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【月の満ち欠けに沿った日々の過ごし方とアロマ ー豊穣の月ー】

第3回:Gibbous moon

*こちらは音声でも聴くことができます。

豊穣の月

満ちる月の直前。上弦の月と満月の間の期間を指します。
午後から夕方にかけて東の空から昇り、夜明け近くに沈みます。
いよいよ満ちてくる月のエネルギーを感じられるときです。


この時期の特徴

太陽と月がちょうど向かい合わせに位置する直前の月です。
新月では無意識と意識の架け橋ができ、直感が冴える時間でした。
全てが影であった新月から、徐々に太陽の光が強くなってくるということは
無意識的な状態よりも、意識が優勢になってくることの象徴と言えるでしょう。
つまり、この時期は、意識的に何かをすることであったり
判断、決断をしやすい状況にあるということです。

上弦の月で、自分の課題が明らかになったり
情報などを吸収した後ですから
それらを生かしてさらに成長する時間となるでしょう。
自分が求めることに対して、完成度を高めようとする過程なので
より協力してくれる人との繋がりを作ったり
自分の考えを外に出したりすることで
さらに磨きがかかるよう、エネルギーを注ぐ時間です。


豊穣の月のエネルギーに該当するアロマ

この時期のアロマにはいくつか該当するものがあります。

①『木部』の精油

こちらは、樹木の幹の部分にあたるものです。
中でも芯材と言われる、木の柱になっているものです。

根が土を這い、安定した土台を持った植物が
今度は光の方向に伸びていきます。
その中心に伸びる軸が、木部です。

木部は時間が経つにつれ、太く、堅くなっていき
枝や葉に、栄養を送るための大きな回路となります。

この部分は、人間でいうと『脊柱(背骨)』にあたる部分です。
姿勢を支え、手や足をつなぐ部位。
脊柱は、エネルギーセンターと言われる”チャクラ”がある部分でもあります。

脊柱のエネルギーの流れがスムーズであることは
自分の意思を定め、ぶれのない心を形成することに繋がります。
また、全身のコンディションを快適に保つためにも大切です。

つまり、木部の精油は、私たちの心の芯ー『意思』を強化する役割があると言えるでしょう。
まっすぐに、自分のぶれない軸を作る。
考えを曲げることなく、伝える。
横道に逸れることなく、まっすぐ進むーなど
木部は、時間をかけて作られた”中心”のエネルギーによって
私たちに、自己の心を見つめる勇気と、肯定感を与えてくれるでしょう。

『木部』の精油の力を借りて
あなたの『芯』を見定め、まっすぐに進む力をつけましょう。

木部の精油
アトラスシダー、ヴァージニアシダー、サンダルウッド
ホーウッド、アガーウッド、パロサントなど


②『葉』の精油

こちらは樹木の葉の精油です。
葉は、太陽の光を浴びて、植物に必要な栄養を作ります。
植物は、自分で動くことができないので
芽を出した場所で、水分と太陽の光を懸命に吸収することで
自分のからだを保つことができます。

植物は、太陽のある方向へ葉を向けます。
いつでも光を見つめ、自分の糧にしているのですね。

そして葉は、どんな時でも光と水から命を維持し続けますから
同じところに留まるものがないのですね。

つまり、葉は、芽吹いた環境がどんなものであろうと
そこで光を受け取ること、それにより自分に必要なものを作り出し
植物全体に行き渡らせることをしているのです。

このプロセスは、私たちに命に対する強い肯定感と
成長することへの前向きなエネルギーを感じさせます。

これらを人の体に例えると、神経と消化器・呼吸器官にあたると考えます。
この2つは、外からの環境によって肉体が刺激されること
外から吸収したものを、体を維持するための物質に変換します。

これらの器官は、外からの刺激に柔軟に対応することが求められます。
つまり、生きていく上で必要な柔軟性を持ったり、発想の転換をしたり
時に、自分で決めたことをやり抜く力強さや忍耐力を必要とするのです。

私たちも、肉体的に疲れが溜まった時や、ストレスがある時
胃の調子が悪くなったり、呼吸が浅くなったりしますね。

外からの刺激に反応したからだを、優しく解放してくれるのも、この精油の特徴です。


また、葉には大きく分けて2つの種類があります。

1つは、針葉樹。
これは名前の通り、針のような葉を持つものです。
寒い場所に生息しているものが多く、ほとんどが常緑樹です。

寒さに強く、色が変わらない。そして、針のような形から
自分を貫く強さを持っているように感じます。

忍耐強く物事に取り組むとき
逆境に立ち向かう必要があるとき
体力が必要な場面などに
この精油が活躍してくれるでしょう。


2つめは、広葉樹。
平たい葉をつけるものです。
暑い場所でも、寒い場所でも生息しているものが多く
紅葉するものと、そうでないものがあります。
精油で作られているものは、おおよそ常緑のものが主です。

広葉樹は、葉の1つ1つが広く、太陽の光を吸収することができます。
このことから、置かれた場所で精一杯、自分に必要なものを吸収する力が
長けているように感じます。

物事の多様な側面を見つめ、吸収したいとき
広く多くの物事を知り、成長したいとき
この精油が活躍してくれるでしょう。


葉の精油
針葉樹:サイプレス、ジュニパー、パイン、ブラックスプルースなど
広葉樹(常緑):ユーカリプタス、ベイローレル、マートル、ラヴェンサラなど
広葉樹(落葉樹):クロモジ、サンショウなど

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