これから起こりうること

3月末にリモートワークになってから、お互いの時間が合う場合は、朝の10時にzoomをつないで、友達と同じ動画をみながら20〜30分ほどヨガをしています。授業期間中もやっていて、夏休み中もやっていて、新学期が始まっても、多分続けます。コツは、毎日やろうとしないこと。お互いに用事があれば各自、もしくはしない(笑)。無理しないのがいい感じです。

さて、週末の学会のパネルセッションでも出ていましたが、いきなりほぼ全ての授業がオンライン化した反動として、これから起こりうることは、過度の対面への引き戻しだと思います。学生も先生も対面に飢えているし、特に日本語教育の場合は、同期型の授業で「対面通りにできなかった」というフラストレーションも高いと思います。

その反面、オンラインでの学びに可能性を感じている学生も先生も以前よりも増えたのではないでしょうか。

私は、オンラインでの学びが万能だとは思っていません。ただ、自分自身がオンラインで学ぶ学生としての経験が長いこと、そして、専門がこの分野であることから、オンラインの学びには対面と違う価値があると認識しています。今回のことに限って言えば、もしオンラインでの学びを拒否したら、3ヶ月、もしかしたら半年、学ぶ機会が失われていました。しかし、オンラインでの学びを促進したので、もちろん授業の質に濃淡はあったとしても、何とかかんとか学ぶことができ、大学の学生は今の調子で行ったら、計画通りに卒業できる人が(日本国内の場合)ほとんどになると思います。

対面に戻ることは、自然なことなのかもしれません。しかし、学会でお話しされていたミネルバ大学の方はこのようなことをおっしゃっていました。

「今は21世紀。オンラインでの学びを効果的に提供できる機関が、勝者となるだろう。」

拙著の『教室へのICT活用入門』は、その題名通り、対面授業の教室を想定しています。対面授業に戻っても、ぜひ、今回苦労して身につけたオンライン学習のノウハウを、対面の教室にも取り入れていただきたいと思います。

無理しないとICTを使えない!という状況だった方も、以前よりも楽に取り入れられるようになっていると思うから。

ちなみに、朝ヨガのメニューで結構はまっているのが「バレトン」。フィットネスとバレーとヨガの要素を短時間に組み合わせたサーキットトレーニングです。特に、フィットネスとバレエパートの動きをやったことがないので、動きについていくだけで大変で、はたから見たら何ドタバタ動いてるんだ?という感じだと思います(笑)。でも、新しいことをするのって、楽しくないですか?美しいMARIKO先生のバレエの動きを見ながら、今朝もバレトンやりました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?