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イヌのキモチ

ウチのチュル(ポケットビーグル/15才)は、小さな頃から空気を読むことに関しては天才的。
大抵は、空気を読んだ上でできる限りの反抗をする。例えば、飼い主が旅行に行く時とか…。前の晩から警戒モードに入り、ゼッタイ捕まらないぞ!テコでも動かないぞ!というモードで反抗した後あっさり捕まえられる。

今回、ウチの奥さんが入院するにあたって、まず早朝に病院から帰ってくると、とにかく泣き喚く。そして目が見えない中、壁や階段にあたりながらクンクンと鼻を効かせて奥さんを探す。でも、いない。奥さんは病院のベッドでぐるぐる回る世界と戦っているのだ。

奥さん入院中は、申し訳ないけれど動物病院に預かってもらう事に。たいてい暴れるんだけど、今回はすんなり車の助手席に乗った。

助手席にちょこんと座り、クンクン言いながらじっとしている。

あれあれ、コイツ、やっぱりわかっている。
今は我が家的に一大事だってこと。

奥さんと同じでチュルも動物病院に2泊して、無事に退院…というか帰宅。

帰りの車は奥さんの膝に乗ってクンクン鳴く。

大丈夫だった?
寂しかったんだぞ!

そんな事を言っているのかどうか?
イヌのキモチはわからないけれど、こういう事件があると、ちゃんと繋がっているコトだけはよくわかる。

おかえり、ただいま、チュル。

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