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香林家と猫4匹の生活 Fukuの性格の変化

 今回はFukuについて書こう。Fukuは最初に私の元で暮らし始めた猫である。我が子のように彼を可愛がったおかげで、人見知りになってしまった猫だ。2021年に日本へ来た時は、テレビの裏がFukuの定位置であった。私以外の人間は、まったく受け付けなかったのである。無論、MIki以外の猫もFukuは認めない。彼が承認する人・猫は極端に狭い範囲であったのだ。

 それがどうだろう。この1年間で性格が激変する。まず、母親・父親にすっかりなじむようになり、たまにくる兄家族にもバッチリ対応だ。何が起こったのか。

 2021年私はインドネシアと日本を半分半分で暮らした。私が日本に居なかった間、両親は献身的に猫の世話をしてくれた。その間、Fukuは日中、外へ散歩することを覚え(インドネシアでは完全な家猫だったのに!)のびのびと地元の生活をエンジョイしていたのだ。(もちろん首輪もつけ、さらにネームプレートもつけているので、何があってもカバーできるようにしている)Fukuはご飯時には必ず戻ってくる。時々ご飯はスペシャルフードだ。父が夏になると、地引網へ行って魚をもらって帰ってくる。この魚を母が丁寧に骨をとって茹でで、それをキャットフードと一緒に食べさせていたのだ。つまりFuku的には、”メシサイコー!こいつらいい人”と認めたのだった。

 私は2022年に残り2匹を持ってくる時に一番懸念していたのは、Fukuの威嚇であり、一番幼いBijitaはやられるのではないかということだった。しかし私が不在の間、Fukuは徐々に許容範囲が広くなり、加えて猫に対しても寛容になっていた。もちろん、最初はシャーと言っていたが、毛を逆立てるほどではなく、それも2日間ぐらいだ。もしかしたら数ヶ月一緒に暮らしたことを思い出したのかもしれない。Fukuはお兄さん猫らしく、この2匹を快く受け入れたのだ。
 
 家だけで猫を飼うことは安全だしその飼い方に大賛成する。しかし猫的には自由を奪われることにもなる。ここは難しい選択である。半分は放し飼い半分家猫の飼い方は、けっこう気に入っている。近所の方のご理解にも感謝している。一方で清潔を保つために猫を洗う機会を増やしたり、予防接種等もしっかりとせねばならない。まぁそれでも猫らしく生きて寿命をまっとうしてくれたらいいのだ。環境で人が変わると同様に猫も変わる!To be continued.

インドネシアのバティックの生地を使って、猫の首輪を作って販売しています。6月末から日本で販売しますので、よかったら、私のお店のぞいて見てください。 https://luculucucat.base.shop/