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どうやって伝えればよいのでしょうか

窓を打つ雨音が激しい。かと思えば、ふいに白いひかりが差してくる。そんな気候の不安定な日には、例にもれず、なんとなくどんよりとした気分になる。
天気と心は少なからぬ割合でつながっているらしい。今日もそんな日。

ありがたいことに、やるべき仕事もそこまで多くなく、さらに在宅勤務だったので、思考はどうしても内に向いていく。
自分はどうしてこうもコミュニケーションがへたなのだろう・・・というのが、いつのまにか今日のテーマになっていた。

コミュニケーション、相手との意思疎通がとれるかどうか、というのは、たぶん相性という側面も少しはある。だけれど、やっぱり人に好かれる人のそれと自分のやり方とは、きっとなにか根本的なちがいがある。

これまでに踏んだ場数のせい?上手な人はよい環境に恵まれてきて自信がある・・・?などなど、ちょっと人のせいにするような案もいろいろ考えてみたのだけれど、今日のところは内省的な一点に落ち着いた。

それは、相手に対するホスピタリティの有無や、関心の中心軸を相手側に置くことによるちがいではないか。

自分の場合は、という前提の結論なのだけれど、たぶん無意識に自分の方を大事にしているのだろうか。もっと相手の話を聞きたい!あなたに関心があるんです、という気持ちがうまく伝わっていないように感じる。
そして、「意味ない相づちばかり打って、話しててつまらなかったかな?それとも、自分の話ばっかりしちゃったかな?送った文面見返したら、自分の話の割合が半分以上占めてる!!」などと反省したり、でもまた同じようなことをやってしまったり・・・。

あとは、これも意図せず、自分に自信がないというベースが漏れ出してしまうせいか、相手に関心がある!ということを表明しようとした場合、なぜかすごく不自然になってしまうのですよね・・・。千と千尋の神隠しのカオナシのような、なにか不穏な空気をまとってしまっている、というか。

偽善でもなく、利己的なあやしさも含まず、好意をきちんと伝えられて、さらに人に好意を返してもらえるような、「また会いたいひと」になるのってむずかしい。

少なくとも、わたしはまた会いたいなと思っているよ、と、すてきな知り合いのみなさんに、こっそり伝えて歩きたいような気持ちです。

読んでいただきありがとうございます。 また来てくださるとうれしいです。