コト作りにおいて重要なこと
しばらく作品展の準備で、全く更新できておらず、すみません。
今日はこの人のお話。
『千利休』
この千利休の話をすると、決まってお茶でも始めるのか?だなんて言葉が聞こえてきそうですが、違います。
こまごました話は一旦置いておいて
千利休=総合プロデューサーとして見ると面白いんです。
『四規七則』からなる”和敬清寂”
千利休が作った、たった2畳しかない茶室”待庵”はなぜあのような設計になったのか?
目に見えて豪華な茶器にせず、真っ黒の樂焼が素晴らしいとしたのはなぜか?
もっと深く話すならば、にじり口が妙に狭いのはなぜか?
天井の高さ、素材が、亭主<来客なのはなぜか?
他にもいろいろありますが、
これらそれぞれの設計すべてに意味があって
とりあえずこんな感じで場づくりすればいいっしょ?的な
手を抜いてる部分は全くありません。
全部に意味がある。
わび・さびの精神。
”茶室の中はすべての人が平等である”ということ。
”亭主はお客様に敬意を払っている”ということ。
茶道を”おもてなし道”にしたプロデュース能力がすごい。
では、これらを自分ごとに落とし込んでいくと、どうなるでしょうか?
作品展そのものを設計することだったり、
お客様を1時間、圧倒すること。ワクワクを届けること。
ホスピタリティあるスタッフの対応。
作品展にどれくらいの人が来てくれたか?なんてことよりも、
数少ない来てくれた人たち全員に惚れてもらえたか?です。
楽しかったよ、また来るね。を引き出したい。
そのためにはSTAFFにこの千利休の話を知って欲しいんです。
僕の口からいろいろいうよりもよっぽど説得力あるしねw
でも根っこの部分は過去の偉人の中で
間違いなく最も共感したわけです。
もちろん、僕たちは”街おこし”することが目標なので、
現代版千利休になる!なんていうことはないけれど、
やるんならここは共有すべきだなぁと思って書きました。
樂焼の茶器がさきか?それとも茶室が先か?とか、
本当はもっと深く話したいんだけど、やめておきます。
リハで話しましょう。
コト作りに置いて最も大事な核となる部分の話でした!
それでは諸々準備してきます!
COLLECTION9 STUDIO
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