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名取周一さん

名取周一さんは、『夏目友人帳』の主要キャラクターのひとりです。
アニメでは1期9話から出てきます。

妖祓いの名門、名取家に生まれたけれど、家はずっと『見える者』に恵まれず、廃業。
そこに、『見える』周一さんが生まれ、逆に厄介者扱いをされて、複雑な少年時代でした。

大人になった名取さんは、表の顔は俳優、裏の顔は祓い屋稼業をしています。
普段は、ハンサムで、物腰の柔らかいお兄さん。
私の好きな、眼鏡ハンサム。(名取さんの眼鏡は伊達です。)

名取さんは、祓い屋のときは、冷徹にも無慈悲にも思える一面を見せます。
ですが、名取さんに仕えている笹後、瓜姫、柊の3人の式は、主さまを立てて、『服従』という括りではなく、信頼して名取さんについていっているように感じられます。
それを見ていると、妖に対して、冷たいだけのひとではないのだろうな、と思えてきます。

そういった名取さんは、妖怪と関わりを持ち心を通わせる貴志くんとは、噛み合わない部分もあります。

とはいえ、名取さんは、貴志くんにとって初めての『同類』で、貴志くんを気遣ってくれる貴重な大人のひとり。
お互いに頼り頼られの関係が少しずつ積み上げられていきます。

レイコさんの形見である『友人帳』。
多くの妖怪の命を預かる『友人帳』。
貴志くんは友人帳のことを、なかなか名取さんに話せずにいます。葛藤している。
名取さんも、『友人帳』の存在を知り、密かに探りを入れています。

燃える箱崎邸を見ながら、名取さんに『友人帳』のことを打ち明ける貴志くん。
しかし、名取さんの表向きの言葉とは違う、本音の言葉を聞いたとき、これから2人の道は別れていくのかもしれない、という予感に包まれていきます。
どうか一緒に歩んでほしい。
そう願いつつも、それは叶うのだろうか、と思えてきてしまいます。
今後の2人の関係に、注目していきたいです。

また、名取さんのヤモリのアザ。
左足には行かないアザ。
名取さんに何事も起きないように、無事を祈るばかりです。


名取さんと浅からぬ関係があるのが、的場静司くんです。
祓い屋、的場一門の若き頭首で、強大な妖力を持つ、的場静司。
(名取さんのCVは石田彰さん、静司くんのCVは諏訪部順一さんで、ヲタクとしてはたまらない贅沢です。)

貴志くんも、静司くんとは、望んでではないけれど関わりを持ちます。

静司くんは本来の性質的に、妖怪に対して非情です。
利用できるかどうか、そこにしか興味がない。淡々と、飄々として、神出鬼没。
名取さんとはまた違う、底知れぬ恐ろしさを感じます。

名取さんと的場静司くんの出会いが描かれた回、『歪みなき世界』では、まだ2人は高校生でした。
歳下なのに、名取さんに対してどこか舐めた態度を取る静司くん。
さも自分のほうが上だと言わんばかりの余裕綽々の様子に、名取さんはムカつきます。
もう既に強く、我が道を進む的場静司と、迷い、悩み、道を探している名取周一の対比が鮮やかに描かれた回でした。

名取さんと的場静司、貴志くんと的場静司の関係も、これからの展開が気になる見どころのひとつと言えるでしょう。


名取さんへ、お伝えしたいことが。

名取さん。
冷蔵庫空っぽでしたら、私、何か作りに行きます。
(ジャムは塔子さんにお任せします。)
いつでも構いません、呼び出してください。
お掃除とかもします。
で、ちょっとでいいので、頭撫で撫でとかしてもらえたら、最高に喜びます。
あの優しい甘い声で、「ありがとう」って言ってもらえたら、きっと悶死することでしょう。

「名取さん ああ名取さん 名取さん 
早く7期 始まって」


今日は、この辺で。
オタッキーでごめんなさい。
読んでくださって、ありがとうございました。
また明日。
おやすみなさい。

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