店唐揚げ家唐揚げ
どっちが美味いかと言うと、答えは家唐揚げ。
唐揚げがメインメニューで繁盛してる店ならまあ引き分けと言っておく。
ここで言う美味いというのは「ジューシー」というやつね。
例えば閑散としてるラーメン屋の唐揚げを考えてみる。
店でなによりあってはならないのが「中心が生」という事態。
閑散としているラーメン屋では鶏肉は冷凍されているであろう。
冷凍スタートで、確実に中まで火が通る余裕をもって揚げるとそりゃ揚げすぎになる。
リスク軽減という点でこれは正しすぎるが、それは食う側の都合ではない。
もう一つの理由は提供までの時間。
なんなら注文受けてから二度揚げの二度目をやってるパターンもあるように感じる。
で、そうなると揚げてある冷凍唐揚げを揚げるパターンになるよな。
そのパターンだと「生ではないが中心が冷たい」という事態が発生しうる。
冷凍唐揚げというジャンルにおいても、店より家が勝つ理由がある事になる。
というわけで、冷蔵庫から出しておいて常温めにしといた肉を丁度火の通るギリギリを狙って揚げると勝つ。
家が勝つ最大のポイントは、食ってみて「こりゃちょっと早かった」という状況がギリ許せるところにある。
それじゃあまりに野蛮だ!と憤る層には「同条件で揚げたやつを一個切ってみ?」と言っておく。
様々な漬けダレを考案するのは楽しい。
塩と粉のみで揚げるのも楽しい。
うちの地元では昨今、いつの間にか唐揚げ屋が増殖しまくっている。
それはコロナ禍下であっても儲かるからだ。
つまり家で作ると(揚げ物にまつわるアレコレを除けば)お得だという事。
そこに「家」だからというアドバンテージを足した時、なんやかんや勝つ。
揚げたて度の極限は自宅生産にある事は言うまでもない。
あとあれだ、フライヤーを使って放置するか否かというのもあるな。
危険を感じるぐらいの高温で目を離さず短時間でキメる事も家庭ならコスト度外視。
揚げやがれ!
さて、家焼き鳥と言えば…
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