キモい
歪さを許容できない
人の感情を覗く、ビー玉の奥にある泡を見るように、そうする時、死んでしまいたいと思う。存在すらなかったらと思う。
「服部きもちわるい」
学生の時、その小さな人の集まりの中で、
スポーツをやっていて、人のことをキモいと言える方たちは気持ち悪くないように見えた。
母子家庭でそだった少年は女々しい、風呂に入れてもらえない、眉毛が吊り上がっていたり、人に話しかけられると声が小さくなったり、必ず「あの、、」から話し始めたり
キモい
自分は自分のキモさを許容できなかった、檸檬んみたいにさっぱりしてて後味なんて残らないようになりたかったのに、廃棄油を吸ったキッチンタオルのようで、口に噛み締めてゲロを吐いた。
違った
小さい教室だった
色んな人がいて、みんなキモかった。いびつに歪んでいた。それが集まってそれらしく見えているだけだった。
それでも、そのいびつさに吐き気があって、消えたくなる衝動は今でもある。