推すこと、愛すること。
好きな人も、好きな音楽家も、好きな俳優も、好きな作家も、好きな画家も、
私の人生に沢山いる。
でも「推し」だと思えるのは、
きっとこれが最初で最後。
どうして単に好きなアイドル、というだけで留まれないんだろう。
キムテヒョンさん、彼が私の「推し」だ。
↑ただテヒョンさんが好きだと言いたかった記事。
「好き」って何だろう
生活の中にどのくらい「好き」が存在しているかが
幸せの基本的な尺度ではないかと思う。
天気がいい、ご飯が美味しい、良く眠れた、
道端の花がきれい、風が心地いい、雨音が素敵、
今日の服はお気に入り、メイクが上手くいった、
一緒にいるこの人のことが好き、
大きな「好き」は勿論、
どんな小さな「好き」も見つけるのが上手な人は幸せだ。
幸せとは、自分で見つけて、自分の力で掴むものだ。
このところ、「好き」って何だろうとよく考える。
とても個人的な感情なので、人の数だけ「好き」の定義があるのだろうと思う。
だから誰しも他人が自分に理解出来ない「好き」を持っていることがある。
お互いさまだ。
今どきらしく言えば多様性というのかもしれない。
そんな多様性の中でも私はきっとかなりの少数派だろうことは承知している。
これは、私にとっての「好き」とはなにか、「推し」とはなにかの告白だ。
「ゆるす」と「愛する」
中学生のころ、山本周五郎の「ちくしょう谷」という作品を読んで大きな衝撃を受けたことを覚えている。
以来、これが私の「愛すること」の考え方のベースになった。
これは非道の輩に兄を殺された主人公の「罪を赦す」ことについての言葉だ。
私はこの「ゆるす」を「愛する」に置き換えて考えている。
もし愛するとなったら限度はない。
ーここまでは愛するが、ここから先は愛せないということがあれば、
それは初めから愛してはいないのだ。
こんな風に愛するためには、
まず自分が主体で
地に足をつけて、しっかり立つ必要がある。
あくまでも自分の意思で
限度なく愛すると決めたとき、
その感情を愛と呼ぶのだと思う。
だから相手や取り巻く環境に何らかの変化があっても
自分が愛するということは全く揺るがない。
私が信じているのは自分自身の感情だから、
裏切られるなんてこともない。
何をくれても
何もくれなくてもいい。
自分自身の意思で愛しているし、
愛していることそのものから幸せを感じている。
だから、限度なく愛すると決めた以上、ずっと幸せなのだ。
愛の形と推す方法
何より愛されたいと願う人も
相手に自分の理想を求める人も
色々な愛の形があるのだろうと思う。
限度なく愛すると決めたのは私個人の話だ。
特にお勧めもしないし、押し付ける気持ちもない。
私も大概ヨコシマなので、
少しでも彼に愛されるファンでいたい。
彼の目に映る世界が少しでも優しく美しくあって欲しいから
私は今日も自分の行動について内省を繰り返す。
ARMYだ、テテペンだと括られると分かってるから
その名に恥じないように
先輩達のような賢く美しいファンになりたい。
例え悲しいことや悔しいことがあっても
下衆な悪意に呑み込まれて自分を見失うのは真っ平だ。
魔法使いキムテヒョン
「推し」とは言葉通り自分が「推している」対象だ。
彼が幸せであるよう、自由であるよう、
彼が選ぶ生き方のすべてをいつも応援している。
彼が大切にしているすべて、
家族やメンバーやスタッフ、ARMY達も皆んなが
幸せでいて欲しいと心から願っている。
I just wanna be happier と歌う彼が
どうかどうか、明日はもっと幸せになりますように。
今日も推しが健やかであるといいと思う。
私の推しは悲しいことや苦しいことを全部呑み込んで隠してしまうところがあるから、
本当はすごく心配もしている。
・・・私はどうやら、アレコレを限度なくゆるすことはできないらしい。
それでも、推しという存在の素晴らしいところは、
顔を見るだけで、声を聞くだけで、笑顔になってしまうところ。
同じ地球のどこかで健やかに息をしてくれていると思うだけで
「好き」が飽和状態になるくらい空気中に溢れ、
今日もこの上なく幸せな1日だと思わせてくれる。
これは、間違いなく魔法。
Winter Bear
何度も何度も助けられた、特別な歌を
今日も大切に胸に抱く。
彼が「안녕」と笑いかけてくれるだけで、
どんな悪い日も何でもないと思える。
テヒョンさんはそんな人だ。
私の推し方
最後に、同じ山本周五郎作品からもう一つ引用。
どんな時も、判断するのは自分。
それだけは手放さないように、見失わないように
自分の足で歩いてゆく。
私には私なりの愛し方、推し方がある。
そんな心に「推し」の歌声がずっと寄り添ってくれるといいと思う。
*BTSやテヒョンさんと山本周五郎を並べるなんて後にも先にもないと思います。
こんなトンチキな文章をここまで読んで下さってありがとうございました。ボラへ💜
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