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2014年11月の記事一覧

「Boyhoodは人生」だった。
(邦題:6才のボクが、大人になるまで。)

「Boyhoodは人生」だった。 (邦題:6才のボクが、大人になるまで。)

コールドプレイのイエローが流れ、芝生で寝そべる少年を上から捉えた映像から映画が始まる。(これだけで早くも涙腺が)
この映画は、家族が撮ったホームビデオであるとか、日本で年末によく見る「大家族」ものだとか、アメリカンドラマのフルハウスだとか、そんな感じな部分も強いけれど、それだけじゃなくてぴしっとドラマとしてつくられてもいる。両親がなかなかうまくいかず、離婚や再婚をしている最中でも、子供たちがさほど

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インターステラーを、IMAXで体験して。

インターステラーを、IMAXで体験して。

最後の、最高峰の、2Dのフィルムサイエンスフィクション大作であり、全く昨年の「重力」とは別のベクトルで、この作品をスクリーンで観ないことは全くナンセンスなのだろう。
物語が急転換を迎える最中に椅子が揺れ始めた。実際に地震を映画と同時に体験する事の、畏怖。
(その地震の影響で帰りの電車が大幅に遅延した)
IMAXを前方で、メガネを着けない初めての観賞をして、映画という力強さを思い知らされた。通路を挟

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大林宣彦監督のさびしんぼう

大林宣彦監督のさびしんぼう見終わった。きっかけはかみちゅの舞台が80年代の尾道だと知ってからなんだけど、最初はそのかみちゅで馴染み深くなってしまった尾道の風景が美しく撮られているだけでグッと来てしまったり、序盤のバカな学園コメディに腹抱えて笑ったりした。

しだいに終盤になり、ショパンの別れの曲と母親の過去の話と初恋が折り重なって美しく話が閉じられた。とにかく、僕自身、自身の親がショパンも好きで、

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