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草木の効能 ー せんだん草 ー

*せんだん草・・・草抗炎症、ぜんそく、アトピー、高血圧

秋口になると黄色の花を咲かせて、とにかく元気な草、せんだん草。
花の時期が終わるとくっつき虫になってなかなか取れない厄介なヤツです。

路地や空き地、畑にも容赦無く蔓延る雑草ですが、私のように染色する身からすると手軽に、気兼ねなく採集できるとっても便利な植物です。高尾の野山には本当に至る所に生えていますが、私も染色ができると知るまでは見向きもしなかった草ですが、今ではありがたい存在です。

大量の花、茎、葉のついた全草を鍋に入れて煮出します。鍋にパンパンに入れて煮詰めていくと、独特な草の匂いと共に茶色がかった染色液が出来上がります。

(衣類や染色する布にくっついてしまうので)この時、種子化したくっつき虫が混ざっていないか必ずチェックしたほうがいいです!!

センダングサは、強力な雑草として扱われることが多くありますが、沖縄では薬草として利用される仲間もあります。さし草と呼ばれ、宮古島では名産品としてお茶などの製品が多くあるそうです。民間薬として糖尿病、肝臓病、リウマチなどによいと考えられています。そのほか、花粉症、アレルギー性鼻炎、目のかゆみや、軽い皮膚炎などの症状に効くといわれており、優秀ですね!雑草とは呼べない存在感。

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1度、2度、3度と繰り返し染めを施すと現れる、優しい草色と言う感じの色合いが魅力です。





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