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「あなたは就職先を選ぶ際、何を基準にしますか?」~【田村駒】堀さんに聞いた!~

こんにちは!COLORです!
今日は、22年6月に台湾の大学を卒業し、繊維系の専門商社である田村駒株式会社へ就職した堀さんにインタビューしてみました!


運営:
本日はよろしくお願いします。
まず自己紹介をお願いします。

堀さん:
繊維系の専門商社である田村駒株式会社に就職しました堀と申します。
台湾の東海大学国際貿易学科を2022年6月に卒業しました。


1.留学中に力を入れていたこと

運営:
まず留学中に力を入れていたことに関してお伺いできればと思います。

堀さん:
大きく分けて2つあります。一つ目は当たり前だけど言語の部分です。言語を学びたいという理由もあり台湾に来たので、ネイティブの人の7〜8割くらい話せればいいなと思い言語学習に力を入れていました。
二つ目はバイトです。実際に台湾で働いてみて、いろんな人と触れ合うという所も大事にしていました。

運営:
言語学習に力を入れていたという所で、いろいろ方法を模索されていたと思うのですが、おススメの方法とかってあったりしますか?

効率的な言語学習において「環境」に勝るものはない

堀さん:
やはり「環境」が一番伸びた要因かなと思っています。留学生は共感してくださる方が多いと思うのですが、一年目現地の人たちと一緒に授業を受けた時に早すぎて全然聞き取れなかったんですよ。これはまずいなと思いながらも大学に日本人が多かったことから結構日本人と一緒にいて、言語の面では全然成長できなかったなと感じていました。それに危機感を感じた二年目後半に、日本人と関わるのを少なくしようみたいなのを自分で決めてやってて、環境を変えたことで自分の中国語(特に発音)をネイティブに近づけることができたり、台湾人が実際に何を言っているのか確実に聞き取れるようになったり、スピード感にもついてこれるようになったかなと思っています。

運営:
「環境」については自分もとても同感です。
二つ目のバイトについてももう少しお伺いしたいのですが、堀さんはどういったバイトをされていたのですか?

堀さん:
期間は短かったんだけれど、日本料亭のウエイターをしていました。特に料理の説明で、産地含め全部中国語でお客さんに説明するのがとても大変でした。その後大学の近くにうどん屋さんができてそこで1年間ほどバイトしていました。

運営:
バイトでしか学べないような中国語が学べるのは大きいなと思うし、台湾で実際に働く貴重な経験になったのではないでしょうか。

堀さん:
そうですね。ある意味専門用語ではないけれど、そこでしか使わないような中国語は大学で学ぶことは無いと思うから知れたのは大きかったかもしれないですね。

2.学生時代の経験→仕事への活かし方


運営:
ありがとうございます。先ほどおっしゃった留学中に力を入れたことを始め、こういったことが仕事し始めてから役に立ったとかってどんなものがありますか?

堀さん:
まず一つ目は中国語の部分ですね。実際に今すごく関わっているわけではないんですけど、軽く通訳みたいな感じだったり、中国メーカーとのメール対応等を現在行なっているので、学生時代に力を入れた言語の面がとても生かされていると感じています。
あとは、バイトをしている中で「接近のしやすさ」、人と距離を縮めたりするのってあるじゃん?その時に向こうの人は「日本人中国語話せないでしょ」みたいな先入観があるだろうから、「君しゃべれるじゃん!」みたいなのでグッと距離が縮まってそこからもっと縮めることができているのは、バイトの時の経験が生かされていると思いますね。
今私営業の仕事をしているんですけど、営業しているときもこのスキル活用できているものの一つです。

運営:
中国メーカーとのやり取りする機会が多いとおっしゃっていましたが、字の違い(繁体字と簡体字)で苦労はしましたか?

堀さん:
めっちゃしました!簡体字を全然知らなかったから、読めないってなって、どうしようと考えた時に、まずHSKを取れば何とかなるだろうと思い、5級、6級と取りました。対策本等を見ながら調べたりして体で覚えた感じです。まあ普通に先方が繁体字でも対応はしてくれるから、そこまでめっちゃ苦労ってのはないかなと。ただでもやっておいた方が絶対いいと思います。

運営:
なるほどですね。やはりHSKは語学力の証明としてだけではなくて、「簡体字に慣れる」という意味でも取得しておく価値がありそうですね。
堀さんの会社でも中国語を話せる人材はかなり少ないんですか?

堀さん:
そうですね、今海外に結構事務所があって、駐在している人は何人かしゃべれるんだけれど、日本に大阪と東京に本社があって、その中で喋れる人は両手で収まる位なので、そんなに多くないと思います。

運営:
なるほどですね。でしたら中国との案件だったりも重要な部分を担ったりする感じですか。

堀さん:
結構全然関わっていないのに、とりあえず入ってくれみたいなのが多くて、お誘いを受けるのはとてもありがたいことですが、専門用語が多いのでしっかり準備してから望んでいます。

3.入社までの経緯

運営:
どういった経緯で入社まで至ったのでしょうか。

堀さん:
3年生の10月末にキャリアフォーラムに参加したところが一応就活を始めた時期で、その時はうまくいかず流れて、正式には3月のタイミングで日本の大学の人たちと就活始めた感じです。ESの書き方とか全然分からなかったから、そんなに申し込んでいなくて、今いる会社が5月中旬ぐらいに最終選考があり、そこで内定もらったので、福利厚生の面もすごく充実しているなという部分もあって決めました。

運営:
なるほど、「福利厚生」というワードが出たので、堀さんが重視していた「ポイント」をお聞きしたいです。

堀さんが選ぶ就職先を決める際に見るべき点

堀さん:
福利厚生の他にでしたら、個人的には給料、休みなどはまず見る必要があると思っていて、固定休日かつ祝日は休みですよっていう会社は見た方がいいかなと。たまに書き方で土日祝2日って書いてある場合があって、祝日も出勤する必要があったりする可能性があります。その他にも家賃補助や寮があったりそういうところも忘れずに見た方がいいのかなって思います。
 給料に関しては、まあここだけの話低くても嫌なので、でも高いからといってよく見てみたりすると、残業代を含めた給料だったりするので、高いからすごいいいなと思わないでしっかり見た方がいいかなと思います。例えばボーナスが年何回出るとかそういうのは見とかないと、額面だけで見たら高いけどボーナスは出ないとかだったら、見ておいた方が後々入ってから給与の面で後悔しないのかなって思います。

運営:
確かに、給料や休みの面も大事な要因になってきますよね!
という感じでいくと今の会社は結構そこの部分は満足しておりますか?

堀さん:
そうですね。見込み残業ではあるんだけど、結構日中は自由に動けるから、あんまりルーティーンみたいな、例えば朝メール見てこれやってこれやって帰るみたいなのがないから、そういう面ではすごい働きやすいと感じています。

運営: 
結構自由な感じなんですね!

堀さん: 
そうなんですよ。だから残業っていう部分でも、結構課によって、僕がいる今所属してる課は結構早く帰ったりするから、そこは正直運だとは思いますけれど。

運営: 多分入社してこの部署に配属されますっていう感じなんですか?それとも自分で希望してって感じですか?

堀さん: おそらくどの会社も一緒だと思うけど、例えば最終面接で「何したいです」みたいなのを言うんですよね。「この会社のこういうのをやりたいです」みたいな。そこから人事が社内で声をかけて、課長が「今年欲しいです」みたいな手挙げたりして、人事が適材適所で人員配置していくみたいです。新入社員側が「やりたいです、この仕事したいです」って言って、その課の課長が「今年は取らないです」ってなったら別の部署に配属されるけれど、大体の会社は普通に最終面接の段階で「これをしたいです」って言うから、その部署に入れるのがほとんどじゃないかなと思いますよ。

就活情報のキャッチアップについて

運営:
そういう感じなんですね!私自身流れが少し不透明だったので聞けて良かったです。
就職先を選ぶうえでポイントとなる部分を挙げていただきましたが、それらの情報をどのようにキャッチアップしていましたか。

堀さん:
僕はやり方として、最初に何やりたいかを決めてて、いわいる就活軸のような。この業界に行きたいとかは決めてたから、マイナビで調べてエントリーして、あとはワンキャリアっていうサイトがあるんだけど、そのサイトでジャンルをしぼって調べることができるんですよ。
例えば何々系のメーカーとか、何々系の商社、5代商社、大手商社、専門商社とかバーって入れて、そこから情報を取ったのと、あとはそこで企業名を知ったから、マイナビに移動して、マイナビでその企業を調べてよさそうな募集にエントリーするという流れを取っていました。

運営:
なるほど!企業名を知る用のサイトと、企業の細かい部分を調べるためのサイトを使い分けていたのですね!

堀さん:
そうです!あと補足するなら、OpenWorkっていう企業の口コミサイトみたいなのがあって、そこは結構気軽に会員登録してみるとかもアリですよ。給与面とか、例えば風通しどうなんだとか、会社の雰囲気こんなんだとかは結構OpenWorkも使っていましたね。

運営:
なるほど。やっぱり実際にそこで仕事されてる方の声ってかなり貴重だと思うんで、選ぶ際に役に立つかなって思いました。
利用頻度としてはかなり頻繁に見られていた感じなんですか?

堀さん:
頻繁ってわけでもないかもしれないけど、自分のエントリーした企業はほぼ全部見たんじゃないかな、このOpenWorkで。あとは面接していく中で、落ち着いて喋る人とか、アットホームな人とか体育会系のガツガツ行くそういうのとか人事の特徴は結構見てて、それを見て「これ多分合わないかもな」とかで判断してたりもしてました。

運営:
 就活生にとって一番接触機会が多いのが人事ですもんね。そういった意味では確かに大事だなと思いました。

堀さん:
そうそう、就活の面でっていうのもあるけど、その会社のこういう人たちだよっていうのを代表しているから、多分人事がこんな人だったら会社の人たちも多分そんな感じの雰囲気なんだろうなと、イメージしていいと思う。

『後編へ続く・・・』

最後に

いかがでしたか!?
就職先を選ぶ基準は人それぞれ違うと思いますが、堀さんがおっしゃっていたような待遇面も重要なポイントの一つだと思います。
台湾でバイトの経験を通して得られたものについても、「語学面」がすぐに思いつきがちですが、「人との距離の縮め方」も魅力的なポイントだなと感じました!

次回は、
・就活を通して掴んだ面接の傾向
・ES(エントリーシート)を書く際のコツ
を始め、引き続き堀さんにフォーカスした内容をお送りします。
乞うご期待!

執筆:Yuji Miyajima


『就活始めたいけど何から始めていいのかわからない』
『業界や企業のこともっと知りたい』
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