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大人の塗り絵/⑧ 私の中の神殿 自分を愛しむ塗り絵~2 音の神殿

全ページ塗りに挑戦中の「私の中の神殿 自分を愛しむ塗り絵」から3枚目の「2 音の神殿」を塗りました。

色選びの方法

私は、色塗りに取り掛かる前に大体の配色を決めておきます。頭の中で決めることもあれば、他の紙に色を並べてみて決めることもあります。
描かれているのが実在する物や風景の場合は、実際の色が大きなヒントになります。例えばゾウなら、リアルに仕上げたい時はグレーを選びます。そのグレーが一つの基準となり、ピンクの像、黄色の像と、全体のイメージに合わせて色を変化・発展させることができます。
しかし、抽象的な図柄や模様は基準となる色が無いので、想像やイメージに頼って色を選びます。「私の中の神殿」では、どちらかと言えば後者のイメージによる配色というパターンとなるような作品が多いと思います。

色選びに悩む…

今回の「音の神殿」では、最初のプランニングにかなり悩みました。なぜなら、線画のパーツ(雲のようなモクモク)の区切りがよく理解できず、配色が思い描けなかったからです。

そこで、この線画に添えられた詩をヒントにイメージを深めることにしました。

最初の和音が 大きく響き渡る
予兆のリズム 予感の旋律
この場所で魂たちは生まれた
好奇心で胸をいっぱいにし
波に乗って歌いながら 旅に出たに違いない

私の中の神殿 自分を愛しむ塗り絵

女の子が奏でるピアノの音色から音楽が生まれ広がっていく。そのイメージからピアノと階段はモノトーン、二人の女性は寒色、そしてモクモクは生れ出た音楽と捉えて動きのある暖色に。今回はこの大雑把な配色プランで塗り始めることにしました。

わかりやすい部分から塗り進める

まずはモノトーンのピアノと石段。石段と馴染むモスグリーンは上に行くにしたがって明るいグリーンへ。女性の髪は華やかさのあるセルリアンブルー。
ここまで塗ると、モクモクの形や配置がだいぶ見えてきました。

モクモクは中央部から塗り始めました。それぞれのパーツの形が見えるように色を変えて塗り進めます。濃淡により立体感も出したいと思いました。

カラフルなモクモクが引き立つように、背景は女性の配色と馴染む色合いに抑えます。最後に全体の色を整えて、完成させました。

十人十色

塗り絵の配色は人それぞれですが、この画のように抽象的なパーツが多い線画はより想像力が必要となるので、個性的な作品が多く生まれそうです。みなさまはどのように塗ったのか、他の方の作品が見たい!と強く感じました。



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