クトゥルフみのある夢を見た

クトゥルフみのある夢を見た。クトゥルフ、1~2回しかやったことないけど。ただ、似た流れを2回見たから、きっと同じシナリオを2周した夢だと思う。

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迷子の2歳くらいの女の子が現れた。まだろくに喋れない時分。泣きだしたりとかはしないんだけど、何を質問してもピンとこない様子。ただ、移動販売のお菓子(ポップコーンとかアイスとか)には興味津々。買ってあげるまで店の前から離れなかった。

買ってあげるとふらっといなくなった。周りのメンバーも気づかないうちに。すると、その子の父親を名乗る者から電話がかかってきて――

メンバーと言ったが、こちら側は、何やら奇っ怪な現象を調べてまわる集団である(高校のオカルトサークルだったり、オカルト本の出版社だったり)。ちょうど、大物の怪奇現象の噂を捕まえたタイミングが、この物語の始まりである。

――話を戻して。父親はこう言った。「娘がいなくなった。特徴はこんな感じで、先程そちらに居たらしいのだが…」特徴はドンピシャ(容姿とか移動販売で来ていたお菓子が好きとか)。電話を受けたメンバーは、「そんな子はたしかにさっきまで居たが、今はいない」と。
すると父親はまた言う。「娘はきっと戻ってくる。移動販売車が戻る頃にはきっと。協力してほしい。」父親の必死さと、あんな小さい子がひとりでふらついてるのは…ということで、メンバー一同、協力することにした。

「娘が戻ってくるまでにきっとこういうことが起きるはずだ。」父親は語りだす。それはまさに、我々が追っている怪奇現象ではないか。そう、怪奇現象を追っていると言ったが、それがいつの間にか怪奇現象に追われる立場になっていた。困らされていたのだ。その対処法まで父親は語ってくれた。

父親の言うとおりに対処を進めていると、怪奇現象は一旦収まった様子だった。その後、移動販売車ととも娘が戻ってきた。しかし、様子がおかしい。おかしいというか、背が大きくなっている気がする。あと、よく喋るようになった。明らかに、成長している。……まだ、いなくなってから一昼夜も経ってないのに!

単刀直入、娘に父親のことを訊ねてみたが、しばらくぼんやりした後に、何事もなかったかのように振る舞っていた。どうも、訊いてはいけないことなのか、眼中にないのか、といった様子であった。
そして相変わらず、移動販売車のお菓子を強請る。買い与えて、注視していたのに、やはり彼女はいつの間にか消えてしまった。そして再び、怪奇現象が襲いかかる―――

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現れるたびに成長する女の子と、何故か怪奇現象を知っている父親。父が教えてくれるのが場当たり的な対処法ばかりなので、どんどん脅威を増す怪奇現象。
あの父娘は何者なのか?そもそも本当に親子なのか?なぜ娘は出会うたびに成長するのか?怪奇現象の真の対処法はなんなのか?
そんな謎解きと生存が表裏一体なストーリー。

クトゥルフのシナリオっぽいって思ったけど、クトゥルフ玄人の皆様いかがでしょう…?

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