観ようとは思っていたものの、結局観ていない映画10選 2023

 日本映画製作者連盟の発表によれば、2021年を除きこの10年は1年間の劇場公開映画が1,000本を超えているのだとか。つまりよほど時間とお金に余裕がありかつそれを映画に注ぎ込む熱量がある人でなければ、日本で公開された映画に限定しても基本はほとんどの映画を観逃すことになる。という言い訳をしたうえで、そこそこ観る気はあったのに結局観ていない映画(は山のようにあったわけだが)を10本に絞って懺悔代わりに書き残しておく。

1.『バビロン』

 どこを向いても悪評しか流れてこないので、そこまで酷いなら逆に興味も湧くというもの。一応『ファーストマン』までは配給された作品も観ていたし。しかし単に評判が悪いだけでなく動員も伸びなかったようで、気がついたらもう劇場でかかっていなかった。


2.『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』

 古沢良太案件なので観ようと思っていたが、不安を与えないようになるたけ子供の居ない回で…と見計らっていたらいつの間にか終わっていた。


3.『わたしの見ている世界が全て』

 苦手なライターが褒めていたので気乗りしなかったのと、ヒュートラ渋谷で短期間1日1回上映ということもあり観逃す。新藤兼人賞銀賞おめでとうございます。


4.『コロニアの子供たち』

 『オオカミの家』の予習に観ようかしらと考えていたが、「配給:エクストリーム」の情報が見えてしまい、ひょっとしてものすごく不謹慎で下品な作品なのではと警戒心が最後まで拭えなかった。


5.『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』

 スパイダーマンスピンオフがことごとく低評価なのに萎え、しかも前作はいわば本筋に対するカウンターとして機能していたはずなのに、こっちまでシリーズ化してどうするという思いがあり…。


6.『キングダム』

 『エクソダス〈脱出〉』『運命の炎』まさかのタイトル被りで同日公開。なんの冗談?叔父トリアーの方は6時間超の時間を捻出できず、漫画原作の方は前2作まで観た結果これ以上付き合ってもなぁという気持ち。


7.『イノセンツ』

 エスキル・フォクトは放送スルーされた『ブラインド 視線のエロス』を観たこともあったので観るつもりはありました。そこそこヒットしてたっぽいが逆にそれで慢心していたら、終映の文字を見たのは座席予約の終了したあとでした。


8.『MEG ザ・モンスターズ2』

 えっ、監督ベン・ウィートリーなの!?いや別にファンでもないしなんなら『フリー・ファイヤー』なんて醜悪な駄作だと思っているけれど、それでもそんな監督がブロックバスター手がけたらどうなるのと気にはなったが、それを知ったのがとっくに上映終了していた頃だったという。


9.『過去負う者』

 舩橋淳はそれなりに好きな監督だが、公開日が山形の開催期間にドンピシャ。翌週からも必死で映画祭期間に公開された積み残しの映画を追って後回しにしてしまった。


10.『翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて』

 うちの県がほんとすみません…。こんなんお祭り映画でしかないと思うが、その割に盛り上がりに欠けてまあいいかなと。


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