自分の人生を振り返るNo.10.1①

過去の懺悔話を１つ投下。

「自分の人生を振り返る①～⑳」の流れで言うと⑩の辺りの話。

いまでも印象に残っている女性の名前は「かすみ」。

大学をやめてから僕は、「人生どうでもいい」という病んだ状態になり、

何事も後先考えずに行っていた。

自宅に籠っていた僕の興味を引いたのが、携帯電話を使ったネットでの言わゆる「出会い系サイト」だった。

当時、『スター・ビーチ』等を筆頭に出会い系サイト興隆期で、多くの男女の一期一会を生み出していた。（後に未成年者の犯罪や売春の温床になるとして、厳しく規制された。）

もちろん、リスクもあったのだが、当時すでに僕は24才くらいで成人を超えていたし、リスクなど当時の僕にとってもうあまり関心がなかった。

僕の心は暗く、とても人前で明るく話せる感じではなかったが、「人とのつながり」は求めていた。そんな僕に出会い系などで画面のチャット（文字会話）越しにも人と話せることは、癒しになっていた。

「かすみ」とはあるアダルトサイトで出会った。画面でのエロ会話に、かすみが参加してくれる。僕はかすみに２ショットを持ち込み、かすみのメールアドレスを聞き出した。（当時、出会い系サイトには、複数の人と話せる「オープンチャット」と２人きりで話す「２ショットチャット」があった。）

しばらくメールでやり取りした後、かすみの電話番号を聞き出す。かすみは長野県在住、歳は２６とのことだった。（当時僕は大阪住み、24歳）

何度かやり取りをした後、2人で会うことになった。なんと長野から大阪にかすみは来てくれるという。