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大人の塗り絵/⑦私の中の神殿 自分を愛しむ塗り絵~1 光の神殿

大野舞(デナリ)さんによる塗り絵本「私の中の神殿 自分を愛しむ塗り絵」の全ページ塗りに挑戦しています。前回の「0 源の神殿」に引き続き、今回は「1 光の神殿」です。線画には大きな太陽からの光を浴びてほほ笑む女性が描かれ、太陽や女性の衣服に描かれた模様がとても可愛い!

頭に浮かんだ2つのアイディア

「光の神殿」ということで「光」をイメージした時、2つのアイディアが頭に浮かびました。
1つは虹です。光をプリズムなどで分光した時に表れるスペクトル ― 虹色の色相グラデーション。これをどこかに取り入れたいと思いました。
もう1つはステンドグラスです。線画の上部に描かれた太陽の模様をステンドグラス風に塗りたいと思いました。

しかし、実際に色の構成を考えてみると、このアイディアを2つとも取り入れるのはかなり難しく、結論として虹色を女性に取り入れ、ステンドグラスのアイディアは諦めました。女性のカラフルさを活かすために太陽を含む背景は同系色や類似色でまとめることにしました。

グラデーションに苦戦

さて、虹色グラデーションと言っても、ズバリの虹色を線画の女性にそのまま取り入れるのは無理。ということで、虹色をアレンジして取り入れました。まず、レインボーカラーの赤、橙、黄、緑、青、藍、紫をこの順番で女性の髪から衣服の裾まで配色します。線画に合わせてながら、なめらかに色合いが変化するよう、そして光のように透明感がある色を慎重に選びました。

女性の衣服の下の方にある木のモティーフについては、やはり「木」らしさを出したいと思い、幹の部分には虹色の並びから外れたベージュを使用し、背景の部分に青系を用いて虹色グラデーションを連続させました。
色を塗る際も透明感とスムーズな色の変化にこだわり、できるだけ薄く薄く重ねていきました。

ステンドグラス風を諦めた背景は太陽を赤~橙~黄の類似色相でまとめました。線画のパターンが面白いので、それが分かるよう、しかし目立つ配色にならないよう色を配置しました。

全体の調子を見ながら所々に色を足して完成です。

配色と薄塗りに結構苦労した反面、明るい色に触れていると気分も明るくなるので、今回も楽しい塗り絵でした。

※下記のブログで作業の詳細をご紹介しています。
よろしければご覧ください。
「カラーリストによる大人のぬり絵ブログ」


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