になることがある印象があります。

または、キャパオーバーを起こしていることがあります。スタッフ間のつながりや業務が仕組みとして相互に理解できていない。

■シェアもしているが解決までの仕組みがない

 目にする場面、チーム内で現在、利用者・家族に起きている今やこれからをそれぞれのチーム員から報告があります。月曜日に1つ「〇〇さんの✖✖が、〇月〇日にあります」と報告と見立て・対応が入ります。これが金曜日まであると5つはあります。

それも、週内に解決することから未来の不確定なことも含め、報告したスタッフは「みんなに伝えた」、聴いたスタッフは「聴いた」だけです。どうするか?誰が対応するか?がないのです。

さらに、その内容は、他職種に連携しないと結果や時間がどうなるか?不確定さが増すことがあります。
デッドラインを決めて、誰がどうして、どうなったか?がないのが問題です。

■フィードバックループの提案

 課題:報告された内容がいつ、だれが、誰を使って、結果を確認する仕組みとそのプロセスの積み重ねが経験とリズムをつくっていく

課題の解決策:まずチーム「手帳」の準備をします。ミーティングの中で報告された内容を「手帳」の未来に日付(デッドライン)へ記載。
その記載した内容を誰がどのように対応するか!を報告された日に記載する。
そして、不在のチーム員は、その内容を確認しておく「印鑑」などで記しを入れる。さらに、週の始まり月曜日に今週のデッドラインを確認して誰が対応して進捗(経過のコメントあればなおいい)などを確認する。

プラスアルファでは、今週の目標や戦略をデッドラインがらみで加えたいく。

■フィードバックループの効果

 チーム員の個々の問題と課題の発見から解決へ。さらに、その解決や失敗を他のチーム員のスキルへ返していく仕組みと考えています。個人とチームの総合力アップ。
個人の役割をチーム員も理解して、全体の俯瞰と個別の人への対応、さらに、期間的な起きているリアルな状況を踏まえての対応も踏まえることができるかな?

■今日のnote

 相談援助職の個人のスキルや経験、相性などには差があります。また、個人の経験を一人でしまい込んでいても、追いつけないスタッフ個人がチームから脱落して辞めてしまったりするのを防ぐことにもつながると思います。

こんな事業者へ就職、こんな事業者へ大切な家族を預けてみませんか?
 

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