見出し画像

'22シーズン 東京ヤクルトスワローズの戦力分析をしてみる

こんばんは、たねです🤗

待ちに待ったプロ野球開幕まであと3日❗️

ここまでセ・リーグ5球団の戦力分析を行なってきましたが、いよいよ本日は最終回。前年セ・リーグ覇者&NPBチャンピオンの我らが「東京ヤクルトスワローズ」です!

昨季の振り返り

まずは昨季の成績から⬇️

✅主なスタメン

1:塩見泰隆 右(.278 14本)
2:青木宣親 左(.258 9本)
3:山田哲人 右(.272 34本)
4:村上宗隆 左(.278 39本)
5:サンタナ 右(.290 19本)
6:中村悠平 右(.279 2本)
7:オスナ 右(.258 13本)
8:西浦直亨 右(.223 5本)
9:投手

✅主な先発ローテ&勝利の方程式

・奥川恭伸 右(3.26 9勝4敗)
・小川泰弘 右(4.14 9勝6敗)
・サイスニード 右(3.41 6勝2敗)
・高橋奎二 左(2.87 4勝1敗)
・高梨裕稔 右(3.63 4勝1敗)
・石川雅規 左(3.07 4勝5敗)
・原樹理 右(2.30 3勝1敗)

・今野龍太 右(2.76 64試合 28H)
・清水昇 右(2.39 72試合 50H)
・マクガフ 右(2.52 66試合 31S)

✅2021シーズン総括

オープン戦最下位、開幕カード3連敗、567ショックと苦難のスタートを切った昨季。怪我の功名でチームは結束、合流した助っ人の活躍もあり、徐々に調子を上げ首位阪神と2.5ゲーム差の3位で折り返す。

後半戦から奥川・高橋の若きWエースが切磋琢磨しながら成長を見せる。9月の10連戦を「絶対大丈夫」を合言葉に7勝0敗3分と負け無しで乗り切り、首位に躍り出ると、10月には巨人阪神との直接対決を、5勝1敗と大きく勝ち越した。

最終盤は疲れも見えたが、食い下がる阪神をゲーム差無しの勝率5厘差でなんとか振り切り、6年ぶりのリーグ優勝を決めた。CSをストレート勝ちで突破すると、オリックスとの2年連続最下位同士の日本シリーズ。球史に残る大激戦を制し、20年ぶりの日本一に輝いた。

ヤクルトの武器

続いて今季の上積みと不安材料も確認しながら、ヤクルトのストロングポイントを確認していく。
贔屓球団だけにボリューム満点ですがご了承ください😅

✅得点力の高さ

得点625は12球団No. 1。出塁率.333(1位)、四球513(1位)とヒット以外でも粘って出塁し、中軸でランナーを返すことを徹底。OPSは.739でリーグ1位、山田・村上が揃って30本100打点を達成した。

前年固定できずに苦しんだ1番には塩見、5番にはサンタナ&オスナの助っ人コンビを流動起用したことで、得点力が大幅アップ。さらに6番に入った中村が小技も効かせ、つなぎ役をこなした。

代打では川端慎吾がNPB記録に迫る30安打、代打打率.366という驚異的な数字。チャンスメイクでは宮本も活躍し得点力アップに大きく貢献した。

→2022年戦力分析

今季野手の戦力増減はほぼ無し。オープン戦低調は気になるが、主力に関しては特に心配しないことにする。

不安は昨季攻守で支えた中村、勝負強さが光った宮本の故障。開幕に間に合わないのは決定的だが、情報が少なくどの程度で復帰できるか不透明。もし長期離脱となれば、かなり苦しい。

1人で中村の穴を埋めるのは困難だが、センスと強肩が光る古賀、打力にも期待の内山、今季からコーチ兼任の嶋、キャッチングに定評のある松本直らで、なんとか凌いでくれると信じる。代打では前述の内山・濵田らがオープン戦好調で期待が持てそう。

✅強力なブルペン陣

長年課題とされて来た投手再建。チーム防御率3.48(3位)と大幅に向上したのは先発陣の頑張りもあるが、何より救援防御率3.25(2位)を誇るブルペンの支えがあってこそ。

特に勝ちパターンを確立できたことが大きい。安定感抜群の今野、NPB記録となる50ホールドを樹立した清水、五輪含めフル回転だったマクガフが"負けないスワローズ"を牽引した。

前半戦は圧巻の奪三振を見せた近藤、火消しの梅野、貴重なサウスポー坂本の活躍も光った。後半戦からはサイドスロー転向の大下や、ロングリリーフもこなす大西、調子を取り戻した石山らがブルペンを盛り立てた。

→2022年戦力分析

昨季は盤石だったブルペンだが、11月後半まで酷使した肘や肩がどれだけ回復しているか、その疲労は気になる。

主力の仕上がりは順調だが、長いシーズンどこかで落ちる可能性はあるだろう。そうなった時のため、若手のアピールを期待したが、際立った選手は出て来ていない。12回制を考えると主力とサブの差や枚数の面で不安が残る。

今野が567で開幕に間に合わず、当面は7回を石山・田口あたりで埋めると予想。その分の便利起用として、リリーフ転向の木澤や星などが奮起してくれないと、ブルペン運用は厳しい。

✅バランスの良いチーム

投手野手ともにレギュラー陣の年齢層は非常にバランスが良い。アットホームと言われるチームカラーもあり、新入団の助っ人もあっという間にチームに馴染んだ。

年齢や経験関係なく声を掛け合い、刺激し合える関係性を築き、結束力が強まった。この立役者には選手達がこぞって嶋と川端の名前を挙げる。ベテラン2人が率先してベンチを盛り立て、打撃に悩む若手には適切なアドバイスを送った。まさにチーム一丸で掴んだ日本一だった。

→2022年戦力分析

ベンチに多少の入れ替えはあるだろうが、相変わらず年齢や経験のバランスは良い。昨季同様の明るい雰囲気は維持できるはず。新助っ人もすぐにチームに馴染めると思う。

2015年リーグ制覇時は殆どが優勝未経験者で、翌年どこか気の抜けた様子もあったが、今回は違う。嶋を含め、優勝翌年の苦しさ・難しさを知る選手たちを中心に再度結束し、それぞれの場所で自分の仕事をこなしてくれると思う。

ヤクルトの課題

✅QS率の向上

昨季先発防御率は3.63で3位と課題を克服、枚数も揃って来た。しかしQS率43.4%(5位)、規定投球回到達0、2桁勝利0と、先発が長いイニングを投げきれなかった。

ただ他球団に比べて、絶対的な存在が居ない分、チーム全体で足りない部分を補い合う形は合っているのかもしれない。中6日ローテが無理なら人数を増やして、1人1人の負担を軽くする。"弱者には弱者の戦い方"という野村克也の教えを体現しているようにも見えた。

とはいえ延長12回復活を考えると、完投までは無理でも、安定して6回まで投げて試合を作ってほしいところではある。

→2022年戦力分析

昨季は徹底したマネジメントと管理、臨機応変な投手起用で戦い抜いたスワローズ。今季もローテは固定せず、小川・奥川・高橋を柱に、残りを5-6人余裕もって回していくのではないかと予想。先発2人で3イニングずつとか、ブルペンデーなんてプランもありそう。高津監督のことだから、梅野の先発挑戦も様々な可能性を考えての準備だろう。

当然勝ち星は分散し、規定到達も厳しくなるが、チームの勝利と投手の負担軽減を優先させる方針でいくと見ている。先発投手が長いイニングを投げるのは理想だが、「何回まで」というよりは、少ない球数であと1つでも多くアウトを取ることを目標にするのが高津流な気がする。

✅左投手不足の解消

左不足がヤクルト投手陣の課題。これまで期待の選手は居るが、一軍戦力とはなれていなかった。

昨季は開幕直前に、廣岡とのトレードで巨人から田口を獲得し、足の不調で出遅れていた石川の穴を埋めた。また中盤から高橋奎がローテ入りすると才能が開花。CS・日本シリーズでは圧巻の投球を見せるなど、先発陣には希望が見えた。

一方でリリーフはかなり苦しんだ。1人で支えた坂本の離脱で田口が配置転換、ワンポイントでもムードメーカーでもチームを盛り立てたが、他球団に比べて圧倒的に左が足りない状況は変わらず、早急に整備が必要。

→2022年戦力分析

先発については、開幕から石川&高橋が揃っているのは頼もしい。ここにシーズン中盤あたりから、故障明けの山野・ルーキー山下あたりが谷間でローテに入ってきてくれると、石川を休ませながら使えてかなり楽になる。

一方救援陣の左不足は顕著。田口は今季もブルペン待機となる見込みで、当面は坂本と2人体制。早い段階で新助っ人スアレスの合流、宮台の復帰、寺島の覚醒など昨季からのプラスアルファが欲しい。

✅主力とサブの戦力差

昨季は戦力が整った6月以降、1軍2軍の大きな入れ替え、打順やローテの組み替えはあまり行わず、ほぼ固定メンバーで戦った。これは故障による長期離脱者を出さなかったからに他ならないが、裏を返せば主力を脅かす程の存在がいなかったとも言える。

コアは強力も、サブや2軍メンバーは高津監督の求めるレベルではないということだろう。まだまだ選手層には不安がある。

→2022年戦力分析

前述の通り、投手に関しては主力とそれ以外で、パフォーマンスや首脳陣の評価・信頼には大きな差があるように感じる。連覇を狙う上で、もう少し下からの押し上げが欲しい。尾花高夫率いる最強の2軍投手コーチ軍団に叩き上げてもらうしかない。

一方野手は上積みがあると感じる。オープン戦で結果を出した濵田・長岡・内山は開幕一軍内定。他にも昨季2軍タイトルホルダーの太田&奥村、足に期待の並木・ルーキー丸山など、昨季ベンチに居なかったメンバーにも期待が持てそう。

投打のキーマン&ブレイク期待選手+α

最後に投打のキーマンと、今季活躍が期待される選手をピックアップ!ここまでの5球団同様、客観的に見てポイントとなる選手3人に加え、ファン目線で選ぶ"裏のキーマン"?的な存在も2人選んでみました😉

✅原樹理投手

"投"のキーマンには原投手。期待しては裏切られた過去はもう忘れます(笑)

原はテンポ良く投げ込み、シュートとスライダーの左右の幅を使って打者を翻弄するピッチングを得意とする投手。ヤクルト先発陣にはあまりいないタイプがゆえに、ローテに居てくれるとかなり頼もしい存在。

今までは左バッターを極端に苦手としていたが、昨季はインコースへの制球に磨きをかけ、引き出しも増えてきた印象がある👍昨季の高橋奎のような活躍で、スワローズの先発になくてはならない存在へとステップアップしてくれるはず‼️

✅塩見泰隆選手

"打"のキーマンは塩見選手!リードオフマンとしてついに覚醒した大器!

ついに"ニグンノテイオー"の汚名を返上し、スタメン定着。積極性・パンチ力・高い走塁意識とスピードを生かし、切込隊長として打線を牽引、他にも代打の川端との勝負を安易に避けられなくする効果も生んだ。

本人のキャラクターや出囃子、フェラーリポーズにCS優勝セレモニーでのズッコケなど、話題にも事欠かなかったよね🐴

今季は三振を減らすことを目標としているが、先頭から積極的にフルスイング出来るのが強みでもあり、その長所は失わないで欲しい!今季も不動の1番としてチームに勢いを‼️

✅濵田大貴選手

ネクストブレイクには、ずっとずっと私のイチオシ、濵田選手❗️パワプロで勝手にオリジナル応援歌作るぐらいには推し活してる(笑)

明豊高校時代にはOBの今宮や同僚の柳田が、プロ入り後は青木や内川がその打撃センスに惚れ込んだ右のスラッガー💪20年のカープ戦、1番スタメン出場した試合での濵田→青木→山田という初回先頭バッターからの3者連続ホームランの奇跡✨覚えてる人居るかな?

高卒4年目となる今季はオープン戦で猛アピール、開幕スタメンに名乗りを上げた👏ヤクルトファンが夢見るのは村上&濵田の左右の大砲コンビでの本塁打王争い。今季その足掛かりとして、スワローズに濵田あり!と知らしめて欲しい🙏気持ち良すぎるフルスイング、一軍で沢山見たいぞ‼️

ここからはファン目線で選ぶ"裏のキーマン"2人⬇️

✅大西広樹投手

1人目は投げっぷりの良さと闘志剥き出しの投球が魅力の大西投手!昨季は33試合を投げ、プロ初勝利を含む3勝0敗7H、防御率2.82と好成績を残した。

3年目となる今季は、キャンプ初日から目の色が違った!誰よりもガツガツしていた‼️古田臨時コーチも注目選手に名前を挙げるほどの猛アピール!

延長12回を考えた時、回またぎもいける大西はチームにとって欠かせない存在となるはず。今季も気持ちのこもった投球で打者をねじ伏せ、大きく吠えてくれ🦁

✅並木秀尊選手

2人目はスワローズが誇るスピードスター並木選手!やっぱり速い‼️見れば見るほどワクワクする✨

今季はスピードに加え、帰塁の技術やタイミングの取り方など山田哲人に教えを乞い、盗塁・走塁に磨きをかけている。

誰にも負けない武器を持つことは必ずチャンスに繋がるはず!山崎晃大朗やルーキー丸山との勝負にはなるだろうが、代走のスペシャリストとして、ダイヤモンドを駆け回ってくれることに期待している🏃‍♂️💨

5000字超えの長文になってしまいました💦
ここまでお読みいただきありがとうございます!

開幕直前の順位予想などしてみようかと思ってるんだけど…間に合えばUPしてみよかな?

それでは、また👋

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?