帰省する人は悪人扱い?
今年のお盆も帰省を諦めた・・・。
やはり田舎の閉鎖性が帰ることを拒んでいると感じたからだ。田舎で暮らす高齢の母親もワクチンを2回うち、私自身も7月半ばにはワクチン接種を終了した。
7月半ばなんとなく自由を手にしたようで(本当は違うのだけど)少し心が軽くなっていた。
しかし、世の中の状況が変わり「静かに帰省する」なんて甘い考えをまた心に封じ込んだ。結局はお盆中都会でも友人に会うこともなく過ぎ去った。外食も飽きて自分の作る料理も飽きてしまっていたけれどそれはどうしようもなかった。
ようやくお盆休みが過ぎた頃から私の故郷は感染者が急増し始めた。私は気になりネットなどで地元の報道などを検索した。
・・・・そこに書いてあった文字「帰省した人たちがコロナをたくさん持ち込んだせいだ」と書かれていた・・・・・。
それを見た私は当然凄く嫌な気持ちになった。
何故なら、田舎の知り合いがこのお盆中に何人も都会に遊びに来ていること、旅行であちこちでかけている事を知っていたからだ。自分はずっと家にいるにも関わらず・・・・。
外から持ち込まれたという観点だけで帰省した人を悪者にしているけれど地元の人が外から自分たち自身が感染を広げているかもしれない事なんて思ってもいない。彼らは都会に遊びに行ったことも旅行に行ったことも黙っているだろうから。彼ら自身が田舎の閉鎖性を知り尽くしているのだから。
「悪者は外から来た人」「帰省者はコロナばらまき隊」「来るなよ」
・・・・そんな言葉がネットで並んでいた。
高齢の一人暮らしの母は心配だけど、こんな閉鎖的な場所に帰りたくないといま思う。
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