見出し画像

【CL新潟2023】6-3DAY1敗退 安定重視アルセギラティナ




世界大会のプレマ使ってるやつ見せかけだけでだいたい世界行ってないがち。どうも自宅の机を活動の拠点としているチームピタゴラスのリーダーのコーラピザです。メンバーは相変わらず僕1人です。

今回はcl新潟2023で使用したアルセウスギラティナのデッキ解説をしていきます。全文無料です。

【戦績】
cl新潟2023 DAY1   6-3敗退

⭕️ミライドンジバコex 後6-4
⭕️ロストリザ 先6-2
⭕️一撃ルギア 後4-0
❌ロスギラ 後1-6
⭕️ロスギラ 先6-2
⭕️ロストヌメ 先6-4
⭕️サーナイト 先6-4
❌ミュウ 後4-6
❌ミュウ 後3-6


【デッキレシピ】


3週間くらい前から自分の中でアルギラが強いと考えていてぼんやり使おうと思っていた。

ナンジャモの登場により手札干渉があらゆるデッキに採用されていて雪道と合わされると安定した返しが難しいと感じていた。そこでビーダルかギフトエネルギーを採用したデッキを使いたいと考えていた。

次にこの環境は雪道、空ピカ、アロコン、ミカルゲ、ディンルー、ジュラルドン、ミミッキュといった詰ませるカードがあまりにも多い。そこで種ポケモン主体ではなくかつ基本エネルギーで動けるデッキを使いたいと考えていた。

そして当然対応範囲が広く、安定感のあるデッキを選択したい。となると、ビーダルで手札干渉に耐性があり、ヒエクはジャッジマン、V主体はギラティナで見れるこのデッキが最も強いと考えた。ギラティナはミルタンクも貫通できる。

アルギラで先週シティにでたら2-2で敗退した。ただ、敗因が両方事故だったのでデッキ構築を少しでも安定に寄せて信じてclに臨んだ。特にいつかのclの上位者がキャプマロを2枚入れていたのを思い出して入れてみた。入れたいカードが多すぎて2枠も作るのに本当に悩んだがアルセが殴り始めなければ試合にすらならないことを考えたら本当にいれてよかったと思う。

以前のclでポケカ四天王がトナメオポ落ちしていた一撃ルギアの構築がシンプルすぎて感銘を受けたのを思い出した。こういうのでいいんだよな。なんかこうclってなると色んなデッキに当たるから対応範囲を広げるために対策カードを色々入れたくなっちゃうんだよ。でもそんなことよりもデッキを動かす安定感を重視した方が勝率が上がるんじゃないかな。そのルギアは上を4枚採用していたけど俺はアルセの上を3に甘えていてごめん。

構築としては空ピカはなし。ロストやルギアはアルギラだけで十分戦えると考えた。アルセの相棒を複数にすると安定感が落ちると思う。また、ロコンや空ピカといった相手依存のアタッカーは使わない対面で腐りやすい上に不意のレントラーや雪道に容易に突破される。絶対に勝てるわけでもないのにそんなカードを主軸にはしたくない。

あと副産物で自分の好きなホシガリスが入ってきてるのがちょっと嬉しい。

【各カードの採用理由】
(ポケモン)
・アルセウス 4-3
主軸。スタートしたいので下は4枚。上は使っても2枚なので余裕もって3枚。ジャッジから上を引きにいきたいときもあるので4にもしたい。

・ギラティナ 2-2
アタッカー。耐久とダメージのコスパが最もいい。2体建てることはあまりないのでこの枚数。

・ドラピオンV 1枚
サブアタッカー。ミカルゲはフュージョンエネのついたゲノセクトに特性を使われてしまうのでミュウ対策はこっちにした。サーナイト対面でエネ加速先してexをワンパンする役目もある。

・ビーダル 2-2
手札補充要員。毎試合使うので1-1採用はありえない。へっちゃら顔のビッパは味方のダメージも防げるのでドラピオンのダイナミックテールで対象をとるとダメージがなくなる。

・イキリンコex 1枚
1ターン目にアルセウスに手張りする必要があるため、絶望的な手札からボール1枚で復帰できる。後一でスタートした時は自身が技を使うことも視野に入れたい。使う時は崩スタが山にあるか確認して慎重に立ち回る。手札を守りたいときはホシガリスで戻す立ち回りもある。

・ホシガリス 1枚
ビーダルと合わせると毎ターン山を少なくとも6枚めくれる。必要な札に格段に触りやすくなる。ロスト対面は出さない。

・クチート 1枚
サーナイト対策。ゲッコウガを甘いわなで縛るとボタンでもない限り相手は何もできなくなる。LO狙いになるがピジョットVのような余計な札を増やしたくないと思ったらホシガリスがLOを回避できることに気づいた。ビーダルを立てて手帳込み4回のボスに対して逃げエネを確保すれば完全に詰ませられる。手札と山の総数を減らしすぎるとナンジャモで全部引かされてLOするのでそれも注意。
唯一マッチングしたサーナイトにボタン入ってて逃げられたので多分もう使わないです。

(トレーナーズ)
・ハイパーボール 4枚
何にでも触れるカード。ビーダルと相性いい。

・ネストボール 4枚
初動を安定させるカード。

・キャプチャーアロマ 2枚
追加のボール。ルギアにハイボネストキャスマロ4-4-2採用のような感覚で10枚ボールがほしい。実際clの全部の試合で初手アルセに手張りできている。

種と進化を選べないがハイパーボールと両方手札にあると進化ラインを揃えられる。ジャッジマンでアルセの上に触れる確率が少しでも上がる。


・ポケモンいれかえ 1枚
アルギラの入れ替え札は入れ替えと紐が1-1で採用されていることが多い。今回は紐ではなくジェットエネルギーを入れて入れ替え札は計2枚である。

・ロストスイーパー 1枚
フワンテやその他お守り対策。最近のロスギラなどには雪道が多く採用さているので割れる手段としても便利。崩スタと合わせて2枚割る普段をいれている。

負けん気鉢巻 1枚
ギラティナにつけて310ライン。パオジアン対面で基本エネだけのアルセウスが220に届くように採用。

・ジャッジマン 3枚
2手目に雪道ジャッジノヴァをしたいので3枚。

・博士の研究 2枚
安定感を求めるとナンジャモの6枚より1枚でも多く見れた方が当たりが増えると思って優先的に2枚採用。中盤以降はグッズを引きに行くのにも使える。

・ナンジャモ 1枚
サポートの選択肢を増やしたかったのでピン刺し。終盤はジャッジマンより手札を奪える。博士よりこっちを多くすると序盤にロストやサナに手札を与えることになって弱いと思い枚数は控えめ。

ドロサポは系5、6枚がいいと思っている。ターン1のサポートはこれ以上増やすよりキャプマロ等に回すことで初手はイキリンコexで引いたり、ジャッジマン後にポケモンに触れられ安定感が増すと考えている。

・ボスの指令 3枚
序盤に切ったりして2枚じゃカツカツだったので3枚。

・チェレンの気配り 1枚
唯一のボスでもドロソでもないサポート。キバナやセイボリーは抜いてこいつだけ残した。
ロスト対面などでアルセの回復に使う。ダメカンののったイキリンコも回収できる。


・頂きへの雪道 3枚
雪道ジャッジの妨害力を序盤から仕掛けていく。ルギアに対してはイキリンコで全力で引きにいって動きを遅らせる。4入れたいけど崩スタ貼りたいターンもあるため3枚。

・崩れたスタジアム 1枚
手負いのアルセ除外。特にイキリンコ除外。相手の雪道破壊札として採用。

(エネルギー)
・基本超エネルギー 4枚
ギラティナに必要な色。限度4枚。3は不安すぎる。

・基本草エネルギー 4枚
ギラティナに必要な色。

・ダブルターボエネルギー 4枚
アルセウスが2ターン目に殴るのに必須のカード。フル投入。

・Vガードエネルギー 1枚
なんかみんな入れてるから入れてるガードするカード。気持ち相手のギラティナに強くなるがあんまり確定サーチできなのでまあまあ都合。

・ジェットエネルギー 1枚
2枚目の入れ替え札。正直ジェットエネルギーの入れ替え札としての採用価値は紐より低い。
ジェットエネルギーは1ターン目にベンチのアルセにダブルターボを手張りした場合のみ2ターン目に場に出てトリニティノヴァをするのにコスパがいい。しかし、基本エネルギーを1枚引けていればポケモン入れ替えもってくるのとほぼ変わらないためそこまでアドバンテージにならない。更に中盤後続に手張りして前に出したい場面がほぼないと感じた。さらにこのデッキポケモン入れ替えがサイド落ちしたりイキリンコで切ってしまうと2ターン目のノヴァが不可能になる危険性がちょいちょいある。
じゃあなんで採用してんだよって話になるが、そりゃもちろんクチートを前に出しつつ技宣言するためである。ボールさえあればスタバでボスジェットエネでサーナイトのゲッコウガを縛りにいける。ウキウキで気持ちよくなりたいためである。



【採用検討カード】
・空飛ぶピカチュウ
回していてギラティナに加えて進化ライン入れると安定感が落ちると感じ不採用。ルギアに強くてもレントラーにやられる。ただピカチュウを2面作るとレントラーを倒して相当強い盤面を作れると思うが、メインはギラティナなのとエネ3色が不安なので採用を見送った。このカード1-1で採用している人は必要な対面でサイド落ちしたらどうするだろうという感想だが、ピカチュウの下の逃げエネが0なのでアルセの入れ替えが楽になりノヴァの成功率を上げられるなら気持ち入れてもいいかなという感じ。進化してしまえばボスの餌にもなりにくい。
アロコンも2面置いたら縛り性能が高いサブアタッカーであるが、ギラティナを強く使えないと相手のギラティナに勝てないため不採用。

・ミカルゲ
練習段階でゲノにフュージョンを張られると簡単に動けてしまうと思い、サナにも使えるドラピオンにした。しかし、本番ミュウに2回もボコられて結構後悔している。入れるならピーニャ当たりと組み合わせるとミュウをボコられるだろうか。こいつにボスを使わせるとサイドの進行を遅らせられる意味でもミカルゲは優秀。また、ネオラントの特性を止められるのでルギアにやや有効であり、アヤシシの特性が使えなければ白ルギアではこちらのvstarをワンパンできなくなる。

・マナフィ
練習不足でロストカイオーガに有効な札か判断できなかったため不採用。ただ置いていてもヤミラミに取られるので詰めの段階でベンチに出す必要があるが、それこそピンポすぎる。ロストには手札干渉で勝てばいい。

・友達手帳、すごい釣り竿
保険カード。博士とイキリンコとハイボがあるため選択肢を増やす上ではほしいカードであったが、主要なポケモンは複数枚採用しているので大丈夫と判断。明確に使いたい盤面はなく、中盤以降の柔軟性よりも序盤にいかにアルセで殴れるかが大事。ジャッジマンで引いて絶望したくない。イキリンコのトラッシュケアは一応ホシちゃんでできるのも不採用ポイント。
釣り竿でドラピオン使いまわせたら強そうなのと、博士をより採用しやすくなるというメリットもある。博士を増やしてややリスクを背負いながら展開を優先するにも関わらず、こういう無駄な札を入れるのは安定をとる気があるのかないのかわからなくなる。

・あなぬけの紐
ボスと絡めてヌメルゴンの軽減を無視してギラティナで倒せる。入れ替え札をポケモン入れ替えと1-1にするリストが多いが、前をどかすのは殴り合いをする上で損になることの方が多いためポケモン入れ替え2でもいいような気もする。

・キバナ
前のclの配信卓でエネなしアルセだけになったのをキバナから再展開していて強そうだと思って結構使っていた。また、スタバがなくても確定サーチできる点も偉い。ただ気づいた。キバナ使ってる試合全部負けてる。1体死んでアルセから殴ってたら間に合わん。明確に強い盤面もない。

・セイボリー
ミライドンとかパオジアン、サーナイトとかのベンチ圧迫。cl前日まで入れていたが明確に刺さる相手がレジくらいしかいない上に割と返される。返されると言っても要求上げるのは大切だがジャッジマンで十分妨害はできると考えた。



【対戦内容】


1戦目 ミライドンジバコイル勝ち 後6-4

先行でミライドン2ライコウ2コイル1建てられて雪道まで張られる。
後一トリチャしたらジバコイルexの知らん技で破壊される。
ジェネレーター3回で2-1-1で付く。
アルセ上サイド2落ち。
ジバコ倒したら相手がこっちのvstar一撃で倒せなくてなんか勝った。

2戦目 ロストリザ 勝ち 先6-2
先行アルセ手張りするも相手後攻雪道張られてやや止まる。相手も最初3ターンくらい止まる。ジャッジマンしながら色々してたらこっちアタッカー3体並んでぽこぽこ殴ってたら勝ち。

3戦目 一撃ルギア 勝ち 後攻4-0 種切れ
相手ネオラントスタート。雪道で止めてルギアvstarが特性使えないまま。両方倒して勝ち。

4戦目 ロストギラティナ 負け 後攻1-6
相手初手パス2枚。中盤ジャッジマン撃てずボコられる。結果論プレミあったかも。

5戦目 ロストギラティナ 勝ち 先6-2
先行アルセダブルターボ手張り。序盤からジャッジマン打ちまくってボコす。たまにはブン回り勝ちもしてくれないとね。

6戦目 ロストヌメルゴン 勝ち 6-4
先行アルセスタートVガード手張りでウェイと思ってたから後一ぼけスピ+ヌメルゴンのアイアンローリングでぴったりやられてアパ。
ヌメルゴンだるすぎたけど、ギラティナで引き裂くすれば貫通する上に相手側200じゃ倒せないので2パンしあって突破(試合中にこの動きに気づいた)。後続貧弱でチェレンで回復して勝ち。

7戦目 サーナイト 勝ち 先6-4
先1アルセ手張りからジャッジマンでアルセvstarに繋げる運だけをしてサイド2枚先行。遂に来たサーナイト!優勢だったけどクチートやりたくなっちゃってウキウキでゲッコウガ縛る。相手ボタン持ってて逃げられる。なんやかんや押し切って勝つ。
ただ、相手ラルトス2落ちだったらしくクチートでグダってる間に裏にサーナイト育てられてたらガチで世界終わってた。クチートを使ったせいで負けに行くようなアホをかましている。俺って本当に甘いわな。

8戦目 ミュウ負け 後攻4-6
後一ドラピオンでミュウとる。そこから2-2-2狙おうとするもボス2回要求が高く引けず2-2-2される。

9戦目 ミュウ負け 後攻3-6
後攻ドラピオンすらできず。鉢巻ギラティナとかも考えてミュウに3-3狙おうとしたが出来ず。相手の雪道が刺さって数ターン止まって死ぬ。


【反省点】
デッキタイプの選択に後悔はない。負けたロスギラはやや運が悪かったので仕方ないとして、最後ミュウに2連敗したのは本当に甘かったと言わざるをえない。両方じゃん負け後攻で気持ち的に運負けみたいに思っていたが構築が弱かった。ドラピオン入れとけばいいか見たいな感覚でいたがミカルゲ+α方が良かったかなと今は思っている。

CLのベスト4にアルギラピカがあった。キャプマロ2枚入り釣り竿手帳なしわかるなーと思いつつもアルセ4-4偉いなと感じた。ドラピオンどころかミカルゲ入ってなかったのはミュウと当たってないのかなあという感想。イキリンコなしだがボール多めなら大丈夫って判断なのかと思った。こういう上位構築を比較するのも楽しい。あと1位と2位のサーナイト両方ボタンなくて俺なら当たったら優勝だったとか1人でイキっている。ただジュニア上位のサナにボタンとかネジキとか入っていたのでクチートで簡単に勝つのは難そうだなと思った。


全力で取り組んでいるつもりでも、こういうデッキを数枚変えていれば解決するような甘えた選択によって、大きく勝率を落とすのは悔しい。
いつもプレミしないことを目標にしているが、こういうデッキ構築の後悔というのも反省が残る。
いったいいつになったら自分を最高の状態に持っていって満足して大会を終えられるのだろうか。


これは普通に言い訳なのだが、自分には練習環境がないのでシティの結果をみながら構築を組んで1人回しが多い。友達がいないわけではないのだが近場で集まってずっと練習というのはできていない。環境で使われるカードは一通り揃えてはいるが1人回しだとミラーの練習がカードが不足してできない。そもそも最低限対人の練習をしなければ練度は上がらない。
一応バクフーンとってビクティニとイエッサンも持ってて下手くそではないと思ってるけど、1人には限界がある。努力の天才は沢山いると思うが、友達がいなくて能力を伸ばしきれていない自分が情けない。逆に環境のカード一通り揃えてデッキ組んでカードに重点を置いて生活している人間はそんなに多くないだろう。そんな人たちと練習できる環境にある人は羨ましいな。
あとJCSの優先権ないので抽選落ちたらこのシーズンはポケカ終わりだなあ。


なので毎週日曜に秋葉か池袋辺りで練習してくれる人いつでも募集してます。強くなる気があれば実績とか気にしてないです。(@Pythagoras_Poke)


以上閲覧ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?