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「アピールする機会は自分から作りに行け!」~【田村駒】堀さんに聞いた!~

こんにちは、COLORです!
今日は、22年6月に台湾の大学を卒業し、繊維系の専門商社である田村駒株式会社へ就職した堀さんにインタビューしてみました!
後編である今回は、堀さんが就活を通して掴んだ面接の傾向や、ESのちょっとしたコツ等をお伝えしていきます!

では早速後編に入っていきましょう!!


4.面接について

数多くの面接を通して掴んだ傾向とは


運営:

堀さんは何社ぐらい面接を受けられましたか?

堀さん:
20社ほどぐらいですね。

運営:
先ほど人事の方の人柄について少しお話がありましたが、印象に残っている人事の方はいますか?

堀さん:
面接のやり方とかも結構大事だなと思っていて、1対1の面接と、集団でグループディスカッションをするパターンと、あとは面接の中で枝分かれして、例えば小学校の頃から振り返っていく人とかもいらっしゃいましたね。

運営:
小学校からですか!?

堀さん:
そうそうそう。人生の曲線グラフみたいな感じで、気持ちの浮き沈みを聞かれました。「この時はすごかったです」とか、「その時は激萎えしてました」みたいな感じで。それぞれの出来事を細かく聞いてくるところは、特に採用に力を入れているんだなと感じ、いい会社だなとは思うけれど、逆に言うとそれらを全部説明できるくらいちゃんと準備もしないといけないので大変だった記憶があります。あと人事の人の雰囲気とかで言うと、すごいガツガツ来る人。めっちゃ明るくて、もうザ・ベンチャーみたいな感じの人、いろんな方にお会いしました。

運営:
やはりそういう雰囲気って結構感じ取れますよね。

堀さん:
そうそう。やっぱりそういうのって本当にいろんなタイプの方がいらっしゃるからですね。ゆるーって面接する人もいれば、そういうめっちゃ熱血ですみたいな、すごい熱すぎる人もいるので。そういう部分で、例えば自分が「この人みたいになれるかな」っていうか、この人みたいな喋り方とか立ち位置とか立ち回りを取れるかなって考えた時に、「自分がどう思うか」などの部分は結構見ていました。

運営:
なるほどですね。浮き沈みのグラフは就活だけでなく、自分を振り返るうえでとても役に立ちそうだなと思いました!
その中で、よく聞かれたとか印象に残っている質問などってあったりしますか。

堀さん:
僕が選んでた会社って結構面接時間が短いようなところが多かったので、時には30分面接があったら、面接やってるの5分で、他は雑談とか意外とありましたので。よく聞かれた質問に関しては、まあ面接ガチなその5分間の中で一番聞かれたこととしては、「なぜうちに入りたいのか?」ということですね。あとは、台湾に行った経緯とかも聞かれやすいです。あとは「うちを希望する理由」「どういうところでうちがいいと思ったのか」っていうのは、当たり前にみんな準備するとは思うんだけど、ほかの学生と似たような回答になるため、これらの質問に対してはあらかじめ深ぼって考えることが必要です。

運営:
なるほど。台湾の学生時代の話とかも聞かれたりしますか?

堀さん:
されましたね。いわいる「ガクチカ」の部分もよく聞かれました。基本的なことになるかもしれませんが、大学時代力を入れたことと志望理由は100%マストで聞かれるといっていいでしょう。

面接では話すことを固定化

運営:
やはりそうですよね。ということは、面接の前とかもかなり練習とかってされた感じですか?

堀さん:
自分はしていないです。人によるんだけど、1個上の先輩に「面接の練習したいので、面接官の役してくれませんか?」ってやってる人は何人かいたけれど、自分の場合はメモみたいな感じでバーって書いて、もう喋ることを固定化するという。この質問が来たらこれを答える、ってことはもう決めてたので個別練習はしていないですね。

運営:
喋ることを固定化、それも1つの方法だなと思いました。
就活の際の1番のネックポイントとして、台湾にいて情報が少ないとか、そういったところもあると思うんですけれども、堀さんが感じたネックポイントだったりとかってあったりしますか?

就活における不安

堀さん:
そうですね、おっしゃったように情報不足は間違いなくあると思います。普通日本の大学だったら多分参加型就活セミナーみたいなのはあるんだけど、台湾の場合、例えば企業さんが大学来て、企業紹介も含めたことをやったりとか、多分大学内に就活専門のチームみたいな、そういう就活に特化した人たちがセミナー開いてやるとか、そういうのが全然ないからですね。

運営:
確かにそうですよね。

ES(エントリーシート)を書く際のポイント

堀さん:
そうそう、だからそこは結構苦労しました。
少し話逸れるのですが、1つポイントとしてあるのは、面接のES(エントリーシート)の時に「東海大学」って漢字で書いてて、日本にも東海大学があるじゃないですか。「姉妹校ですか?」みたいなのすごく言われて。人事の人って多分毎日3000枚以上見てるのね。で、その中で「この人おもろそう」とか、目に留まることって大事じゃないですか。なのでESで大学名をあえて英語で書いていました。

運営:
確かに印象に残りますもんね!「英語で大学名を書く」、プチテクニックですね。

運営:
ES多分色々項目あると思うんですけれども、人事の方の目に止まるっていうのはおっしゃってくださったように間違いなくポイントだと思うのですが、大学名のほかに項目を書く上でどういうことを意識していましたか。

堀さん:
勉強していた学科が国際貿易だったから、あえて難しい方で「國際系貿易学科」って書いてあるとか。

運営:
なるほど。それはなぜですか。

堀さん:
「何これ?」みたいになるから、そこから学部で勉強していたことを十分に話してアピールすることができるからですね。

勉強したことの生かし方

運営:
アピールポイントを自分から作りに行くのは、今回の記事で一つキーポイントになるのではないでしょうか。
それで言うと学科で勉強したことって、結構仕事に直結したりしてますか?

堀さん:
直結してるってわけではないかもしれないけど、ちょっとした知識、例えば貿易関連の知識とかですね。貿易条件ってやつがあって、船が日本と中国で輸入をするときに、どこから日本側が負担するか。船に万が一のことが起こった時に、誰がどのタイミングでカバーするか、船が出港したタイミングで日本側が全部カバーするのか、もしくは中国から出た船が日本についたタイミングまでは中国側が負担するとか、そういう部分で貿易条件が「使えるんだな」と思ったことはありました。あとは単純に会計学とかに関して、会社入って気にすることは多かったので、「これ聞いたことある」とか「これ知ってる」とかは多かったですね。ベースとして若干残ってるっていうのは結構多いから、だからやってて損はないと思います。

堀さんからのメッセージ

運営:
知識としてためておくことは大事ですよね。
インタビューも終盤に差し掛かってまいりましたが、最後に堀さんの方から「こういうこと伝えたい」ことはありますか?

堀さん:
自分が言えたことじゃないけど2つあって、一つは「もっと台湾人の人といればよかったな」ってのはすごい思いますね。というのも多分もっと喋ってよりネイティブの人に近づいて、通訳に任されても余裕でできます、みたいなスタンスになれたと思うので。
もう一つは活動にもっと積極的に参加しておけば良かったなって思っています。経験の1つとしてなるじゃん?そういうのやってたら、バイトとは違う視点で、自分の選択肢、やりたいことの選択肢とかがきっと増えると思うし、やはりそういう経験は就活でとても強みになるんですよ。「こういうのやってました」とか。ただ大学行ってバイトしてるレベルではまだ普通だと思うので。
4年間せっかく日本でできないことをやってるんだから、どんどんチャレンジしていってほしいなと思います。

最後に

今回のインタビューを通して、海外大から日本の企業に就職する道のりは決して平坦ではないものの、堀さんのように、情報収集を怠らず自分自身の強みを最大限にアピールすることで、チャンスを掴むことができるということが分かりました。

また、堀さんの経験から、大学生活での過ごし方や、面接対策の重要性についても改めて考えさせられました。海外で学ぶ皆さんも、ぜひこの記事を参考に、後悔のない就職活動を送ってください!

そして、この記事が、海外から日本への就職を目指す皆さんの一助となれば幸いです。

ありがとうございました!

執筆:Yuji Miyajima



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