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COLORS 2024 Springを終えて



「COLORS 2024 Spring」を終えて


・告知の反省から

 COLORSを終えてからこの1ヶ月、出展者さんから届いたアンケート結果を読みながら振り返り、今後のCOLORSのかたちを考えていました。

 前向きな手応えとしては、出展者さんが充実したワークショップが開催できたことや、お互いの話をじっくりと傾聴できたこと、そして大切な友人知人を紹介するようにあたたかなまなざしを持ってひとの輪が広がっていったことがありました。これはひとえに出展者と来場者の方々の波長だったり、風通しのよい人柄のおかげだったと思います。そして主催者側であるスタッフのマスイさんと僕のどちらかというとスーパーフラットな人との付き合い方と、それにまったく比例しないほどひとに興味関心が強いことも影響しているように思います。
 アンケート結果にあった「出展者とお客さんの垣根が限りなく低く、いろいろなやりとりがあちらこちらで自然発生しているさまが大変おもしろく…」はまさにCOLORSならではの光景だったと思います。今回、出展してくださった津森さんご夫婦は前回のCOLORSへお越しくださったお客さんであり、それがきっかけでお声がけして実現した出展者さんでした。

 アンケート結果で目立ったのは事前の告知期間が短かったということ。これは反省であって次回はより改善してゆきます。ハンドリングとスケジュールの問題ですが、マスイさんも僕もあまり時間的な縛りをしたくないというか、やり方を効率化しないというか、一斉メールで連絡事項を送ってあとはよろしくね、みたいなやりとりを出展者とするのでは味気ないと思うわけです。特にCOLORSのようなイベントでは。定型文のフォーマットで出展者の方々と連絡を取り合いたいわけではないのです。それをはじめると便利な方、楽な方に流れるのはひとの常で、問題なのは、そういうところで本来はその人の魅力であったり、大切なエッセンスがこぼれ落ちてしまうものがあるのではないかと思うからです。だから出展者ひとりごとに連絡をするツールも出展の打診や出展内容の提案の仕方も違って、最近どうですか?という話からはじまったり、雑談ばかりしていたり、ひとによっては投げっぱなしでお願いしたり、ぎりぎりまでなにをやろうかで粘っていたいのです、僕らも出展者の方々も。
 相手からの返事を待つ時間も準備だから、連絡を取り合っていなくても出展者さんのSNSへの投稿を見ながら関心したり、より理解を深めてゆく。声を聞きたければ電話(テレビ電話)をするし、ふらっと会いにゆく。ひとを理解してゆくことに時間はかかるし、めんどくさいことだし、自分が試されるところだし、だからこそ、ひとつひとつ向き合うひとのなにかを知ってゆく自分に高揚する、それが楽しいところだから。ま、それと告知時期をもっと早くしろよという話は別だよって言われたらそりゃそうなんだけどさ。

・COLORSの規模感

 この時期、畑作業や子どもの学校行事などでなかなか直前まで予定が立たなかったり、逆に予定がぎちぎちに決まってて動けないという方々も多かったようです。一方で僕が個人的にインスタのDMなどでお声がけした方々は、直前のご連絡にもかかわらず、時間をつくって駆けつけてくれました。それはとても嬉しいことです。みなさん、ありがとうございました!
 なかなか集客できないというのはこの地域のどんな店のイベントでも課題ではあると思うのですが、僕個人の考えでは COLORSの目標来場者数は「出展者数×5人」をイメージしています。自分の大切な友人を5人くらい招いて、その場にいるひとやできごとにつないでゆく。
 出展者が10組いれば10組×5人の50人の来場者で成立するイベント。50人で成立することが最適解なイベント。1人のお客さんの滞在時間は1時間〜2時間になるから、互いに興味を持った人同士がじっくりと会話をしようと思うとそのくらいの人数が一番心地よい空間になると思う。僕なんか、ひとつのテーブルを囲んで気持ちよく話せる人数の上限が6人だと信じて疑わない人間なので、7人以上の飲み会に誘われると、僕の心は開始早々に帰宅してしまうんですよね、はい。
 

実は出展者自身が出展物だった津森さんご夫婦
マナさんの準備はほんと贅沢でしたよね。
年々“教授感”が増してゆく素也さんデザインワークショップ
やまのこ製本店の辻田さんの製本ワークショップは定期的にやってゆきたいことのひとつ。
僕は文庫本をハードカバーに作り直す会に参加しましたが、ふだんから馴染みのある本がこんなふうにつくられているんだという驚きがありました。
ひとつのテーブルを囲んで会話をするのに6人が上限だと思うんですよね。
今回COLORSとして初めての試みのトークイベント。程よい距離感で盛り上がりました。


次回のCOLORS開催日

 

・次回「COLORS 2024 Autumn」の開催日時

そんな次回のCOLORですが、次回「COLORS 2024 Autumn」は2024年11月8日(金)9日(土)の2日間の開催予定です。

「COLORS 2024 Autumn」
日時 2024年11月8日(金)9日(土) 11:00-16:00
会場 トオク 長野県駒ヶ根市上穂栄町9-27-2F

・次回出展者やCOLORSスタッフのこと

 次回の出展者も公募はせずに僕らからお声がけしてゆきますが、COLORS出展に興味のある方がいましたらお気軽にお声がけください。まずは互いのことを知ることからになりますので、すぐに出展に繋がらなくてもいつか芽が出ればいいかなという種まきくらいの感覚で気長に構えていただいていると助かります。

 また、これから一緒にCOLORSをつくってゆきたい、携わってゆきたいという方も引き続き募集しています。現在はCOLORSスタッフのマスイさんと僕の2人でやっていますが、COLORSっていう名前のイベントですし、運営側に新しい色がどんどん増えてゆくのはいいことだと思ってます。
 もしかしたら、いつかはCOLORSスタッフが熱烈に推したい人(出展者)を担当して、当日までCOLORSスタッフと出展者が二人三脚で準備をしてゆくかたちになったらおもしろいかもと妄想は膨らみます。で、開催当日それぞれの出展ブースで常時5、6人くらいでテーブルを囲んでのお話会(お茶会)やワークショップが繰り広げられている。COLORSスタッフが5人になれば出展者も5組、10人になれば10組、100人になれば100組。そうなったらもう会場は駒ヶ根駅前の商店街すべてを使うかたちになるのかもしれませんが。妄想です。
 今回のCOLORS出展者のアンケートには出展者同士のコラボという提案もあったので、そこをつなぐハブ的な役割をCOLORSスタッフができたらいいのかもと面白味が膨らみました。

「After COLORS」について

・After COLORS = お裾分け

 先日の反省会の中で、マスイさんから出展者のその後や近況報告を発信する「After COLORS」をやりましょうよ、という提案がありました。「また、マスイさんがお金にならないことを言いハジメタヨ…」と内心は思いましたが、イベントをやるときだけSNSで宣伝投稿するのではなく、常日頃から過去の出展者さんたちのその後や近況報告を発信していることで(お節介にも!)結果的にそれが次回の告知につながるってことはあると思ったし(確かに一理ある)、そのリズムはCOLORSらしいSNSの活用の仕方だと合点しました(即採用!)。
 「無理のない範囲でですけど…」とマスイさんが付け加えて話していたように、これまで僕らが日常的にやってきたこと、それは例えば、出展者さんが他のイベントに出展しているところに顔を出したり、たまに会ってお茶したり、近況報告しあったり、そういう時間を重ねながら得た情報や感想を僕らの中だけで噛み締め味わっているだけでなく、お裾分けしてゆこうよという感覚です。
 ということで、今後もなにかしらのかたちでちょっとした投稿をインスタとfacebookでしてゆくことになると思います。お付き合いいただけましたら幸いです。


 以上が反省会のレポートです。
ひとまず秋の開催日時も決まったし、「After COLORS」をやることも宣言したし、進めてゆきましょう。

COLORS instagram https://www.instagram.com/colors.call/ 
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noboruto.kamibako[at]gmail.com(室根)
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