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ワクチン接種歴「不明」者は、ほぼ「接種者」なのではないかという話(自宅死記事関連)

自宅死が555人出たというニュースを目にしましたが、そこに「接種歴不明」が38%もいたという部分が気になりました。
「接種歴」不明なのだから、接種なしではないだろう、という気がするのですが、それはさておき、実際にはどうなのかという部分を考えてみます。
まずよく言われているのが「接種の詳細(メーカーや日付等)がわからない場合、不明とされている」という話ですが、これは信憑性はあるとは思いますが確実とまでは言えません。

そこで、データから考えて見ました。
あくまでデータからの考察なので、こちらも確実とまでは言えませんが、一定の意味はあるかなと思うのでご覧ください。

実は以前↑の記事でも少し触れているので、今回はある意味焼き直しではあるのですが、もう一度簡易的にまとめてみます。

まず、東京の第6波のデータについては↑の記事ですでにまとめました。

↑がそのグラフです。

(青)陽性者総数
(赤)2回接種者(12歳~)
(緑)不明(12歳~)
(黄)接種なし(12歳~)

となっています。

そして、接種なし/不明を計算してみました。以前も書きましたが、「接種なし」と「不明」の中身が同じ、あるいは同じ比率が高いのであれば、接種なし/不明のグラフは一定、横ばいになるはずです。

しかし画像は↑のとおりです。最初の急落下はノイズの可能性があるにしても、0.5あたりから0.12までずっと下り坂です。
従って、「接種なし」と「不明」の中身は違うものになりそうです。

次に2回接種/不明のグラフです。

ブレはありますが、横ばいには見えます。中身が同じまでは言えないかもですが、似てるのではないかとは言えそうです。

ちなみに、↑は接種なし/2回接種のグラフです。これは先ほど見た接種なし/不明のグラフによく似ています。

重ねると上記のとおりです。かなり相関して下がっているように見えます。

まとめ
・2回接種/不明は「横ばい」。
・未接種/2回接種と、未接種/不明のグラフはかなり似ている。

以上のことから、全てとは言いませんが、データ上では、かなり高い割合で「不明」=「2回接種」と言えるのではないでしょうか。

ただ、それだと3回接種陽性者がほとんどいないことになってしまうので、それも不自然です。東京のデータの場合、「未接種」「1回接種」「2回接種」「不明」の欄しかないので、3回接種は「不明」に入るしかありません。(もし「2回接種」や「未接種」に入るなんてことがあれば、それこそ一大事、改竄となりワクチンの有効性が完全に崩壊するでしょう)

もちろん全部接種者だと言うつもりはありません。連絡ミスや手違い等で未接種者が接種歴不明に入るケースもあるでしょう。しかし、「データを見る限り」不明は2回接種、3回接種の割合がかなり高いのではないか、と考えていいのではないかと思います。