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チャールズ3世の戴冠式記念コイン

テレビでも報道されていますが、約70年ぶりである英国の新たなる君主を祝う戴冠式が開催されます。ロイヤルミント(英国造幣局)では新たなる君主チャールズ3世の戴冠を祝して、チャールズ3世の戴冠記念コインが発行されました。本記事ではチャールズ3世の生涯や功績、新たに発行されたコインのデザインや規格についてご紹介いたします。

チャールズ3世の生涯と功績について

  1. 生い立ちと教育: チャールズ3世(本名: チャールズ・フィリップ・アーサー・ジョージ)は1948年11月14日に生まれました。彼はエディンバラ公フィリップと故エリザベス2世の長男であり、即位する前はウェールズ公(Prince of Wales)の称号を持っていました。彼は教育を重視され、ケンブリッジ大学やアバディーン大学で学びました。故ダイアナ妃の元夫でもあります。

  2. 環境問題への取り組み: チャールズ3世は環境問題に強い関心を持っており、長年にわたって環境保護や持続可能な開発に関する取り組みを行ってきました。彼は有機農業や再生可能エネルギーの普及、自然保護活動などに積極的に関与しています。

  3. 文化遺産と教育の支援: チャールズ3世は文化遺産の保存と教育の支援にも力を入れています。彼は建築や美術、文学などの分野での保護活動や奨学金プログラムを推進し、英国の文化や教育の発展に貢献しています。

  4. 慈善活動: チャールズ3世は慈善活動にも積極的に取り組んでいます。彼は数多くの慈善団体や基金を支援し、特に児童福祉や社会的弱者への支援に力を入れています。プリンス・オブ・ウェールズ基金、プリンス・オブ・ウェールズ国際保護トラスト、プリンスズ・トラストなど多数の慈善団体を設立しており、彼の活動は多くの人々の生活に影響を与えています。

  5. チャールズ3世の即位

    1. 2022年9月8日英国女王エリザベス2世の崩御に伴い、王位継承順位1位であったチャールズ3世が英国国王に即位しました。その翌年2023年5月6日に彼の戴冠式を迎えました。一方、チャールズ3世は時折物議をかもす発言や行動をすることでも知られています。女王エリザベス2世の長期政権によって培われたイメージや人気を引き継ぐことは容易ではなく、国内外での評価が注目されるところです。

戴冠記念コインのデザインと規格

今回発行されたコインはクラウン金貨・銀貨、50ペンス金貨・銀貨、オンス金貨・銀貨がそれぞれ発行されました。

Crown

クラウンコインはティモシー・ノードのデザインで英国の至宝である「戴冠式のレガリア」が描かれています。戴冠式で使われるレガリアは王冠や宝珠、王笏(杖)が代表的なものになります。
エッジにはGOD SAVE OUR GRACIOUS KING
「神よ、我らの慈悲深い王を守りたまえ」 と刻まれています。

引用:Royalmint

50Pence

50ペンスコインはナターシャ・ジェンキンスのデザインで、ウェストミンスター寺院の内部を表現しています。ウェストミンスター寺院は1066年以来、英国の戴冠式が行われている伝統的な場所となります。このラインナップでは、50ペンス硬貨のプルーフ金貨、ピエフォープルーフ銀貨、プルーフ銀貨、未流通版が含まれております。

引用:Royalmint

Ounce

オンスコインはジョン・バーグダールのデザインで、英国の国章を4つの国家の花々で囲んだデザインになります。このラインナップには、純金金貨と銀貨があります。

引用:Royalmint

これらのコインは限定発行枚数となっており、コレクターや投資家から高い注目を集めています。君主チャールズ3世の戴冠式を記念する特別なコインを手に入れ、英国の歴史と栄光を感じてみてはいかがでしょうか。


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