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#316 155,495円

こんにちは フミオです。

この金額が何を表わしているのでしょうか?今日は、この金額からいろいろ考えてnoteしていきます。


■15万5,495円

 平均的な老後の月額生活費です。(一人暮らし)資料元は、家計調査年報<家計収支編>2022年(令和4年)結果の概要です。

食費        3万7,485円
住居        1万2,746円
光熱・水道     1万4,704円
家具・家事用品     5,956円
被服及び履物      3,150円
保健医療        8、128円
交通・通信     1万4,625円
教育              0円
教養娯楽      1万4,473円
その他の消費費支出 3万1,872円
非消費費出     1万2,356円(直接税・社会保険料)
合計       15万5,495円

2022年家計調査年報(家計収支編)

年間では、1,865、940円必要です。更に、人生100年時代に90歳まで生活したとした場合、46,648,500円になります。
死ぬまでに、4600万円が必要になるということなるんですね。(あくまでもピンピンコロリの場合です)

■年金受給額の平均は、約14万4000円

 この金額は、厚生労働省「令和元年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」からです。
先ほどの家計調査年報の差額をみても1万1000円は毎月不足しています。また、90歳まで生活するとして、3、300,000円が必要です。

物価もインフレがおきず、今と変わらない毎日として、350万円あれば大丈夫ということになりますね。

さらに、60歳から時給1000円のパート勤務して週3日はたらくとして、75歳まで同様の仕事ができるとした場合。
1000円×8時間×3日×月4週×12カ月×15年=17,280,000円となります。(税金・社会保険込)

先ほどの330万円に加えるとなんと、2000万円になりますね。何かの偶然でしょうか?

■これは、ピンピンコロリの場合です。

 医療費の費用が加わるとどうなるのでしょうか?
2021年の国民医療費は、人口1人当たりの医療費は35万8800円。65歳以上の場合は、75万4000円です。

75万4000円を12カ月で割ると1月6万2、833円となります。先ほどの2022年の保健医療費8、128円と比べても54,705円の不足がありますね。

54,705円×12カ月×25年間=1,367,633円となります。
2000万円に加えると、3367万円になりました。ここまでで4000万円がみえてきましたね。

■更に、介護費用を加えるとどうなるでしょうか?

 厚生労働省が公表している「介護サービス等総合調査」などから情報元としています。

【在宅の場合】
要介護1の場合  月額自己負担額約3万円、年額約36万円
         週2回、1日3時間の訪問介護と週2回通所介護

要介護3の場合  月額自己負担額約5万円、年額約60万円
         訪問介護毎日4時間と週3回通所介護

要介護5の場合  月額自己負担額約10万円、年間約120万円
         訪問介護毎日8時間、訪問看護週2回

【施設の場合】
 介護老人保健施設、特別養護老人ホームを想定しても月15万円前後と想定します。要介護度から個室・多床室・医療費などを含めています。
※1割から3割負担によっても異なります。

15万(要介護5)×12カ月×25年間=45,000,000万円なります。課税世帯をイメージしています。

■今日のnote

 3367万円+4500万円=7867万円が90歳まで生きた場合のお金になります。私たちがしなければいけないことは、病気と介護を必要としない生活をいつまでできるか?です。

頑張りましょう!

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