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#338 ケアプランのズレを考えちゃう

こんばんは フミオです。

今日は、ケアプランは読んでいる人に伝わっているのか?についてnoteしてみたいと思います。


■ケアプランの私の作り方

 まず、ケアプランについて説明を少し・・・。私のケアプランをつくり時は、「LIFEを頭に浮かべます。」
 ・人生・・どこで生まれて、何人兄弟姉妹で、仕事、退職まで。現在。

 ・生命・・これまでにの病気、今に至り、病気との付き合い方。

 ・生活・・介護になる前の毎日の過ごし方、病気等になって現在。今後。

こんなことを頭に浮かべて、自宅で生活されている方の計画書とその方の健康状態・心身機能・身体機能・活動・参加・個人・環境の書いてある情報書を読みながら作るとき。

もう一つは、同様にLIFEの視点で、家族からの相談を伺いながら、病院で情報収集したり自宅にお邪魔して情報収取し、ご本人とお話をしてから
自分で聞き取ったことから、つくります。

どちらの場合も、「本人のしたい」「本人のできる」「本人や家族をお手伝いが必要なこと」を推察しながら、この3点と、更に、私のプランをもとに協働してくれる皆さんのお願いする内容を考えてつくります。

■お風呂に行きたいご婦人のはなし

 このご婦人のプランは、娘さんと一緒に温泉にいくのが楽しみにしていた方で娘さんも、そんな母親といく温泉がスキであることが伺える情報収集した書類をもとに、作成させて頂きました。

このプランは、入所前にご自宅を訪問した相談員が、家族(娘さん)とご本人の意向と情報収集した内容を確かめた際に、自宅の様子(日常の生活動作や1日の過ごし方、支障があるかもしれない)と、今後の自宅で生活した際に温泉にいくことについて、こんな内容で支援したいと思います。
と確認してもらいました。

娘さんには、喜んで頂いたことを後日、訪問した相談員から聞くことができてうれしかったことを憶えています。

そして、今後のイメージは、自宅へ戻った際に支障がないかを確認することと、帰った後には、リハビリの職員と娘さんがいう「温泉」に行って玄関からお風呂やトイレを観てきて無事温泉に入り戻ってこれるように、そこにも
いこうとお願いしています。(但し、女湯に私は入りませんので女性の職員にお願いします)

■思ったことと言ったこと書いたことは「ズレ」れいる

 娘さんにこのプランが喜んで頂けたと書いてはいます。しかし、このプランは、まず、娘さんの気持ちを相談員が聞いて書いた情報シートで作成したものです。

1.娘さんが見たイメージしている内容、話したくれた内容
2.その話を聴いた相談員がイメージ聴いた時点で内容
3.情報シートにまとめた内容
4.1.~3.の経過を踏まえて、私がつくったプラン
5.プランを相談員が説明して、娘さんと本人が受け取ったイメージ

そもそも1.で娘さんが説明した時点からオリジナルのイメージからズレて5.に1周して戻る

たまたまこのプランでは、娘さんに喜んで頂けましたが、こんなことが毎回起こるわけではありません。

■そもそも時間的なズレもあり、解釈も変わる

 娘さんのイメージしている内容(時間)とそのイメージしてる内容を話した(時間)・・・・、再びプランを説明した(時間)は、別々で既に過去の時間になっています。

そうなると、過去の時間で話した内容は常に古くなるので常に会って話した瞬間の時間が本当のイメージになるというのが私の考えです。こんな考えでケアプランを考えていくと、「そもそもプラン何て、意味ないじゃん」となってしまいます。

私は、思うんです。ケアプランって変わっていく私たち、本人と家族と支援者が考えたことを追体験して、解釈を書き換えていくためのもなんだ!計画したことを実行して評価してまたみんなで情報収集をして計画を立て実行すると考えているけれど・・。

■今日のnote

 ケアプランは家族に伝わっているのか?
こんなお題でnoteしてきましたが・・・いつも満足ができるプランとその実施ができる分けではないので、今日のnoteは私の勝手な現時点での考えにすぎないのかもしれません、

ケアプランは、あきらかに大事なものと考えています。みんなが足並みをそろえて「実現」する目的とその手順が書いてあるので!しかし、家族にイメージとして伝わって、再現できているのか?

ケアマネジャーがこんなnote書いていたらダメなんですが、ケアプランを読んでいる皆さんと書く私がもっと楽しいケア関係ができばと思って書いてみました。
 


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