オタ活は時限付き魔法
オタ活は魔法のようなもので、私の人生に彩りを与えたり、どん底に突き落としたりもできる。
幼い頃から何かしらのオタクであった私にとって、感情の起爆剤であり、正直なければほぼ何も感じずに生きることになると思う。
楽しいも辛いもあるけれど、終わりの分からない人生を体感より早く終わらせるにはもってこい。ありがたい存在。
オタ活に勤しんでいる時、特にハイの時、生きててよかった、私の生きる目的はこれだ、と人生がパァァアアア!っと明るくなり、スキップとかしちゃう。本当に魔法にかかったみたい。
でもこの魔法は時限付き。
永遠じゃない。
段々と効力が薄れてきて、賢者タイムが訪れる。あれ、私何やってるんだっけ、と。
こんな事して何になるんだろう。推しは私の面倒を見てくれるわけじゃないのに。お金と時間が奪われていくだけで実りは無いのに。同年代の子たちと比べてしまう。
どうせなら永遠にかけてほしい。
気づかせないで。
ずっとファンタジーランドの住人で居させてくれよ。
でも他にやりたい事はあるのかな。
そもそも人生って実りあるものにしないといけないのかな?
生きることに関心がない私が少しでも楽しく生きれるのであれば、オタ活しててもいいんじゃないかな?
結局、堂々巡りで答えは出ない。
だからとりあえず今は、その時の気持ちに従う事にする。
ハイの時は思いっきりやり切って、
賢者タイムが来たら離れる。
操縦したりされたりしながら。
破産だけはしないように。
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