ひつじねいりが好きだよって話

ひつじねいりを好きになって早4ヶ月になる。正確な日付は覚えてないがひつじねいりの細田さんについての最初のポストが1/7とかなのでそんなもんだろう。きっかけは研修テレビだ。お笑いはずっと好きだったが勉強やら部活やらが忙しくなってくると露骨に趣味への関心が薄まってくる。自分で言うのもなんだが人より多趣味なので読書やマンガで埋まった時間にお笑いの入る余地は次第になくなっていった。それでもM-1はやっぱり偉大でM-1を見るためにまたお笑いの情報を集めるアカウントにログインし直した。私は令和ロマンが元々すごい好きで、決勝進出をしたときには声にならない声を上げてガッツポーズをした。そんな彼らが深夜番組に出てることを知った。しかもママタルトや春とヒコーキとやってるらしい。お笑いから離れていたとはいえ、ラジ父はずっと聴いてたしバキ童チャンネルも見てたので、これは見るしかないと思った。たまたまバラバラ大作戦中だったので最新回とおすすめ回が上がっていた。熱血そうなアナウンサーが叫んでるサムネが目に入ったのでそっちを見ることにした。感想から言うと最高だった。久しぶりに面白いバラエティに出会えたと思った。私はダイヤモンドno寄席みたいな悪ノリが好きで、そんなライブの悪ノリを地上波で流していることに感動を覚えた。出演してる4組の中だったらひつじねいりだけよく知らなかったので調べてみたら細田さんと誕生日が一緒だった。ちょろい人間なんで誕生日が一緒な芸人なんてもう応援するしかなくなってしまった。YouTubeに上がっている公式の漫才動画をみたり、よく司会をしている「大喜る人たち」を見ているうちにどんどんひつじねいりのことが好きになっていった。
芸人としてのひつじねいりが大好きになったあとで「人となりを知るならラジオ一択だろ」ってことで「ひつじねいりの荒走り教習所」を聞き始めた。
やはりラジオにはパーソナリティの素顔が出る。松村さんはなんというか想像通りも関西人だけど、ガサツではないというか時々細田さんを刺すようなことを言うこともある。発言にめちゃくちゃパワーがあって聞くだけで元気になる。細田さんは不憫な人だと思う。シュッとしててカッコいいと松村さんも言うくらいだけど何故か人気がなかったり、大学お笑いで無双とも言える活躍っぷりだったのに大学お笑い出身と思われてなかったり、ただでさえ古いシェアハウスにネズミを呼び寄せたり、センス系と思われがちだけど大喜利がそこまで得意ではないなどまあ少し残念なところが多い。卑屈なとことかをよくリスナーにもいじられてる。

 ひつじねいりの好きなところは誠実なところだ。こんなこと書いたらお二人に嫌がられるかもしれないが…。お世辞にもラジオが上手な2人ではないが、スタッフに言われたことを真摯に受けとめ改善しようとしたり、一皮剥けるため辛いものが苦手だけど激辛巡礼をやったり、ガチのネタ分析をやって芸人から好評だったり、誠実になんとか頑張ろうとしてる2人が好きだ。一時期お悩み相談のコーナーをやっていたがなんでかは分からないけど女子中高生の恋愛相談が多く、2人も「なんでこんなメールしかこないの??」とか言いつつも「セクせえ!!」を中心にFJKの意味さえ知らないような2人が一生懸命答えていたのが印象深い(適当に流してた時もあったけど)。それはラジオだけでなく、もちろん漫才にも誠実に向き合ってる。特に去年のM-1準々決勝で敗退した後の特別編は聞いててとてもこたえた回だ。芸歴や年齢からくる焦りや自分たちよりも若くスタイルが近い芸人が準決勝に進んだことで限界を感じ苦悩する姿、そして何よりも2人がM-1にかける思いが見え皿洗いをしながら聞いていたのだけど途中から号泣してしまい全然皿洗いが進まなかった。その後ライブでスタイルチェンジした漫才を披露していてそれはそれですごい面白かったんだけど、やっぱり真反対の人間同士の喧嘩漫才が好きなのでどうかこのままのスタイルを貫き通してM-1で優勝して欲しい。(最近新生活が始まり忙しく全くライブを見れていないのでスタイルが変わってるか分からない)

「ひつじねいりの荒走り教習所」はひつじねいりが徐々に売れていったりM-1を勝ち進んでいったりをリアルタイムで楽しむ空気階段以来のドキュメンタリーラジオだと思っているので、M-1の決勝に進出したりバラエティに出てうまくいかなかったりしながら、目標のM-1優勝を達成してお笑いゴールド免許を取得するのをひつじねいりの2人と一緒に喜びたい。


 


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