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後期活動記録~ホームタウンチーム~

10月より始まった後期の配属チーム活動について振り返っていきます。今回はホームタウンチームの活動報告です。

執筆

メディアプロモーショングループ:仮谷 真歩

目次
①ホームタウンチームとは
②配属班の活動目的
③これまでの活動について
④まとめ

①ホームタウンチームとは

東京ヴェルディは日野市、稲城市,、多摩市など12の市区をホームタウンとしています。

地域のイベント参加や、サッカー教室の開催、選手とのふれあい企画の実施など、ホームタウンの皆様に東京ヴェルディをより身近に感じていただける活動を行っています。これらの活動により、皆様の日常生活でいつも近くに存在するクラブに、そしてなくてはならない存在になれることを願っています。

ホームタウンチームに配属された6名のカレッジ生は、地域連携チーム(4名)と行政連携チーム(2名)に分かれました。地域連携チームは週に1度クラブハウスで活動し、行政連携チームは都合によりオンライン上でコミュニケーションを取り合うという形で活動していきました。(↓実際の募集要項)

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地域連携チームの主な活動内容はサポーティングパートナー向けの新商品の企画やホームタウンで活動している団体や企業の抱えている問題のヒアリングが中心です。

行政連携チームの主な活動内容は、多摩市若者会議や多摩市と協力し、多摩市内でのスポーツイベントの企画をすることです。

カレッジ生はプロジェクトの中心として、企画立案やMTG日程調整等、全ての業務に関わります。

②ホームタウンチームの活動目的

【東京ヴェルディ】:ホームタウン在住者をスタジアムへ年間1.2万人呼ぶ。ホームタウンを緑に染める活動を実施する
【カレッジ生】:ホームタウンの理解、人や企業・地域を巻き込むスタンス強化、地域課題・行政課題を解決する企画・提案力の開発

これらは、「ホームタウンとの連携を強化し、ホームタウン活動から集客に連動させていきたい」という思いが込められています。

③これまでの活動について

地域連携チーム
最初の活動として、新商品を考えることになりました。(残念ながらここでは紹介できませんが…)商品を考える参考にするためにJリーグのチームだけでなく他スポーツチームが持つ商品を調べ、リストアップを行いました。他のチームにはないような新しい商品でありながら、ホームタウンに住んでいる方のニーズにしっかり合うという2つの観点からメンバーと案を出し合い、1週間試行錯誤を繰り返します。

ホームタウン担当の方に新商品をプレゼンした結果、資料の作り方などは良いものの”ターゲティングが甘い”という課題を指摘されることに。「ホームタウンに住んでいる方」というのを前提に考えていたため、それ以上細かいターゲティングができていなかったことに気づくことができました。

最初の課題を受けてからフィードバックを貰うまでかかった時間は1週間。同じペースでもう一度考え直した場合2週間かかります。丁寧に企画を練ることも大切ですが、これらの課題を2倍の速さで行えば1週間で2度のフィードバックを貰えます。スピード感を持って企画→提案→修正を繰り返す、結果的に質の良いものを作ることに繋がるということに改めて気づくことができました。

次の週からはホームタウンで活動している団体や企業のリストアップから電話でのヒアリングへと移ります。リストアップに使うフォーマットやヒアリングの台本などを1から考えるのも大変で、良くも悪くも自分がいかに無知で無力なのかということを思い知りました。

ヒアリングは電話だけでなく、直接訪問する場合もあります。カレッジ生も同行し、ホームタウンで活動している団体の方に抱えている課題などを聞きに伺いました。その団体はどのような活動をしているのか知り、抱えている問題を聞きながら「ヴェルディがどのように関わることで解決できるか」という視点を持つことができました。

電話だけでは伝わらない思いも、直接会うことで分かることがあり、このような地道な活動が「ヴェルディを身近に感じてもらう」第一歩なのかもしれないと思います。

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行政連携チーム
メインの活動として、多摩市若者会議や多摩市と協力し、多摩市内でのスポーツイベントの企画をすることになりました。
プロジェクトにアサインされた私たちは「大きなことを成し遂げたい。自分達なら絶対にできる。」という根拠のない自信と希望を胸に活動を始めます。

プロジェクトは前例がない状態からスタートしたため、企画の経験がない私達は何から始めていいのか分からず、進捗の無いまま1ヵ月が経過してしまいます。そのことに対し、自分達の無力さを痛感しました。これは学生生活では感じることのない挫折感です。プロジェクトを関係者の方に全て任せることもできましたが、そうしなかったのは、他のチームに配属され、急激に成長するカレッジ生がいたことが大きな要因です。彼らの存在が「遅れを取りたくない」「カレッジでの貴重な成長機会を無駄にしたくない」と思わせるきっかけとなります。

今までプライドが邪魔をしていてできなかったプロジェクト実現までのロードマップ作成法やMTG調整の仕方などを、ホームタウン担当の方やカレッジ生、多摩市の関係者に相談できたのも、そのおかげと言えます。

これらのアクションを取ったことで、プロジェクト実現から逆算した上で今後のスケジュールを建てるべきだと気付くことができました。

未だ道半ばですが、実現に向けて着実に歩みを進めています。進むべき道が見えなければ、抱え込まず周りに相談する。当たり前だと思っていることでも、プライドなどが邪魔して実行するのは難しい。そんな学びを行政連携チームでは学ぶことができたと思います。

④まとめ

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ホームタウンの活動はゴールが無く、モチベーションの維持も難しいことが多々あります。しかし、だからこそ期限や目標を決めて自ら行動することが求められます。私たちカレッジ生の活動が少しでもヴェルディに還元されたらいいな、という思いを持ちながら頑張ってきました。リアルな現場で味わう挫折や無力感はここでしか得られない貴重な経験です。その気持ちをバネに今後も頑張っていきたいです。


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