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色の基本03:【CMYK-色の三原色】

印刷などの色料はCMYの3つの色の素で構成されています。この3つの素を色料の三原色と呼び、CMYそれぞれは下記の通りです。

C:Cyan(シアン:水色)
M:Magenta(マゼンタ:赤紫)
Y:Yellow(イエロー:黄)

この3色に白と黒を加えた5色で、全ての色を表現することが可能です。
印刷では白は紙の色として考えられ、実際にプリンターに含まれる色は、CMYの3原色に「K」(ブラック:黒)を加えたもので表現されています。

3原色が一番明るい色で、混色をすればするほど暗色になることから、減法混色と言います。

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この3原色全てを混色すると、理論上では黒が出来ることになりますが、実際には鈍い暗色になることから、より美しい黒らしい黒を表現するため、CMYに黒の「K」を足して4色が印刷などで使用されています。

このCMYKはプロセスカラーとも呼ばれています。


CMYはそれぞれ色の名前から取った頭文字ですが、ブラックのKは「Key color」の「K」です。輪郭などの縁取りに使用されていたプレートが由来と言われています。

また、印刷の際は、K:黒一色で印刷すると下地が透けて感じる事もありますが、インクを重ねない分、低コストで印刷できるメリットがあります。

より深い黒が必要なときはCMYの混色後、更にKを足すと黒らしい黒になります。




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