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【白き森】アステーリャから5妨害、誘発受けも出来る!白き森センチュリオン徹底解説!

割引あり

みなさん、こんにちは!からふるです。
この度はnoteをご覧頂きありがとうございます!

また前回のnoteを見て頂いた方々、本当にありがとうございます。

今回の記事は、最近研究を進めている【白き森】についての解説記事となります!

【白き森】についてですが、レギュラーBOX《INFINITE FORBIDDEN》にて初登場したテーマとなり、人気モンスターである《黒魔女ディアベルスター》《原罪のディアベルゼ》等の過去編ストーリーにあたるテーマとなります。

モンスターも非常に可愛らしく、今後も強化が期待されるテーマとなりますので、是非とも最後までご覧頂けると嬉しいです!

※大会環境で優勝のみを目指すのであれば、現状は違うデッキの選択が最適解です。
あくまで”こんなデッキもあるんだな”という形で、知見を深める意味でご覧頂ければ幸いです。
有料部分につきましても同様の認識でお願いします。


【白き森】基本解説

まず始めに【白き森】についての基本的な解説を行います。

【白き森】の特徴についてですが、全てのモンスターが光属性・偶数レベルに設定されていると共に、《白き森の妖魔ディアベル》を除く全てのモンスターが魔法使いである特徴が存在します。

また、チューナーモンスター及びシンクロモンスターが存在している事から、各種モンスターを用意する事によって展開を行い、盤面を固めて行くのが基本的な戦術となります。

そして、これらのモンスターの個性として、もう1つ挙げられるのが特徴的な効果を持っている点です。

例えば、このデッキの初動となる《白き森のアステーリャ》では、「自分の手札・フィールドから魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。 デッキから魔法使い族・光属性チューナー1体を特殊召喚する。」と言った効果を内蔵しています。

上記の様に発動条件として、”魔法罠を墓地へ送る事で起動する効果”を有しており、これによってモンスターの特殊召喚やサーチを行う事が可能です。

一見すると発動条件が重く、ディスアドバンテージに繋がりやすい効果に見えますが、これを解消するのが【白き森】におけるテーマ魔法罠です。

【白き森】魔法罠には以下の効果が共通して搭載されています。

(2):このカードがモンスターの効果を発動するために墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを自分フィールドにセットする。

これによって、【白き森】モンスターが効果を発動する為に魔法罠を墓地へ送った場合でも、②効果によって再セットが行われる為、実質的にノーコストにて効果の発動を行う事が出来る様になっています。

これによってコストの損失を回避しつつ、各種モンスターの効果を使用して展開を行うのが基本的な戦術となります。

【白き森センチュリオン】の強み

【白き森センチュリオン】の強みについて、この章では解説を行います。
強みについては以下の通りです。

◆初動の豊富さ

◆妨害がモンスターと罠に分かれている事によるメタカードの耐性

◆手札誘発の受けが良い

◆展開後におけるモンスターの継続確保能力

◆強力な永続罠を採用しやすい

上記がこのデッキの強みとして挙げられるでしょう。
それぞれについて解説を行います。

◆初動の豊富さ

このデッキの初動は【白き森】モンスターに加え、【センチュリオン】を搭載している事から、それらのいずれかを引いて入れば動きをスタートする事が可能です。

主な初動としては

・《白き森のアステーリャ》
・《白き森のリゼット》
・《重騎士プリメラ》
・《従騎士トゥルーデア》
・《誓いのエンブレーマ》
・《スタンドアップ・センチュリオン!》
・《ピリ・レイスの地図》
・《テラ・フォーミング》

等が存在しており、豊富な初動を搭載できるデッキだと言えます。
発動条件こそありますが、条件を満たしていれば《白き森のいいつたえ》からサーチを行う事も出来るのも魅力でしょう。

後程紹介するサンプルデッキレシピでは、《白き森のいいつたえ》を除く上記初動を14枚搭載しており、非常に高い安定率を確保出来ています。

特に今回のレシピでは《ドロール&ロックバード》を意識して構築を行っている為、《ピリ・レイスの地図》や《テラ・フォーミング》を採用していませんが、それでも高い安定性を確保出来ているのもポイントです。


◆妨害がモンスターと罠に分かれている事によるメタカードの耐性

このデッキの主な妨害は、シンクロモンスターやリンクモンスターによる制圧となりますが、同時に罠カードによる制圧を行う事も可能です。

主に採用される罠は以下の通りとなります。

《白き森のわざわいなり》

手札・デッキから【白き森】モンスターをリクルートし、シンクロ召喚を行う効果となっています。
これによって、《白き森の魔狼シルウィア》を特殊召喚すれば、相手フィールドのモンスター全てを裏側守備表示に変更できる為、妨害として使用する事が可能です。

《騎士魔防陣》

①効果では、フィールドのモンスター1体を次のスタンバイフェイズまで除外する効果を持っています。
完全除去ではありませんが、帰還後は戦闘や効果等で処理を行えば問題ない為、実質的な除去札として機能させる事が可能です。

また、②効果では《騎士皇レガーティア》を特殊召喚すれば、相手フィールドの攻撃力の一番高いモンスターを破壊しつつ1ドローを行なえる為、展開のみならず、実質的な妨害として機能させる事も出来ます。

上記の2枚がサーチ可能な主な罠妨害となりますが、罠妨害における重要な役割として、メタカードに対する耐性が挙げられます。

例えばモンスター効果を無効化させる代表的なメタカードとして、《禁じられた一滴》《冥王結界波》等が存在します。
これらのカードを受けた場合、モンスターのみで妨害を作っている場合には0妨害となってしまい、相手のアクションに対する妨害を行えず敗北してしまいます。

しかしながら、罠カードを用いる事によって上記カードに対する耐性を与え、相手のアクションを妨害する事で負け筋を減らす事が出来るのが魅力だと言えるでしょう。

また、【センチュリオン】ギミックを搭載している事で、効果無効メタを受けた後においてもシンクロ召喚を行い、再度モンスターによる妨害の再形成を行う事が出来る点も強力な要素となります。


◆手札誘発の受けの良さ

続いては相手の手札誘発を受けた場合のリカバリーが効きやすい点です。

勿論手札によってはクリーンヒットしてしまい、重く受けざるを得ない場合もありますが、手札5枚の中で考えた場合にはリカバリーを行える場合が多く存在します。
今回は《白き森のアステーリャ》初動を例に考えてみましょう。

例えば初動の《白き森のアステーリャ》に対して《灰流うらら》《エフェクト・ヴェーラー》《無限泡影》を貰った場合、コストが《白き森のいいつたえ》の場合には3妨害を構えターンを終了する事が可能です。
※手札に他の【白き森】モンスター効果を発動する為のコストは必要。

同様にコストが《白き森のわざわいなり》の場合でも、効果処理後に再セットが行われる為、《白き森の魔狼シルウィア》による妨害を構える事が可能となっています。

そして《白き森のアステーリャ》と共に《誓いのエンブレーマ》や《スタンドアップ・センチュリオン!》を持っている場合の手札では、同じく3妨害を構える事が可能です。
こちらは妨害の内容も上記よりも強力となり、《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》《スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン》《騎士魔防陣》による3妨害を構える事が出来ます。

続いて、《増殖するG》や《ドロール&ロックバード》を受けた場合についてですが、こちらも《白き森のアステーリャ》から《白き森のシルヴィ》をリクルートし、《白き森のわざわいなり》を構える事によって妨害を成立させる事が可能です。

特に最近流行りの《ドロール&ロックバード》を意識した際には、手札に《スタンドアップ・センチュリオン!》や《誓いのエンブレーマ》が複合して入っている場合、《ドロール&ロックバード》を受けた上から、5妨害を構える事が出来るのも魅力です。
※上記の詳しい解説については、後程の章にて行います。

最後に《原始生命態ニビル》ですが、こちらも《白き森のアステーリャ》スタートで受けた場合には、相手の《原始生命態ニビル》の処理を行いつつ計3妨害を構える事が出来るため、採用されやすいどの手札誘発を受けた場合でもケアが効きやすいのが魅力と言えます。


◆展開後におけるモンスターの継続確保能力

続いてはモンスターの継続確保能力です。
基本的には後続確保の能力と考えて頂いて問題ありません。

主な後続確保は以下の通り

・相手ターンに特殊召喚した《重騎士プリメラ》によってサーチした【センチュリオン】カード
・墓地から回収した《白き森のリゼット》
・墓地に存在する《白き森のシルヴィ》《白き森のルシア》

上記が手札・墓地リソースとして存在する他、《赤き竜》からのシンクロを行なえている場合、《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》《スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン》が妨害効果の使用後に帰還する運びとなります。

また、【白き森】の大きな特徴としてEXモンスターが循環するのも強みとして挙げられます。
《白き森のシルヴィ》《白き森のルシア》はフィールド・墓地の【白き森】シンクロモンスターをEXデッキに戻す事によって、墓地から特殊召喚を行う事が出来る為、展開を行いながらEXデッキのリソースを回復する事が出来ます。

◆強力な永続罠を採用しやすい

最後に紹介するのは、一部永続罠とのシナジーが強力かつ、その永続を守る事が出来る点です。

あくまで個人的意見ではありますが、現在採用されている永続罠の中でも、飛び抜け強力だと思うカードは、《サモンリミッター》だと感じています。

ターン中における行動制限を永続的に課す事が出来る為、実質的に相手の動きをほぼシャットダウンする事が出来る凶悪なカードでしょう。

非常に強力な効果を持っているカードですが、自分自身もその効果範囲に含まれてしまう事から全てのデッキが採用出来ると言うよりは、相手の妨害を行った後で、自分で拘束を解除出来るデッキが使用しているカードです。

馴染み深いデッキで言えば、【スネークアイ】系統のデッキで採用が見られるでしょう。
相手の拘束を行った後、自分のターンにて《スネークアイ・エクセル》や《スネークアイ・オーク》のリクルート効果のコストで墓地へ送る事で解除し、自分は制約を受けずにアクションへ繋ぐ事が出来ます。

勘の良い方はお気づきでしょうが、【白き森】においても同様の運用が可能となっています。
相手ターンにて《サモンリミッター》で拘束、返しのターンで《白き森のアステーリャ》等の効果コストで墓地へ送る事でアクションを行う事が出来ます。

こうする事で、自分のターンに《増殖するG》等でアクションが行えない場合でも《サモンリミッター》で拘束し、ゲームを有利に進める事が出来るため、相手の手札誘発に対する耐性を実質的に上昇させる事が出来ています。

また展開が成立している場合には、《騎士皇アークシーラ》が存在している為、②効果の魔法・罠カードの破壊耐性によって永続を守る事が出来るのも非常に強力なポイントだと言えるでしょう。

【白き森センチュリオン】基本展開①-《白き森のアステーリャ》

この章では、【白き森センチュリオン】における基本展開について紹介を行います。
今回は基本となる《白き森のアステーリャ》からの展開を紹介したいと思います。

《白き森のアステーリャ》を召喚、効果で魔法罠を墓地へ送り効果発動。

《白き森のシルヴィ》を特殊召喚、効果で《白き森のわざわいなり》をサーチ。

《白き森のアステーリャ》《白き森のシルヴィ》を素材に《白き森の魔性ルシエラ》を特殊召喚、効果で《白き森のわざわいなり》を墓地へ送り《白き森のいいつたえ》をサーチ。

墓地の《白き森のアステーリャ》《白き森のわざわいなり》の効果を発動。
《白き森のわざわいなり》をフィールドにセットし、《白き森のアステーリャ》を特殊召喚。

《白き森のいいつたえ》発動、デッキから《白き森のリゼット》をサーチ。

《白き森のアステーリャ》《白き森の魔性ルシエラ》を素材に《白き森の妖魔ディアベル》を特殊召喚、効果で墓地から《白き森のいいつたえ》を回収。

墓地の《白き森のシルヴィ》効果、《白き森の魔性ルシエラ》をEXデッキに戻し自身を特殊召喚。

《白き森の妖魔ディアベル》《白き森のシルヴィ》を素材に《騎士皇アークシーラ》を特殊召喚、効果で《スタンドアップ・センチュリオン!》をサーチ。

《スタンドアップ・センチュリオン!》発動、効果で手札を1枚捨て《従騎士トゥルーデア》を永続罠扱いで置く。

《従騎士トゥルーデア》効果、自身をレベル8で特殊召喚。

《従騎士トゥルーデア》効果、《重騎士プリメラ》と自身を永続罠扱いで置く。

《重騎士プリメラ》効果、自身を特殊召喚。効果でデッキから《竜騎兵ガーゴイルⅡ》をサーチ。

《竜騎兵ガーゴイルⅡ》効果、《従騎士トゥルーデア》を墓地へ送り自身を特殊召喚。

《重騎士プリメラ》《竜騎兵ガーゴイルⅡ》を素材に《赤き竜》を特殊召喚。
《赤き竜》及び《竜騎兵ガーゴイルⅡ》効果、自身を手札に回収し《シンクロ・ランブル》をサーチ。

《赤き竜》効果、自身をEXデッキに戻し《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》を特殊召喚。

《白き森のリゼット》効果、《白き森のいいつたえ》をコストに自身を特殊召喚し《白き森のルシア》をサーチ。
《白き森のいいつたえ》効果、墓地からフィールドにセット。

《白き森のルシア》効果、《白き森のいいつたえ》を墓地へ送り1枚ドロー。

《白き森のリゼット》《白き森のルシア》を素材に《I:Pマスカレーナ》を特殊召喚。

墓地の《白き森のルシア》効果、《白き森の妖魔ディアベル》をEXデッキに戻し自身を特殊召喚。

《シンクロ・ランブル》発動、墓地から《白き森のシルヴィ》を特殊召喚。

エンドフェイズに《騎士皇アークシーラ》効果発動、墓地の《従騎士トゥルーデア》を永続罠扱いで置く。

相手ターンに《従騎士トゥルーデア》の効果を発動、自身を特殊召喚し《従騎士トゥルーデア》のレベルを8に変更。

《スタンドアップ・センチュリオン!》効果発動、《白き森のシルヴィ》《従騎士トゥルーデア》を素材に《赤き竜》を特殊召喚。
更に効果で自身をEXデッキに戻し《スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン》を特殊召喚。

最終盤面
《I:Pマスカレーナ》
+《騎士皇アークシーラ》
+《スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン》
+《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》
+《白き森のルシア》
+《白き森のわざわいなり》
+手札《竜騎兵ガーゴイルⅡ》
+1枚ドロー

上記盤面を完成させる事によって

・《I:Pマスカレーナ》から特殊召喚する《S:Pリトルナイト》の①&②それぞれで2妨害
・《スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン》による相手フィールド全除外による1妨害
・《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》による各種無効効果で1妨害
・《白き森のわざわいなり》効果でシンクロ召喚した《白き森の魔狼シルウィア》によって1妨害

計5妨害を《白き森のアステーリャ》から展開する事が出来ます。

それぞれが非常に高い質の妨害である事から、展開が決まれば勝利に近いと言っても過言では無いでしょう。
また、《白き森の魔狼シルウィア》が特殊召喚された際に墓地の《白き森のリゼット》効果が発動し、手札に回収する事が出来ます。

後続をしっかり確保出来ている点、そして《S:Pリトルナイト》《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》《スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン》それぞれが効果使用後は帰還する為、返しのターンも盤石と言っていいでしょう。
以上が《白き森のアステーリャ》初動による基本展開となります。

ここまでが無料部分となります、ご覧頂いた皆様ありがとうございます!

この後の章では、相手の手札誘発の受け方のテクニック、覚えておくと便利なアクション等についても解説を行っていきますので、気になった方は是非最後までご覧頂けると嬉しいです!

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