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何でもない日記

こういう時にささっと書く日記は、ほんとうにどうでもいいことだらけなのだけれど、誰か他の人が書いたこういうどうでもいい日記をわたしは好きだったりする。
なになにのやり方とか、なになにに必要な方法とか、ためになること、役に立つもののためのコラムよりも、その私の知らない誰かの生活やら、考えていることやらを知りたい。

9月はぎゅうぎゅうのスケジュールだったのもあるし、釈然としないことがあったりして心が疲れていたのか、何も手に付かなかった。
もともとモノタスクなのだけれど、マルチタスクでいなければならない状況から少しでも外れるとすぐに、自分の、ひとつのことにじっくり集中して体全体をどっぷり浸してしまう、ようなことにシフトしてしまうので、現代の社会生活にまことに不向きであるなと思う。

私は自分のことではあまり怒らないのだが、友達をないがしろにされたり、困らせるようなことにされたり、リスペクトのない態度にはわりと怒りの沸点が低い。
自分のことになると沸点が異様なまでに高くて、様々なひどいことも許容してしまうのだが、友達がそこに関わってくると毅然とした態度を取ることができるし、自分が主張することも躊躇わない。正しいことと正しくないことについて、あたまがクリアになる。
友達のことと、それから芸術ごとに対してはそうかもしれない。

このごろ、舞台をなめるな、と言いたくなるような言葉を関わっている舞台関係者から聞くことが多すぎて、消耗している。
今日の本番も、なんだかもやもや。
もちろん手は抜かないけどね。

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