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2020年に出会ってしまった音楽(楽曲オタク Advent Calendar 2020 8日目)

この記事は「楽曲オタク Advent Calendar 2020」8日目の記事です。

今年もnamaoziさん主催のアドベントカレンダー企画に参加しちゃいました、こるすと=Colstrains です。

昨年の記事。

今年、自分がかつて同人誌として頒布したNEW AGE MUSIC DISC GUIDEが、共同につくった門脇さんを中心に、装いも新たに、DU BOOKSより「ニューエイジ・ミュージック・ディスクガイド」として無事刊行されました。Colstrainsもライターのひとりとして参加しています。既に売り切れの書店も多いですが、ご興味がありましたら是非お手に取っていただけたら嬉しいです。人生で初めて、一般流通をした本に携わる事ができました。細野さんの対談記事、大好きです。


今日、ジョンレノンが亡くなって、40年。冬のニューヨークで、狂信的なファンによって射殺され、不本意に神格化されてしまったのかも知れず、自分も高校時代、12/8はきまって、さいたま新都心にあったジョンレノンミュージアムに赴きました。去年の終わりに公開されたイエスタデイという映画は、あのジョンレノンのシーンのためだけに作ったんじゃないかという愛ある一作でした。昔は「ジョンの魂」一択でしたが、あの頃の倍に近い歳をとってしまった今年は、この曲を聴いて偲びたいと思います。


2020年。予想もしなかった、COVID19感染拡大による、大変な一年。

そんな年でも、色んな出会いもありました。

Spotifyでプレイリストもつくりましたので、そちらを聴きながら読んで頂けたら嬉しいです。


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今年、2冊、アイカツスターズのファンブックを描くことができました。

(お陰様で2冊とも完売してしまいました。PDFデータ、現在販売中です)


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そのうちの最初の一冊を描いている最中、たまたま知る事ができたのがBig Starというアーティストの「Thirteen」でした。(メジャーな1枚ですが、アイカツファン向けに書いた後書きで、下記の様に書きました)

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soraは、2003年の日本のエレクトロニカアーティストです。ゼロ年代、10代だった自分にとってのサウンドトラックが、エレクトロニカでしたが、月日は過ぎて、いつのまにか過去の音楽となってしまったのか、久しくこの様な音楽から遠のいていました。big star同様、Spotifyより偶然しったsoraの音楽に、久しぶりに惚れこみ、2作ともレコードを買い求めました。

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環境音楽の紹介です。

吉村弘のGreenは、今年1番聴いたアルバムです。多分眠れない夜、枕元のiPhoneから、しょっちゅう再生してるからだと思います。音楽好きには周知の事だと思いますが、ambientとYouTubeで検索すると、ブライアンイーノなどと並んで、この吉村弘の作品の再生回数が凄いことになっております。音源自体、とっくに廃盤ですので、自分も数年前に吉村弘を知ってからは、何度もYouTubeで聴いておりましたが、やっと、やっとのリイシューがされました。

菅谷昌弘は、Spotifyに出てきた時、現在新作の電子音楽だと思ったのですが、こちらも環境音楽の流れの一作と知り驚きました。この作品もよく聴きました。ジャズ的な要素がうっすらとあり、そこに魅力を感じました。2019年リイシュー。

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今年、特別狂わんばかりに夢中になった2つのうちのひとつ、それがWake Up, Girls!でした。MONACA好きとして知っておかなくちゃいけないと、軽い気持ちでアニメを見始めてしまったのが沼の始まりでした。兎に角、楽曲が素晴らしいのは言わずもがな、彼女達のパフォーマンスに関して、自分では言語化できません。自分が知った時にはもう終わってしまっていたアイドル、Wake Up, Girls!。コロナ禍がやや収束した6月に、強行的に仙台へいって、あの公園のステージの前でタチアガレを聴いて、ひとり涙してました。

そしてその弟分的なユニットして最初はスタートした、Run Girls, Run!。実は自分は彼女達の方を(プリチャンで)先に知っていまして、昨年は2周年ライブに行ってもみくちゃにされたのを覚えてます。今年ついに、ファーストアルバムが発売されました。彼女達だからできる思いが詰まった1枚でした。今年のライブは、ほぼ全てオンラインでの視聴で、これはこれで、こういう形も良いと思う反面、歓声を上げて盛り上がるリアルなライブ、はやく観たいです。2020年を思い出す時に真っ先に頭の中で流れる曲は、イルミナージュ・ランドかもしれません。

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狂わんばかりに夢中になったもののもうひとつ、それはアニメ「赤毛のアン」です。コロナ禍で新作アニメの放送が滞る中で、tokyo mxの夜7時から再放送が始まった赤毛のアン。半世紀近く前の古い、高畑勲監督の名作、道徳的なクソ真面目な作品だろうなぁと少し色眼鏡で、いざ見始めると、それは大いなる勘違いで、大袈裟な物言いのアンの挙動が本当に可笑しく、みていって(劇中のマリラのように)、それが段々愛しくなってきて仕方がなくなって、月曜日は(早朝出勤しているのもあり)必死に仕事を切り上げて、7時にテレビの前にかじりついていました。完璧な百合、完璧な日常アニメ。そして音楽、主題歌や劇中音楽も含めてこれがまた素晴らしく、それらをCD2枚に詰めるだけ詰め込んだアルバムがあるのを知った時にはつい歓声をあげてしまいました。余談ですが、上記で紹介したアイカツの同人誌の2作目は、赤毛のアンに影響を受けて描き上げました。

最後に紹介するのが、x-bijinというよくわからないアーティスト名ですが、実は昔から応援してたシンガーソングライター、ダニエルクオンによるユニットの新作でした。個人的にはポールマッカートニーよりも好きな歌声なのですが、今作ではなんと、いつもの英語歌唱ではなく、日本語での1枚となっておりまして、はっぴいえんどの横に置かれてもおかしくない名盤だと個人的に思っています。素朴な弾き語り作品です。(紹介しそびれましたが、今年の作品では、池田由布子さんのMy Landscapeというアルバムも素晴らしい1枚でした)

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