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飲食店にて思うこと

学生時代のアルバイトも含めると、随分と長いこと飲食産業にカタチを変えながら携わってきた。だから、飲食店でオーダーミスやちょっとしたトラブルが自分に降りかかっても「いや、わかるわかる、そうゆう事ってあるよね」とか「確かに対応が難しい局面なんだよな」とか比較的寛容な自分がいる。

何をもって良いお客さんというのかは人それぞれだけれど、僕個人としては「良いお客さんに来てもらいたければ、まずは自分が良いお客になれ」という思いが強く、常々できる限り良い客でありたいと考えている。

でもこういった問題が僕に降りかかって来てくれれば良いのだけれど、多くの場合、僕の隣の人だったり、向かいの見るからに恐そうなオジさんだったり、かなり厄介そうなご夫婦だったりに降りかかる。

現場は一瞬にして険悪なムードになり、多くの場合ミスしているはずのお店の人が逆ギレしちゃっているから手に負えない。

他にはお客さんがオーダーを取りに来てくれないから不機嫌になっていることに、ホールの誰一人気づいていない場面にも結構出くわす。そのお客さんもスタッフに声をかければ良いものを、ただ時間の経過とともに不機嫌になりながら待ち続けると言う、完全な負のスパイラルを見事に作り出す。

こういう場合、僕は早い所この場を去りたくなる。飲食店経験者としてこの空気感が気になって仕方がないのだ。僕がこの状況を説明して代わりに謝ってお客さんの気を鎮めれば、少なくとも自分のご飯の美味しさは確保されるんだけれど、さすがにそれはやらない。

ウチの会社の直営店にも常々言うのだけれど、こういうお店の空気感をお客さんはとても敏感に感じ取る。一度でも飲食店ではたらいたコトがあれば、肌にピリピリ来るのがわかる。

お店のスタッフのコミュニケーション不足はもちろんのこと、お客さんとの不和も間違いなく感じ取れる。

最近、そういう場面に出くわす事がとても多い。最高のうどんも、カレーも、サンドウイッチも天ころ蕎麦も、大好物にもかかわらず、その空気感がすべての味をなくしてしまう。味気ない…とはよく言ったもので、そんな時は噛む回数をグッと減らして、とっとと飲み込んで早々に店を後にするから味なんて覚えちゃいない。

結構困ってるんです。個人的に…

お店の方へ、どんな時も逆ギレはいけません。
また、忙しいのはわかりますが、もうちょっと店内のお客さんに目を向けましょう!

災難が降りかかったお客さんへ、
お気持ちはよくわかります。僕なんか昨日もオーダーミスされました。でもね、間違っちゃうこともあるんですよ。もしお連れの方がいるのなら、その人のことも考えてあげましょう!オーダーミスで作り直しを命じれば、お連れの方との食事の時間がズレてしまいますよね。

なんか一つ寛容になれれば大抵のことは済んでしまいます。

なんてことを、じつは今日も思ったので書いてみました。

ご飯は美味しく楽しく感謝して食べたいですよね。

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