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引きこもりの効能

さて、まだ眠れないのでもうひとつ。

最近私は引きこもり的な生活をしており、誰かに雇われたり、叱られたり、責められたりすることがほぼない環境に身を置いている。
雇われることをやめて一年、在宅ワークになって数ヶ月だけど、気持ちの上で前とは変化がでてきたように思う。

まず、自分を中心軸に据えるようになった。
これはいい面も悪い面もあるけど、いい面としては、他人に振り回されにくくなる、自分独自の基準で動けるようになる。自分に自信を持てる。自分が好きになる。
悪い面は、自己中心的でわがままになる。協調性がなくなる。自己主張が強くなる。
私はこれまで、常に人の顔色を伺ってばかりで、なにか言われるとひどく傷ついてしまうことが多かったけど、最近、なんとでも言えばいいと諦観、達観するようになってきている気がする。以前はなんでも自分が悪い!と背負いこんでしまっていたけど、最近は自分だけを悪者にすぐにしないで、偉そうに言ってる相手もおかしいんでは?と疑うようになった。
人から叱責されたり責められたりしないというのはすごく精神衛生にいいらしい。

あと、気持ちに余裕が出た。精神的に比較的安定しているのは、気持ちに余裕があるからかもしれない。なにかあっても、心が分厚くてふかふかとしていれば、ちょっとのことはそこに埋もれて飲み込まれてしまう。

引きこもって出られなくて困っている、悩んでいる人はもちろんそれはしんどいだろうと思うけど、引きこもるという行為自体がいいとか悪いとかではないと思う。引きこもって苦労している人もいれば、引きこもって幸せな人もいる、のだろう。

私は多分引きこもり的生活とは相性が良いのだろうと思う。会いたくない人に会わなくていい、やりたくないことをやらなくていい、というのはよいらしい。

自分の確固とした感覚や考えを持つということは強みだろうと思っている。私はそれが曖昧になりがちで、たくさんの情報があふれた場所だと、自分というものが拡散してどこかにいってしまう。刺激や情報のすくない部屋にじっとしてはじめて、自分の内部の動きに気がつく、そういう感じがあると思う。

眠くなってきたのでこのへんで。

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